Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

猫の鼻づまり

2008-03-01 | 想い・雑感
ねこのアイちゃんが鼻づまりです
この一ヶ月くらい
鼻をズビズビいわせてます
3回ほど家族が動物病院に連れて行き
注射をしたり薬を飲ませたりしていますが
まったく改善の兆し無し
病名もはっきりせず

猫のアレルギー性鼻炎?
などと考え
漢方薬を水に溶かして飲ませると
一時的に少し良くなるのですが
やはり ズビズバー
最近では名前でなくズビズバーと呼ばれる始末

一体全体 どうしちゃったんでしょうねぇ

あなたは完璧?

2008-03-01 | 想い・雑感
私たちは
生きている間にたくさんの試験を受けます
入学試験 就職試験 資格試験
人によっては幼稚園に入るのまで試験を受けるでしょう

試験勉強をして7割とか8割の得点を取ることは難しくなくても
9割となる難しくなり
10割 一つのミスもなく解答を出すというのは
極めて難しくなります

また 10割を求める試験というもの自体が
ほとんど存在しないでしょう

完璧を期しても なかなか人間に完璧は達成できないのです

医師国家試験という資格試験でもそうです
何割で合格かは忘れましたが
せいぜい7割程度ではなかったかと思います

逆にもしその国家試験で満点を取ったとしても
5年経てば医学の進歩と共に答えが変わることがあります

人というのは
知識という面だけをとっても
不完全な存在です
だからチームを組み システムをくみ上げて
不完全な部分を少しでも無くそうと努力しますが
人智は限られているのです

また分かりうるすべての知識を集めたとしても
たった一人の体の中で
いま 何が起こっているのかを
すみから隅まで正確に把握することなど不可能なのです

ミスをするのが人間
不完全なのが人間
そんな人間が
何が起こっているかを正確に把握できない人体を対象にしているのが
医療の実態です

だから医療事故を0にすることは不可能なことなのです
医療事故に限らず
いわゆる業務上過失致死というものを
完全に防ぐことはできないのです

ならば私たちは
善意の中で起きてしまった事故を
個人の責任として追及するのではなく
何が どこが 問題なのか
何か分かっていないことは無かったのか
どういうふうに改善していけば同じような事故を防ぐ可能性が高くなるのか
ということを議論していくしかないのではないでしょうか

人に完璧を求めることのできるような
完璧な人間は存在しないと思うのです

風の邪

2008-03-01 | 医療・病気・いのち
季節の変わり目に体調を崩す人は少なくない
季節の変化に留まらず
環境が体に及ぼす影響というのはかなりあると思われる

カゼなども
風邪と書くこともあるので分かるように
風の邪が入ってくることにより
引き起こされるという考え方がある

私自身はこれまで
寒冷刺激でカゼをひくと言うより
当直をした後や疲れた後にぽっかりと休息がとれる様なときに
かぜ気味になることが多かった

ところが年齢と共に抵抗力が落ちてきたのか
最近からだが冷えることによって体調を崩すことがある
足が冷たくなり 体表を寒気が走り 頭が痛くなる

これはいけないと
漢方薬を飲んでみた
数日で足が冷えなくなった

これまでも軽いアレルギー性鼻炎にたいして
漢方薬を時折服用したりと
割と漢方薬のお世話にはなっているのだが
体が温まって体調が良くなるという経験ははじめて
ただどちらかというとお年寄り男性に処方するものであったのが
すこし 引っかかる

一般的に
消化器外科医は漢方薬を利用することが少なくない
その場合は 西洋薬的感覚で使用することが多いのだが
私は独学ながら 漢方的発想でも診療をするように心がけている
つまり 病気自体をみる西洋的発想と
    体全体の体調や体質をみる漢方的発想とを
組み合わせて診療するようにしている

今回の自身の体調変化を実感し
さらに勉強を進めてみようと思っている