Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

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ダンジーブログ

後発医薬品

2008-03-30 | 想い・雑感
どんな製品でも
完成するまでには多くの工程があるでしょう
原料 部品 部品の部品 ・・・
完成品に問題がある場合に いったいどこに責任の所在はあるのでしょうね

医薬品でも同様に
完成までには多くの工程があると思われます
いわゆる西洋医薬品は
化学構造(分子式)がはっきりしたものを使用していますから
その構造がわかり 製造する能力があるならば 
どこの会社でも基本的にはできるはずだし 効果にも違いはないはず

ということで後発医薬品の出番となるわけですが
時に大丈夫かな と思うことがあります

1:供給体制
 それほど大きな会社でないような場合
 製造が追いつかず 必要なのに手にはいらないことがある
2:アレルギーなど
 薬の有効成分は同じかもしれないが 有効成分以外の
 薬の安定化剤 カプセル コーティング剤その他
 が微妙に異なることがある
 すると 同一の薬剤として処方しているのに
 後発医薬品にしたとたんアレルギー症状が出ることがある
3:品質管理
 医薬品の成分すべてを一つの会社で作るわけではないし
 原料を供給する会社もいろいろあるであろう
 その原料の品質管理は大丈夫なのか
 先日アメリカでヘパリンが問題になった
 その原料の一つを中国から輸入しており
 使用患者さんから死者まで出てしまっていた

安全性さえ確保されていれば
後発医薬品の使用に何の問題もないでしょうが
後発品が必ずしもそれまで使われてきた先発品と同質ではない
ということは知っておく必要がありますね

それにしても問題が起きたらだれが責任を取るのでしょうね
後発品購入を勧める厚労省?
後発品製造者?
後発品を選ぶ患者?