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プラスチックのa≒415のリコーダーなのだ。価格は1万円もするのだが、なにしろ、こういうのの金型を作るには億の金がかかるのだそうだ。1万本作っても1万円だよ。がんばった価格だと思う。
昔々、やはり全音で、ブレッサンとステインズビーJrのモデルがプラスチックで発売されて、それはプラスチックで昔のオリジナルのレプリカを安く提供するすばらしい試みだったが、なかなか良いのだが、アルトは詰まってしょうがなかった。
今回、モダンピッチの時もおそるおそる購入したのだが、今回の415も値段も値段だったし、ちょっと躊躇したのだが、買ってよかった。すばらしい。詰まらないし、ウィンドウェイの設計がうまくいっているのだろう、適度な抵抗があって音のコントロールに融通が利く。
僕にとって、プラスチックはそこらへんに放っておいて、気が向いたらいつでも吹く楽器なので、組み立てて、リコーダー立てに立てて、もうしまわない。気が向いたら、もう2,3本買って、予備に、友達に415を体験させてアンサンブルをするために、あるいはそのうち売り切れてしまって二度と発売されなくならないように、とっておこうかなあ。