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次女が餡ドーナツを買った

2019年10月11日 | シロート考え

 次女がどういうわけか餡ドーナツを買った。普段買わないのに、じっと見つめて、そして買った。なにが次女の心をとらえたのだろうか?

 もう半世紀も昔、子供の頃近所の「たびや」というもちろんきっとその昔は足袋屋だったのだろう駄菓子、雑貨、文房具屋でよく買って食った餡ドーナツとそっくりだ。1個5円で、その頃の小遣いは一日10円で、それを20円か30円にして、4個か6個か買うのがなんというか、たまのごちそうで、楽しみにしていたのを思い出す。たかが5円の駄菓子なのだが、一番好きだった。近所のガキどもも一番うまいと言って人気だった。
 それがある日、たぶん仕入れ値が上がって、1個6円になったのだ。たった1円というが、5円と6円じゃあとても違う。子供の感覚では20%とか考えたりはしないが、10円で2個と、20円出しておつりが軽い1円玉まじりでシャラシャラ返ってくるのがなんていうか質的大変化で、その後だれも買わなくなってしまったらしい。子供心に釈然としないというか、不思議な感覚だった。