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上海の食事情その1~diage

2007年06月26日 | せずにはいられない・・旅の話
上海の食事情その1~diage







”ここ、面白いんですよ



私より5~6歳くらい年下だろうか、
上海の駐在員の若手社員が、嬉しそうに話す。


上海 東湖路にある、レストラン ”diage”


昔、スペイン人が住んでいたという古い洋館を
日本の某建築会社がリフォームして
モダンな1軒屋レストランに仕上げている。

青山のideeに勤めていらしたという
シェフ兼店長さんが
斬新なアイディアで、このレストランをきりもりする。


例えば、これ 


 雑貨がところ狭しと並べられる


レストランの横に、雑貨市場みたいな
空間を作って、

手作りの雑貨やら、お皿やら、洋服やらが
ところ狭しと飾られている。

自分の作品を見て欲しい、
気に入ったら、買ってほしい、
若い人に立ち寄ってほしい・・・

と、みんなの気持ちがひとつになった場所。

日本人の作品も、中国人の作品も、
そのほかの国の人の作品も、ある。

若いアーティストやデザイナーの卵の作品たちだ。



そして、ウェディングも・・・


 ウェルカム・ボード



このド派手な、カラオケのVTRに出てきそうな
ウェルカム・ボードに驚いていたら
これは、結構品の良いほうなのだと教わる。

もっと過激にLoveLoveな二人の写真や
カラーでばっちり・くっきり・・・な写真を
大きく飾るのが、一般的というか、
流行だそう・・・。


ブライダル・ビジネス関連は今、
少子化・地味婚な日本より
中国へ進出するのが、正解だろう・・と思った。





建物の外観



”部屋の中にまで、つたが生えていたんですよ。”

と、店長。


それを見事にリフォームして、個性的な
空間を作り出している。



 
店内にはリビングのような空間も。




そして、私達が食事をしたサンルーム風の空間。





私はやっぱり、この空間が一番好き。

なんとコーナーに飾ってある絵画は
店長さん自らの絵画。

”美大出身ですか?”

とたずねると

”そうなんです。この間も絵が売れて
 嬉しいです

と、店長は今取りかかっている絵画のデッサンも見せてくれた。

ヒロ・ヤマガタのような楽しげな空想的な町並みの
絵で、色彩はパリ風。
私は、彼の絵画の、色彩がとても、好きだった。


好きな絵を描いて、お客様が喜んで買ってくださる。
好きな料理を楽しんでもらう、素敵な空間の
マネージメントも、任せてもらう。


自分のインカネーショナル・スターと
ソウルスターがつながっていて、いいですね

私が言うと

店長さんは、ちょっと意味がわかるような
わかんないような表情をしながら、

照れくさそうに、頷いた。



オードブル



キリリと冷やした、キウイフルーツの果実酒と

爽やかな中国産の白ワイン(これ、本当にすっきりして美味しかった)

にぴたりとあう、自然な味のガスパッチョと
一口づつの、オードブル。

ここは、表参道なのか、上海なのか、わからなくなる。




パスタも大盛で、しっかりとした味。




会計時に、面白いことを知った。


ひとつは、中国では、”割り勘”というのが、無いということ。

初対面でも、もう二度と会わない間柄であったとしても
女性であっても、年下であっても、関係無く、
誰かが、全員の分を支払うのだそうだ。


もうひとつは、領収書。






公の領収書の習慣を義務付けるため
この領収書は、くじ付になっている。


シルバーのところをコインで削ると・・・


対外ははずれらしいが、この日は

<5元>のあたり

中国在住の皆が、”はじめてみました”というくらい

希少な、当たりくじの、領収書だそうだ。












上海の、古き良き時代の余韻が残る洋館で

アートに囲まれながら

非日常を、味わえる・・・


そんな、 レストラン ~diage。












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