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季節の、美味しいもの

2007年07月14日 | 見つけたHappyたち
季節の、美味しいもの




食に携わる仕事をしている私が
こんなコト言っていいのか分からないけれど

私は、基本的には

ちょっと固めに炊き上げたご飯と
梅干があれば、満足なのだ。


そこにお野菜とか海草がたっぷり入ったお味噌汁と
旬のお魚とかあれば、大ご馳走。



和歌山産の、鮎




嵐の前の静けさ

今日はそんな、雨の休日。


台風が来ることなんて予測していなかったけれど
私にしては
本当にめずらしく、この3連休は
何の予定もいれていなかった。

最小限の息子関連の予定だけ。


窓の向こうは、

まっすぐに降り続く雨。
止みそうにない、雨。  


時間にも、気持ちにも、いつもより余裕が感じられる。

こんな日の夕食は、

季節の美味しいものを、食卓に並べてみよう。








京都から、加茂茄子のお漬物が届いた。

母御用達の、創業200年を迎える、
老舗の呉服屋さんからだ。


京都の老舗は、東京なんかより
ずっと年季が入っている。

だから、お付合いも、息がながい。


母も、祖母も、
普段着として家で着物を着ているくらい、”キモノ通”だった。

私は、その母の娘なのに
子供を産んでからは、着物を全然着なくなってしまった。

もちろん、
その京都の呉服屋さんも、私が着物を着ないことは、
ご存知だ。

母が亡くなって、一年経つのに
今度は私宛に、
季節のものを送ってくださるのは

母への気持ちもあるだろうけれど
いつの日か、私が
着物に目覚めるであろうことも、わかっているかのようだ。

・・・私でなくても、

私には、二人の可愛い14歳と11歳の姪っこがいる。

そのことも、ご存知。


これからも、長い長い

次世代へ続くお付合いを・・・。


これぞ、京都の老舗のなせる業。


ほんのり、甘い、まだ漬けたばかりの
水水しい、加茂茄子のお漬物を頂きながら、

しばし、京の夏に、思いを馳せる。







白い桃、赤い桃



雨の中、大事そうに宅配の人が
この包みを抱えて、玄関に立っていた。


またまた、私宛に・・・。

送り主は、元国際基督教大学名誉教授の
タケダキヨコ先生。

先生とも、ご先祖様つながりの関係だけれど

母が長いこと聖路加国際病院に入院、通院していた時
やはりタケダ先生のご主人様も入院、通院されていた。

病院のロビーで度々先生と挨拶を交わし
看病の労をねぎらいあった。

今は、タケダ先生のご主人様も母も
この世にはいないけれど、

タケダ先生は、私にとって、
尊敬すべき
大おばあちゃまのような方。

心のこもった手紙のやりとりをして頂いている。

そのタケダ先生から、
なんとも粋な季節の味が届いた。


”岡山産白桃と山梨産水密桃”
(白い桃と赤い桃)










白い桃と赤い桃の違いは
開花して結実する際に
開花後60日を目安に、

袋をかけるのが岡山(白)
袋をかけないのが山梨(赤)


岡山の桃への考え方は
農家の袋がけの作業が大変であっても
白い桃を生産することにより
熟度が外観で判断出来、フレーバーが強まるという。

山梨では
自然の光に果実をより多く浴びせることにより
桃本来の美味しさを追求しようとしているとのこと。

西のくだものどころ、岡山
東のくだものどころ、山梨


まずは、ご先祖様と母にお供えをして

季節を楽しんでいただく。



神様から届けられた

季節の、美味しいもの。


食卓を感謝でいっぱいにしながら、

きちんと手をあわせて、息子といつもの言葉から・・・。


”神様、頂きます。
 ママ、頂きます。











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