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蒲郡プリンスホテル

2007年07月30日 | 旅館&Hotel
蒲郡プリンスホテル





東京在住の私達にとって
”がまごおり”はピン、とこない場所だ。

東海道新幹線に乗ると、たいがい
名古屋までビュッとノンストップで行くし、

こだまでいく場合は、
熱海か、あるいは三島まで。

”蒲郡”は
豊橋から、ローカル線に乗り換えて10分くらいの場所にあり

なんと、温泉やマリーナなどがある
中京地区在住の方々の、リゾート地なのである。




蒲郡プリンスホテル エントランス


昨年夏から、用事があり、
今回で3回目になる蒲郡訪問。 
そのうち、2回は
この蒲郡プリンスホテルに宿泊。


蒲郡の小高い丘に突如として現れる
美しいクラシックホテルだ。

そして、部屋から、ダイニングから、
その見事な眺望が、

これだ






竹島



湾に浮かぶ小さな島の入り口には
大きな鳥居があり、

スピリチュアルな島であることが、想像出来る。

静かな三河湾と竹島をぼんやり眺めることが出来る
最高のロケーション。


このホテルは、昭和9年に名古屋の織物商 
滝信氏が建てたホテル。

歴史は第二次世界大戦へと向かい、
日本陸軍病院となったり、米軍に接収もされた。

三河大地震や台風の被害にもあいながらも

昭和30年以降、
皇太子殿下、清宮様、天皇皇后両陛下が毎年のように
宿泊された。





立派な日本庭園





景気の波にもまれながら、
昭和55年、蒲郡市へホテルは売却された。

その後、蒲郡市よりプリンスホテルへ売却された
経緯をもつ。


プリンスホテルなのに、何故クラシックホテル?と
最初不思議に思ったが
この地で、これだけの古い建築様式のホテルを
維持していくことの難しさを感じる。





小さめの、ベッド



部屋は少し、狭い。

ベッドも小さくて、大人の男性では
足がはみ出してしまうのではないかと
心配してしまう。

でも、カーテンを開けた
窓からの竹島のビューが何よりの贅沢となる。







ここの、アメニティが面白い。

立派なポーチの中に
歯ブラシ、ヘアブラシ、ヘアキャップ・・・などなど
アメニティがぎっしり入っている。


そして、

何よりお楽しみなのが、ホテルの朝食。


目の前に広がる三河湾と竹島を望みながらの
朝食が、

これだ 








コーヒーカップは古き良き時代を
彷彿とさせる、ホテルの外観が描かれたもの。

バタークーラーやトーストを入れるバスケット、
レモン絞り、ジャムの器・・・・


すべてが年季の入った、
磨かれた銀器だ。


普通のアメリカン・ブレックファストだが

銀器づくしで供されると

それは、特別な、貴族的な”ご朝食”と、なる。




クラシックな、ロビー





以前、ブログでも書いたけれど
私は、クラシックホテルが大好きだ。


クラシックホテルでは

なぜか、一杯の紅茶がとても美味しく感じられる。

なぜか、支配人さんと仲良くなれるような、気がする。

なぜか、”時”が静かに流れている、気がする。



すこし暗いロビーには
必ずといっていいほど、

素晴らしいステンドグラスがあり

そこから差し込む色とりどりの光に
ココロが満たされる。



蒲郡プリンスホテル。


おそらく、クラシックホテルの、穴場。

是非、一度

東海道新幹線で名古屋までひとっ飛びせず
途中で下車して、
訪れてみては、いかがでしょう・・















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