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柴又で、花火

2007年07月25日 | せずにはいられない・・旅の話
柴又で、花火



銀座で浴衣に着替え、髪を結い上げて
街を歩く。

ちょっと目立つ。

そう、東京では、やっと夏らしい日差しが出た昨日の午後。

まだ、梅雨明けしていないので
浴衣は時期尚早に・・・感じるのも無理はない。

素足に下駄をはき、
カラン、コロンと鳴らしながら

背筋をいつもより、シャン、と伸ばして

浴衣で歩く銀座も、なかなかいいもの




千代田線に乗り、金町へ。

金町のホームへ降り立ったとたん、
私の浴衣姿は、一般的な姿となり
かえって、Tシャツや夏服のままの女性が
やけに、”手抜き”に見える。

そう、この金町から京成線で一駅。

”葛飾、柴又”。

男はつらいよ、の寅さんで
あまりに有名なこの地を中心に
花火大会が開かれた。



駅では、寅さんが出迎えてくれる




東京生まれの私だが
実は、柴又ははじめて。

帝釈天へ通じる参道は
映画のセットさながらの、
下町情緒あふれる、昔ながらの店が軒を連ねる。

本当は、
写真を撮ったり、
店をのぞいて、手土産でも・・・というところだが

何しろ、花火大会当日。

人、人、人、人、人、人・・・・・・

歩くのがやっと、である。

今度何も無い、静かな平日の昼間にでも
ぷらっと遊びにきたいな・・・

外国人の東京案内にも、いいかもしれない。
風情のある、小さな町。






花火大会の特別会場、
川千家さんを見つけ、ほっとして、店内へ。

窓越しに、それこそ、天然スタイルの
”オープンキッチン”では
いせいのよい、気合のはいった、ちょっと強面の職人さんが
うなぎをさばいているのが、見える。

今日は、特別にこの川千家さんの5階の屋上から
花火大会を鑑賞。
そして、
花火のあとは、美味しいうなぎ・・・

なんて、素敵な企画なのでしょう








すぅっと、夕涼みの風。

上弦の月。 一番星。

帝釈天を見下ろしながら、花火が、はじまる。









一発、一発

夜空に大輪の花を咲かせる。


あれは、ひまわり、
あれは、ちょうちょ、
あれは、お星さま・・・

夜空に色とりどりのクレパスで

一瞬の夢が描き出される。









花火の撮影は、三脚を持って
気合を入れて、望まないと、
相当腕のある人でも難しいという。


私は愛用のEOSは、
浴衣姿の巾着には入らないのであきらめて
IXYで、撮影にトライ・・・。

デジカメならではの、微妙なシャッターのずれ。

花火の美しさは、本当に一瞬の出来事。

来年までに、もうすこし、腕をみがかねば・・・












”私は、どぉーん、どぉーんと
次々に迫ってくるみたいなのが、好き


花火を見ながら、そう言うと

隣で見ていた、素敵なおじさま、ヒキチさんが

”ぢゃあ、男もそういう、迫ってくるみたいのが、いいんだ


・・・・そっ、そういうわけでは、ないんだけれど・・・・・











一万発の花火は、一時間ほどで全て
打ち上げられた。


名残惜しい気持ち。

このまま、しばらく、この夜風にあたっていたい気もする。


・・・しかし、今夜のメインが、待ち構えているという・・・



・・・これだ 









私好みの、少し固めのご飯に
江戸風の濃い味付のたれがしみていて、

肉厚のうなぎが、気前良く盛られている。



浴衣を着て、

柴又 帝釈天のそば

屋上から、目の前に上がる花火を観て、

美味しいビールと

・・・うなぎ。



2007年の夏が、はじまった。












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