国賓を、お迎えする
早いもので、福田首相と胡国家主席を
お迎えしてから1週間経つ。
一通りの新聞、雑誌、TVの取材も、放映もめどが立ち
今回の胡主席の訪日のスケジュールに関しては
”良く考えられた訪日日程でしたね。”と
色々な番組で報道され、
私どものところへの訪問も好評であったので
心底、嬉しいし、ホッとしている
福田首相をお迎えする
私の第一の目的は私の曽祖父母 梅屋庄吉夫妻と
孫文先生・宋慶齢女史の友情の歴史を
胡国家主席と福田首相にお話をし、
両国の歴史問題に少しでも光を
もたらしたい、ということであった。
胡国家主席と福田首相に歴史資料をご説明する
こちらは先日のブログにてご報告したので
今日は皆さんが大いに注目をされた
会食会の準備についての、お話。
会食会のテーブルセッティング
ゴールデンウィークを間近に控える中、
メニュー、ワイン、お花など
私の分野で本格的に動ける期間はごく僅かだった。
ほぼ、同時進行で数日の期限内でこれらの
案を提出、首相官邸ならびに外務省からの了解を待つ。
この間にも
食材や花材はゴールデンウィークが始まると
手配が難しくなるので、少しづつ押さえていく・・・。
まず、テーブルセッティングに使いたいものは
決まっていた。
着物の帯仕立てのテーブルランナーで、ある。
これは着物が大好きだった母が
日本刺繍の草乃しずか先生に作っていただいた
テーブルランナーで、
日本古来の四季の花が丸紋に刺繍されている。
外国からの賓客をおもてなしする時用に
母が生前、あつらえていたものだ。
これに、私がWelcomeのお花のアレンジを考える。
お花にはさまざまな意味があるし、
色にもさまざまな意味がある。
中国のお祝いや喜びの色はやはり<赤>。
そして、今の季節に咲いている花・・・
<芍薬>を中心に
ダリアやクレマチスなど、そして
”桜の咲く頃の訪日”のお約束、を取り入れて
山梨県からとりよせた
<八重桜>も枝ものとしてアレンジに取り入れた。
和風とも、華風ともいえるアレンジメントは
会場を明るくさせた。
写真のベージュの屏風は
なんと、国賓をおまもりする特別な屏風。
1枚数100Kgもあるもので
普段は迎賓館に設置するものだという。
シャンパーニュと、ワイン
日本ソムリエ協会の理事、
ワインの機関誌の編集長で、
ご自身でのワインの講座もなさっていらっしゃる
青木冨美子先生が開かれたパーティーで
西川 恵先生による<ワインと外交>という
お話を伺ったことがあった。
ワインは外交上、大変重要な役割を果たすという
西川先生のお話を覚えていた私は
メニューが出た段階で
青木冨美子先生にワインのご相談に
のっていただくことにした。
冨美子先生はご多忙にもかかわらず
すぐに対応をしてくださり、
私もうっとりするような、
素晴らしいお料理とのマリアージュのワインを
ご提案くださった。
何度かシェフたちとやりとりを交わし、
試食し、再度トライし・・・を繰り返したお料理と
このワインなら・・・
国賓をお迎えする準備がほぼ、整った。
その、前日の夕刻のこと。
”福田です。”
と首相からお電話。
テレビの記者会見と変わらない口調で、
今回の夕食会のワインをご自身でお持込になられると
話された。
お持込になられるのは
首相がお選びになった、カリフォルニアの赤ワインと白ワイン。
”乾杯のシャンパーニュはいかがいたしましょう?”と、私。
シャンパーニュはこちらで選んだもので、ということになった。
これもやはり<ワインと外交>に絡んでいて、
外交上における、ワインの役割について
実際に貴重な体験をしたことに、なる。
和やかな夕食会のスタート。
乾杯はLouis Roederer Cristal Brut 2002
テレビや新聞で報道されたように、
この夕食会で<パンダ>の話が決まった。
そして、テレビで好評を頂いた
ウェルカムデザート”五輪のケーキ”は
実は、私のアイディア。
デッサンを書いて、
パティシエに”作れる?”と聞くと
”出来ますよ。”と。
とても可愛く仕上げてくれた。
夕食会が終わり、玄関で胡国家主席に
お見送りのご挨拶をする。
”北京オリンピックのご成功を
心よりお祈り申し上げます。”と私。
握手の手はとても、温かだった。
ここで、ちょっとしたハプニング。
胡国家主席が私の後方にいた
お店のスタッフのところまで歩み寄り、
そこにいた3人のスタッフとも握手をされた。
みんな、驚きと感激だったよう。
こうして、
胡国家主席と福田首相のお二人をお迎えする、という
私の<大きな仕事>は無事、幕を閉じた。
・・・PS.この後
日本と中国のテレビや雑誌、新聞などの
報道陣の取材は夜遅くまで続きます・・・
早いもので、福田首相と胡国家主席を
お迎えしてから1週間経つ。
一通りの新聞、雑誌、TVの取材も、放映もめどが立ち
今回の胡主席の訪日のスケジュールに関しては
”良く考えられた訪日日程でしたね。”と
色々な番組で報道され、
私どものところへの訪問も好評であったので
心底、嬉しいし、ホッとしている
福田首相をお迎えする
私の第一の目的は私の曽祖父母 梅屋庄吉夫妻と
孫文先生・宋慶齢女史の友情の歴史を
胡国家主席と福田首相にお話をし、
両国の歴史問題に少しでも光を
もたらしたい、ということであった。
胡国家主席と福田首相に歴史資料をご説明する
こちらは先日のブログにてご報告したので
今日は皆さんが大いに注目をされた
会食会の準備についての、お話。
会食会のテーブルセッティング
ゴールデンウィークを間近に控える中、
メニュー、ワイン、お花など
私の分野で本格的に動ける期間はごく僅かだった。
ほぼ、同時進行で数日の期限内でこれらの
案を提出、首相官邸ならびに外務省からの了解を待つ。
この間にも
食材や花材はゴールデンウィークが始まると
手配が難しくなるので、少しづつ押さえていく・・・。
まず、テーブルセッティングに使いたいものは
決まっていた。
着物の帯仕立てのテーブルランナーで、ある。
これは着物が大好きだった母が
日本刺繍の草乃しずか先生に作っていただいた
テーブルランナーで、
日本古来の四季の花が丸紋に刺繍されている。
外国からの賓客をおもてなしする時用に
母が生前、あつらえていたものだ。
これに、私がWelcomeのお花のアレンジを考える。
お花にはさまざまな意味があるし、
色にもさまざまな意味がある。
中国のお祝いや喜びの色はやはり<赤>。
そして、今の季節に咲いている花・・・
<芍薬>を中心に
ダリアやクレマチスなど、そして
”桜の咲く頃の訪日”のお約束、を取り入れて
山梨県からとりよせた
<八重桜>も枝ものとしてアレンジに取り入れた。
和風とも、華風ともいえるアレンジメントは
会場を明るくさせた。
写真のベージュの屏風は
なんと、国賓をおまもりする特別な屏風。
1枚数100Kgもあるもので
普段は迎賓館に設置するものだという。
シャンパーニュと、ワイン
日本ソムリエ協会の理事、
ワインの機関誌の編集長で、
ご自身でのワインの講座もなさっていらっしゃる
青木冨美子先生が開かれたパーティーで
西川 恵先生による<ワインと外交>という
お話を伺ったことがあった。
ワインは外交上、大変重要な役割を果たすという
西川先生のお話を覚えていた私は
メニューが出た段階で
青木冨美子先生にワインのご相談に
のっていただくことにした。
冨美子先生はご多忙にもかかわらず
すぐに対応をしてくださり、
私もうっとりするような、
素晴らしいお料理とのマリアージュのワインを
ご提案くださった。
何度かシェフたちとやりとりを交わし、
試食し、再度トライし・・・を繰り返したお料理と
このワインなら・・・
国賓をお迎えする準備がほぼ、整った。
その、前日の夕刻のこと。
”福田です。”
と首相からお電話。
テレビの記者会見と変わらない口調で、
今回の夕食会のワインをご自身でお持込になられると
話された。
お持込になられるのは
首相がお選びになった、カリフォルニアの赤ワインと白ワイン。
”乾杯のシャンパーニュはいかがいたしましょう?”と、私。
シャンパーニュはこちらで選んだもので、ということになった。
これもやはり<ワインと外交>に絡んでいて、
外交上における、ワインの役割について
実際に貴重な体験をしたことに、なる。
和やかな夕食会のスタート。
乾杯はLouis Roederer Cristal Brut 2002
テレビや新聞で報道されたように、
この夕食会で<パンダ>の話が決まった。
そして、テレビで好評を頂いた
ウェルカムデザート”五輪のケーキ”は
実は、私のアイディア。
デッサンを書いて、
パティシエに”作れる?”と聞くと
”出来ますよ。”と。
とても可愛く仕上げてくれた。
夕食会が終わり、玄関で胡国家主席に
お見送りのご挨拶をする。
”北京オリンピックのご成功を
心よりお祈り申し上げます。”と私。
握手の手はとても、温かだった。
ここで、ちょっとしたハプニング。
胡国家主席が私の後方にいた
お店のスタッフのところまで歩み寄り、
そこにいた3人のスタッフとも握手をされた。
みんな、驚きと感激だったよう。
こうして、
胡国家主席と福田首相のお二人をお迎えする、という
私の<大きな仕事>は無事、幕を閉じた。
・・・PS.この後
日本と中国のテレビや雑誌、新聞などの
報道陣の取材は夜遅くまで続きます・・・