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音楽音響療法

2008年05月29日 | memory
音楽音響療法




私は、音楽を信じている。


心の深いところまで寄り添ってくれる。

勇気を与えてくれる。
元気が出てくる。


脳科学者で有名な、茂木さんも
音楽の果てしない可能性について
よく文章を書かれている。


私は昨日、

持ち前の好奇心とフットワークの軽さで

<音楽音響療法>のサロン、Sound Fortunaに出かけた。









まるで、誰かのお家に伺ったような佇まいのサロン。

玄関では優しそうな女性が迎えてくださる。

リビングのようなところでまず、カウンセリング。


目の前に置かれたパンフレットで
そのサロンが国際音楽音響療法研究会のものであり、
癌・白血病・C型肝炎・糖尿病・心の病の方の
病状の改善が目的のサロンであることを、知る。

<ガンウィルス、血液の病を改善します>

という文言が目に飛び込む。

そう、母は悪性リンパ腫で闘病の末、亡くなった。

まず、<母を連れてきてあげたかった

の気持ちでいっぱいになってしまった。


抗がん剤を打ちながらも病状が悪化していく中で
何とか他の療法が無いものか、と
色々な病院や民間治療、漢方医などにも行った。
あの頃のことが、ふと頭をよぎる。


・・・とはいえ、このサロンがOPENしたのは
ほんの2ヶ月前なので
当時はまだ存在していなかったのだが。


そして、このサロンはどうやってそれらを改善するのか、というと

脊髄と細胞に音楽を響かせ、体温を38度に高めるというのだ。

この38度、というのは私たちが胎内にいた時の体温。
そして、脊髄で音を聞く、というのは
私たちが胎内で音を聞いてきたのはなんと

耳からではなく、
脊髄で聞いていたのだそうだ。 

つまり、<赤ちゃんにもどる>療法







私たちは母親の愛情を羊水の中で揺られながら
波紋の響きを脊髄で感じ、愛情を感じていたのだ。

<呼吸音><血液音><鼓動>の響きをカラダで感じ
共鳴しながら、心に安らぎをえて、成長する。

胎児音感は音響療法の原点なのだという。

音楽の波動エネルギーを治療効果の高い
<經脈><ツボ><脊髄>に響かせ
カラダを発熱させ、血液を温め
血流と臓器を活性し
自己治癒力を高め、生命力を蘇らせるという。



オーラソーマのペンダントをかけていた
スタッフの女性に説明を伺う。

私は、”オーラソーマやっていらっしゃるのですね。”と
声をかける。

”はい。このペンダントはB74です。”と彼女。

”トライアンフ(勝利)ですね。”と私。

”私みたいな健常者はここにはいらっしゃらないのですか?”と私。

”いいえ、リラクゼーションや予防医学の面でも効果があります”と彼女。



そんな会話の後、
いよいよ、私もその胎児期の体験から
免疫力をあげる、という音楽音響療法にトライ。









まず、体温を測定。 36.6度。少し高め。

そして、ゆったりとした革張りのソファに横たわるだけ。


しばらくすると、

息子がお腹にいた時に
超音波エコーの機械から聴こえてきた胎内の音が聞こえてくる。

胎内の音が
脊髄にも刺激が伝わり、やがてうっすらとヴォーカルも聴こえてくる。


胎内音が聴こえてきたことと、
先ほど、病気の母のことを思い出した私は

だんだん感極まってきて涙があふれてきた。


私の母は若い頃から病弱だったため、
第2子である私を妊娠したときに
まわりから

”産むの、やめたら。”といわれたそうだ。

しかし母は、

”どうしても、この子は産むんだ。
産まなければいけない”と

そういう気がして、貴女を産んだのよ。

母の言葉を思い出す。


細い体で、私のような骨太な子供を産むのは大変だっただろう・・・


そう、胎児からスタートした気持ちになり
ひたすら、母への感謝の想いがあふれてくる。


溜めている、潜んでいる、忘却された感情が
涙となってあふれるのも、浄化。


その間も、脊髄への刺激と胎内音と静かな音楽は続き

いつしか私はコトン、と眠りにつく。








目覚めたのはまだ静かに響く胎内音。
それがいつしか、止まる。

カラダは、ただソファにもたれていただけなのに
ぽかぽかしている。

岩盤浴の後のような汗は出ないけれど
カラダの芯からぽかぽかしている。


スタッフの女性がまた体温計を持って
部屋に入ってくる。


体温を測ると、37,5度。

”しっかり、体温、上がりましたね。”


そのぽかぽか感はその後も
3~4時間ほど自覚症状が、あった。

音の響きで体温が高くなるって本当だ。

すごいっ



”またこの音をカラダが必要と感じた時に、来てください。”

そう言われて、サロンを後にした。


これを長時間あるいは継続的にやることによって
あるいは本当に母のような免疫系の病気は改善されるかもしれない。

あと、恐らく
私は母との関係は良好だったのだけれど

拒食症やぜんそくなど、母子間の関係性が原因とされる
病状をもつ方や、

何か前向きになれないなど、心にもやがかかっている方などにも

本当に胎児の記憶に戻るところから体験できるので
何か良い方向に向かうきっかけになるかも、しれない。


このブログを読んでいる方の中に

ご家族が病気療養中という方もいらっしゃるかもしれない。

かつての私のように
出口の見えない家族の病気を支える中で

こういう療法もあるのだということが、お伝えできれば幸いでもある。


実は、お値段も高くない。
なので、通う事の出来る、お値段だ。



はじめての音楽音響療法の体験の、お話。