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生き物文化誌学会 軽井沢2008

2008年05月18日 | 軽井沢Story
生き物文化誌学会 軽井沢2008






今日は気になっていたベランダや玄関の花の植え替え。
無心になって土いじりを、する。


緑の風薫る中、
夏の花が揺れる。 


ふと、先週軽井沢で行われた
生き物文化誌学会のテーマを思い出す。





今年の信州例会のテーマは

<庭 そのⅡ~景観>だった。

この生き物文化誌学会は
秋篠宮殿下を中心に、私達ヒトも含め、
ありとあらゆる<生き物文化>について
研究発表やシンポジウムが開かれる、

とてもユニークで、アカデミックな学会だ。


私は心身ともに疲れがピークであったにも関わらず
とりあえず、新幹線あさまに飛び乗る。

そう、軽井沢の万平ホテルに行けば
みんなが温かく迎えてくれるのが、わかっているからだ。








山田支配人はいつものお部屋を用意しておいてくださる。
母が亡くなる前、ずっと長期に滞在していた
ウスイ館のベランダのある、あの部屋。

新緑と、桜がいっぺんにくる軽井沢。

冬には猿も遊びにくる部屋のベランダに出て、深呼吸。


さあ、そろそろ学会の始まる時間。







テーマが<庭>なので、
ガーデンデザイナーでもあり、おなじみバー・フレンドの
カヨコさんにお声をかけたら、
昨年に引続き、参加。

そう、私達は飲むだけでなく、
一緒にお勉強もするのだ


基調講演は
桐蔭横浜大学医用工学部 特任教授、
中部大学応用生物学教授である沸井史郎先生。

<生物の多様性が表出した日本の景観文化>
~環境応答としての農的生活に学ぶ未来への解~

と題され、生き物とヒトとの歴史的な関わりの姿や
EU(特にドイツ)を例にした
自然を多元的世界として捉えた、多自然型の
都市再生の潮流などが紹介された。


<地球こそ、Garden>。

先生のこのコトバは
多くの夢と多くの課題を私達に提示された。

日本の自然は、空間だけではなく、
心象にも投影し、その自然観が優れた文化・芸術を生むという。

私達、日本人の感性が国際競争力につながっていくという。


1本の木を植える、ということは
自分のためだけではなく、公益的な意味を持つ、と先生。


隣で、カヨコさんが言う。

”それでもまだ多くの人は
200万円のプラズマテレビを買うけれど
1本10~15万の木を植えるのには抵抗を示すのよ。”と。




京都の詩仙堂の、竹林



東京農業大学の湯浅浩史先生は

<松と竹の景観>についての研究発表をされた。

そして、

帝国ホテルインペリアルタワーやNHK放送センターの建築に携わった
株式会社 山下設計の横山孝治社長は

<建築と人間のかかわり>について、事例をあげながら発表された。



その後、3者によるパネルディスカッションが行われた。

いつしかテーマは

<環境問題>へとつながっていく・・・。


いつも、鋭い質問を投げかける
秋篠宮殿下も、今回は静かに論議の行方を見守られていた。


ヒトを含む生き物と、
豊かさと、
その先にある地球環境・・・。


それぞれに疑問をなげかけたまま、
その日のプログラムは終了となった。







カヨコさんと私は、学会終了後
いつもの、バーに移動した。

実はこの生き物文化誌学会 軽井沢例会の時期は
カヨコさんのお誕生日に近いということもあって、

私達の2次会は
バーでカヨコさんのお誕生会。


塾のテストが終わってから
一人、新幹線に乗り、軽井沢にやってきた息子も
バーでの2次会から合流。


シャンパーニュと、(息子はノン・アルコールカクテル)
やきそばと、チャーハンの

私達のための、万平ホテルのバーの
オリジナルメニューが登場


なぜか、お隣の席に座っていた
日本でワイナリーを持っていらっしゃる
某ワイン会社の社長さまが

このオリジナルメニューとシャンパーニュ、

”私は、男性なので、こちら(私達)の勘定は
私の部屋につけてください。”

と、なんと気前の良い

で、ラッキーなことに、ご馳走になりました




カヨコさんのお誕生日祝いのケーキ


バーでは、初対面の方でも
何だかすぐに仲良しになってしまう。

だいたい、バーに息子がいる、という状況も
普通なら考えられない情景だが
ここでは、息子も<万平族>の仲間入りだ。


カヨコさんがお誕生日だと知ると
とっさにギターを持っていた学会の事務局の方が
お祝いの1曲を・・・。









こうして、今年の
生き物文化誌学会 軽井沢例会での夜は更けていった