熱海 大観荘
先週、ひょっこり時間がとれたので
新幹線で品川から40分くらいで着いてしまう熱海に出かけた。
熱海には<マリンスパ熱海>というプールとスパの施設がある。
息子はそこで運動不足解消をしたいという。
さて、熱海での宿探し。
・温泉に入りたかったこと
・近場
・海がみたい
・部屋食
・チェックアウトは11時
実は今回はあまり予算をかけたくないなぁ・・と
いう気持ちでサクサク検索。
伊豆まで足を伸ばせば
海を見ながら温泉・・
しかも露天風呂付の部屋
という条件の宿は結構沢山あるのだけれど
狭い熱海にはなかなか、無い。
あんまり大規模な宿もなぁ・・・
すると、石亭や小嵐亭や大観荘といった
名だたる旅館が結構リーゾナブルなプランを出していた。
やっぱり熱海だったら一度は大観荘、行ってみるかな。
(チェックアウトは10時半だけど・・・)
横山大観ゆかりの宿 熱海 大観荘
送迎のマイクロバスには
おじさんがいっぱい
宿には<歓迎 ●●ライオンズクラブ御一行様>の看板が2枚も!
大観荘という名前から
ひっそりとした静かな旅館をイメージしていたのだけれど
ライオンズクラブ御一行様かぁ・・・
西館 双葉の間
大観荘は想像していたよりも大きな旅館だった。
昔ながらの雰囲気と
ギシギシとなる床や階段にもある種の風情を感じながら
お部屋へ向う。
広々としたお部屋。内風呂にも温泉がひかれている。
このへんが、老舗旅館らしいところ。
部屋の窓からの眺め
高台にある大観荘。
次々に建設される温泉付マンションを視界から外せば
初島が目の前に浮かぶ、海が見渡せる。
昔はきっと、
極上の眺めだったに、違いない。
貸切風呂
貸切風呂は並列して3つくらいある。
海が見渡せる、広めのお風呂。
しかし・・・
貸切といっても、お隣の声がそのまま丸聞こえ。
なんと、お隣は数人のおばさま方が入っていて
ずーぅっと、ずーぅっと
大きな声で、つまらない親戚の話だとか
愚痴だとか、太ったとか、なんだとか
そんな会話をしていて、
息子も私も閉口・・・
海を見ようよ、海を。
ゆっくり温泉につかろうよ。
なんでおばさんたちってつまらん会話を大きな声で
温泉の中でするんだろう
・・・というわけでせっかく<貸切>を頼んだのに
全然<貸切>の雰囲気を味わえなかった。
翌朝、再度トライしたときは
静かに、ゆったりと湯につかる事が出来たので満足。
手入れの行き届いた、お庭
息子とふたり、浴衣に着替えて
カラコロ下駄をならして、宿のお庭を散策する。
大観荘の自慢はきっとこの、お庭。
せせらぎあり、涼しげな木陰の小道あり、
つつじや紫陽花、百合・・・季節をつげる花々。
お湯から上がって、夕暮れまでの時間
静かなお庭をゆっくり散歩。 幸せな時間だ
お楽しみの夕食は昔ながらの、旅館のお食事。
伊豆高原の宿<うち山>や京都亀岡の<翠泉>のような
こだわりはないけれど
食べきれるほどの適度な量のほどよい献立。
嬉しかったのは、朝。
温泉から帰ってくると、テーブルの上にある
これこれ。 そう、小粒の梅干
最近の新しい旅館にはこれが無いのが寂しい。
子供の頃、毎夏家族で訪れていた
箱根 仙石原の旅館<俵石閣>。
私の温泉&日本旅館好きの原点はここにあるのだけれど
必ず、そこでは<朝一番の梅干>があった。
大観荘もやはり、老舗の旅館。
朝一番の梅干が、ちゃんと出た
朝食
おなじみの朝食メニューが並ぶ。
でも多分、塩分とか控えめに作って下さっていたように感じた。
あたりまえのことを
あたりまえのように永い事続けるという難しいことを
やり続けている老舗の旅館。
設備がキラキラ、快適なことよりも
季節を映し出す庭の手入れにお金をかける・・・。
大観荘は、これからも
熱海らしさを残しながら
懐かしい感じがする、宿であり続けるのだろうと思った。
先週、ひょっこり時間がとれたので
新幹線で品川から40分くらいで着いてしまう熱海に出かけた。
熱海には<マリンスパ熱海>というプールとスパの施設がある。
息子はそこで運動不足解消をしたいという。
さて、熱海での宿探し。
・温泉に入りたかったこと
・近場
・海がみたい
・部屋食
・チェックアウトは11時
実は今回はあまり予算をかけたくないなぁ・・と
いう気持ちでサクサク検索。
伊豆まで足を伸ばせば
海を見ながら温泉・・
しかも露天風呂付の部屋
という条件の宿は結構沢山あるのだけれど
狭い熱海にはなかなか、無い。
あんまり大規模な宿もなぁ・・・
すると、石亭や小嵐亭や大観荘といった
名だたる旅館が結構リーゾナブルなプランを出していた。
やっぱり熱海だったら一度は大観荘、行ってみるかな。
(チェックアウトは10時半だけど・・・)
横山大観ゆかりの宿 熱海 大観荘
送迎のマイクロバスには
おじさんがいっぱい
宿には<歓迎 ●●ライオンズクラブ御一行様>の看板が2枚も!
大観荘という名前から
ひっそりとした静かな旅館をイメージしていたのだけれど
ライオンズクラブ御一行様かぁ・・・
西館 双葉の間
大観荘は想像していたよりも大きな旅館だった。
昔ながらの雰囲気と
ギシギシとなる床や階段にもある種の風情を感じながら
お部屋へ向う。
広々としたお部屋。内風呂にも温泉がひかれている。
このへんが、老舗旅館らしいところ。
部屋の窓からの眺め
高台にある大観荘。
次々に建設される温泉付マンションを視界から外せば
初島が目の前に浮かぶ、海が見渡せる。
昔はきっと、
極上の眺めだったに、違いない。
貸切風呂
貸切風呂は並列して3つくらいある。
海が見渡せる、広めのお風呂。
しかし・・・
貸切といっても、お隣の声がそのまま丸聞こえ。
なんと、お隣は数人のおばさま方が入っていて
ずーぅっと、ずーぅっと
大きな声で、つまらない親戚の話だとか
愚痴だとか、太ったとか、なんだとか
そんな会話をしていて、
息子も私も閉口・・・
海を見ようよ、海を。
ゆっくり温泉につかろうよ。
なんでおばさんたちってつまらん会話を大きな声で
温泉の中でするんだろう
・・・というわけでせっかく<貸切>を頼んだのに
全然<貸切>の雰囲気を味わえなかった。
翌朝、再度トライしたときは
静かに、ゆったりと湯につかる事が出来たので満足。
手入れの行き届いた、お庭
息子とふたり、浴衣に着替えて
カラコロ下駄をならして、宿のお庭を散策する。
大観荘の自慢はきっとこの、お庭。
せせらぎあり、涼しげな木陰の小道あり、
つつじや紫陽花、百合・・・季節をつげる花々。
お湯から上がって、夕暮れまでの時間
静かなお庭をゆっくり散歩。 幸せな時間だ
お楽しみの夕食は昔ながらの、旅館のお食事。
伊豆高原の宿<うち山>や京都亀岡の<翠泉>のような
こだわりはないけれど
食べきれるほどの適度な量のほどよい献立。
嬉しかったのは、朝。
温泉から帰ってくると、テーブルの上にある
これこれ。 そう、小粒の梅干
最近の新しい旅館にはこれが無いのが寂しい。
子供の頃、毎夏家族で訪れていた
箱根 仙石原の旅館<俵石閣>。
私の温泉&日本旅館好きの原点はここにあるのだけれど
必ず、そこでは<朝一番の梅干>があった。
大観荘もやはり、老舗の旅館。
朝一番の梅干が、ちゃんと出た
朝食
おなじみの朝食メニューが並ぶ。
でも多分、塩分とか控えめに作って下さっていたように感じた。
あたりまえのことを
あたりまえのように永い事続けるという難しいことを
やり続けている老舗の旅館。
設備がキラキラ、快適なことよりも
季節を映し出す庭の手入れにお金をかける・・・。
大観荘は、これからも
熱海らしさを残しながら
懐かしい感じがする、宿であり続けるのだろうと思った。