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日中平和友好条約30周年シンポジウム in 神戸

2008年06月14日 | 日中友好
日中平和友好条約30周年シンポジウム in 神戸



神戸で、
日中平和友好条約30周年の記念公演とシンポジウムが開かれた。

タイトルは

~東アジアとの<和解>と中国の<和諧>社会実現へ向けて~



神戸港



中国の民族復興を目指しての
資源・エネルギー分野からスポーツ、宇宙開発までの
勢いが世界地図を塗り替えようとしている反面、
急速な発展に伴う環境をはじめ多くの問題を生み出している。

東アジアでは

日本・中国・韓国・アメリカが相互にさまざまな
矛盾を抱えながら、地域の発展を追及する中で

日本が<和解>のメッセージを出していけるのか
中国が<和諧>社会を実現できるかどうか・・・。

このテーマに基づいて

モデレーターに防衛大学校長の五百旗頭 真先生

パネラーに

・元在中華人民共和国特命全権大使 谷野作太郎氏
・神戸大学大学院国際文化学研究科教授 王 柯氏
・華人教授会議代表  朱 建永氏
・京都大学大学院法学研究科教授 中西 寛氏

をお迎えしての、シンポジウム。








また、第一部では
前国際連合特命全権大使で
現JICA副理事長  大島賢三氏による基調講演。

テーマは

~21世紀の世界平和に貢献する日本の道~



基調講演のテーマも
シンポジウムのテーマも

とても興味のあるテーマであったことと、
モデレーターの五百旗頭先生、
そしてこのシンポジウムの主催である
神戸孫中山記念会の皆様に
大変お世話になっていることもあり、

昨日から、神戸入りした。


実はこの諸先生と行動をともにさせて頂く、
という貴重な体験もさせていただいた。

なので、
少し(・・・いえいえかなり)緊張した場面も。




朝食会の会場 目の前は海が広がる・・・



昨夜のうちに

兵庫県知事の井戸様はじめ
前知事の貝原様、
JICA大島様、元中国大使の谷野様皆様に
ご挨拶出来たので

朝食会では少し緊張もほぐれ

日本や世界を動かしている方々の会話に
耳を傾ける。

福田総理の外交政策勉強会の座長もお務めになっていらっしゃる
五百旗頭先生は、
そのお言葉の随所に<愛と平和>が感じられ、
心から尊敬の気持ちが溢れてくる。

シンポジウムでも

日中間、あるいは世界に目をむけた
さまざまな意見のなげかけを
見事なまでに時間内にまとめあげる、という
素晴らしい手腕をお持ちでいらっしゃる。




ホテルのロビーで先生方と



JICA大島氏の基調講演では
世界平和に対する脅威

・・・環境問題、貧困と移民の問題、紛争・侵略、
食料・エネルギーの問題、テロと大量破壊兵器の問題・・・


その中で私たち日本人が
平和協力国家としてどのようなことが出来るのか、
またどのようなことを実際世界で行っているのかという
ことを国連やJICAの活動も含め、お話された。

わたしたちのこの地球という星は
宇宙からみると美しい青い星なのだけれど
私たち人間がその上で生きていくというだけで
こうさまざまな問題が生まれるのだろう。。。



そして、

その後のシンポジウムでは

日中間の抱えている問題をあえて
提起しながら

世界の転機を迎えている今

私たち日本人として向かう方向
国土も人口も大きい中国として向かう方向・・・

それを確認しあう内容となり、
非常に中身が濃いだけに
もっと、もっと議論を聞いていたいと
300名近い聴衆が皆、思っていたに、違いない。








シンポジウムの後は
神戸外国倶楽部での昼食会。

外国の大使館といった雰囲気の倶楽部で
庭には季節の花が咲き、
プールもあり、さすが、港町 神戸。





昼食後、神戸倶楽部にて記念撮影



日中平和友好条約30周年にふさわしい
素晴らしい記念講演とシンポジウムに参加する事が出来
貴重な経験をさせていただいた。


今日のシンポジウムでも出ていたが

日本と中国の友好協力は
東アジア、アジア全体、そして世界の平和につながる・・・


これはまさに、100年前
曽祖父 梅屋庄吉の思想であり
梅屋はその強い信念もとに行動していた。

私はあらためて、その事を
伝えていくメッセンジャーとしての使命を
自身で確認した。


そんな、夏のはじめの日差しがまぶしい
神戸でのお話。