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緒方貞子さまをお訪ねして

2011年01月23日 | 日中友好
 緒方貞子さまをお訪ねして




日本の女性として
ココロから尊敬している方の一人、
緒方貞子様のいらっしゃるJICAの理事長室をお訪ねした。








中国中央電子台CCTVが辛亥革命100周年記念番組を
製作するためで、
今週このクルーたちは梅屋庄吉の取材も行う。


緒方貞子様は当時の首相、犬養毅の曾孫にあたられる。
私の曽祖父梅屋庄吉も犬養毅首相と懇意にしていたので
曾孫同士、というコトになる。(恐れ多くも。。。)


ことの始まりは、

昨年、私が日本記者クラブで講演会を行った時から。

その講演会に緒方貞子様のご主人であられる緒方四十郎様が
いらしていて、私の講演後、控え室にいらして
色々お話をさせていただいた。


その時、
緒方貞子様は犬養毅の曾孫であられること、
犬養毅番記者であった緒方四十郎様のお父様 緒方竹虎様は
なんと
松本楼で結婚なされたこと、など色々なご縁があることがわかった。


その数週間後、今度は<東京倶楽部>の会合で
緒方貞子様とお会いすることが出来、
緒方四十郎様、貞子様ともに
辛亥革命100周年実行委員会にお入りいただけることになった。


そういうわけで
ご多忙のところ、今回の辛亥革命100周年記念番組の撮影にも
快く応じていただいた。







インタビューの中で

”日中関係についてどう思われますか?”

という質問が(まあ、当然だと思うが)出てきた。


その時の応答が緒方貞子様らしい
お答えで、感動的だった。


~日中関係も、日米関係も大切なのです。

アメリカも、中国も世界の中の大国です。

日本は国の面積は小さいけれど、人口も多いし
世界に責任を持っている大国です。

この大国同士の関係が
どこが重要で、どこが重要でないというようなことはありません。

大国は責任を持っているのです。

大国が責任を持って、世界中が抱えている色々な問題解決に
協力して向かわなければなりません。

世界には一つの国だけでは解決出来ない問題が沢山、あるのです。


日本も中国も責任を持つ大国として、
良い関係を築いていかなければなりません。~








私たちはともすれば

日本とアメリカ

日本と中国

というような見方をするけれど

緒方貞子様のお言葉の中には世界、があった。

その世界の中には

難民や貧困問題に自ら取り組んでいらした緒方貞子様でしか
語れない<大国の責任>という言葉があった。


なんだか、
私が微力ながらやっている色々なことが

日本と中国

という2つの国だけに関係しているのではないのだな、という
新しい視点が見えた気がした。



日本が誇る、
素晴らしい方にお目にかかることが出来ただけではなく
また
私に新しい視点も生まれた。


本当に嬉しい気持ちでいっぱいで
このインタビューの時間を過ごした。


緒方貞子様をお訪ねした、ご報告。









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