YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ヘクソカズラ

2020-02-15 19:00:00 | 草花


ヘクソカズラ(アカネ科)
原産地:日本、東南アジア/7〜9月に開花

漢字で書けば「屁糞葛」。読んで字のごとく「屁」と「糞」の匂いがします。

実際そこまでは臭くないですよ。…いや、臭いかも(^^;;



こんなに可憐な花なのに気の毒な名前です(T_T)

花の内側には細かい毛が密生しています。一説には蜜泥棒のアリをシャットダウンするためのものなんだとか。ただ、小さなアリには効果がないとも言われています。

早乙女がかぶる笠のような形をしていることから、「サオトメカズラ」なんて、品のいい名前もあるのですが…



やはり悪臭には勝てなかったのか…
残念でなりません。

実もとってもくさいです…



悪臭を発するのは虫よけ効果を狙ってのものだという説もあるようですが、どうなんでしょう???

秋になって完全に熟した実は鳥に食べられる散布されます。その頃になると匂いはずいぶんと薄らがますから、鳥も食べやすいのかもしれません。





へクソカズラの実は、光沢があるので、リースの素材として、とても重宝しています。

金や銀に着色すると、さらにピカピカに!


リースの飾りに使えば、ゴージャス感、倍増♪




そのまま置いておくだけでも、雰囲気があって素敵です。




冬になり、朽ちゆく寸前の哀愁もたよし。


しかし春になると、再びすごい勢いで、蔓を伸ばしてくるに違いありません。

結局のところガーデナーからは厄介者なんですよねぇ(^^;;



雑草も悪くないじゃんって思われた方は、ぜひクリックお願いします↓

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カリガネソウ

2020-02-15 07:00:00 | 草花

カリガネソウ(シソ科)
原産地:日本・朝鮮・中国/8〜9月に開花

長くカールした蕊の形から「帆掛け草」なんて名前もあるみたい。

なるほど、面白い花の形です。



秋にぴったりな紫色。どこか気品すら感じさせる風情です。

ただ…、臭いんですよ。強烈に(>人<;)

綺麗な花に誘われるように、手を添えて写真撮影したんですが…。手を引き戻しただけで、その香りにハッとさせられたんです。それで、自分の手を嗅いでみると…

香りの強いものが多いシソ科の中でも飛び抜けて強烈な香りです∑(゚Д゚)
しかも群生してますから…



薄暗く湿った場所を好むとのこと。

いったいどんな虫たちがやって来るのか…
晩秋、花が終わると実ができます。

冬を過ぎ
すっかり枯れ果てた草むらの中。



よく見ると、果皮が割れ、中から顔を覗かせた種子があちらこちらに。

風に吹かれて散らばるのでしょうか…。



コロンとした種はもともとぎっしりと4個入っているようです。シソ科は茎も四角いし、「4」という数字に何か意味があるのでしょうか?

ユリ科は3数性なんて言いますが、4数性って言葉は聞かないか…(^^;;





カリガネソウの匂いを嗅いでみたいって思ったあなた(笑)
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魚上氷(立春末候)

2020-02-14 07:00:00 | 七十二候

立春

☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢

(2020年)

2月14日 ☀️6:30/17:22🌙20.2

2月15日 ☀️6:29/17:23🌙21.2

2月16日 ☀️6:28/17:24🌙22.2

2月17日 ☀️6:27/17:25🌙23.2

2月18日 ☀️6:26/17:26🌙24.2


立春末候は魚上氷(うおこおりをいづる)。割れた氷の間から魚が飛び出るという意味らしいです。


イメージ的にはワカサギ釣りでしょうか???


一度挑戦したいと思いつつ、未だトライできず…。寒そうだけれど、氷上で天ぷらするのは楽しそうです♪


「釣り」というより「食べる」が目的(笑)



さて、暖かな陽だまり、草むらで去年の名残の草の実たち。カラカラに乾き、今にも朽ち落ちてしまいそうな様子。

探してみると、があちらこちらに。、

ヘクソカズラ

ノイバラ

ヨウシュヤマゴボウ

カリガネソウ

すっかり色をなくし、全盛期の頃の様子は微塵もありません。折り重なった枯れ草の

間からは、新しい新芽が顔を出しています。



春の兆しを探して、寒い季節を乗り切りましょう。





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ビーントゥバーで利きチョコ(チョコの話番外)

2020-02-13 19:00:00 | お出かけ情報



横浜みなとみらいに本店を構えるビーントゥバーVANILLABEANS さんで

「利きチョコ」ができると聞いて行ってきました♪

その名も「チョコレートジャーニー」


世界各地のカカオ豆を原料としたチョコレートを少しずつ食べて味比べをするというメニュー。

まさにチョコレートで巡る世界旅行!!!



しかもそのうちの1つは、シークレットなチョコレート。味わったものの中からどの国のカカオ豆から作られだチョコレートなのかを予想する「利きチョコ」!!

ええ、外れましたとも。
思い切り(T_T)




とにかくぜ〜んぶ味が違うんです。
食べているうちに大混乱(^^;;

いつか再チャレンジしなくっちゃ。
ちなみにお値段は飲み物とセットで1050円。フォンダンショコラも人気なんだそうです。

ビーントゥバーというのはカカオ豆選びからチョコレートの成形まで一貫して管理するチョコレート専門店のこと。

カカオからチョコレートのお話はこちらをどうぞ。




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熱帯の里山作り(チョコのお話③)

2020-02-13 07:00:00 | 食べもの



チョコレートの世界がなんとも奥深いことは、すでに下記に書いた通りなのですが…。

最近はカカオ豆の生産から一貫してチョコレートまで仕上げる「Bean to Bar」なる専門店が増えているようです。



冒頭の写真は、沖縄の北谷にあるTIMELES CHOCOLATEさんのチョコレート。

旅好きな店長さんが行き着いた究極のチョコレートのお店。職場の先輩から紹介いただき、一度お店にお邪魔したことがあります。



世界を旅してチョコレートに行き着く方っていうのは意外と多いのか、初めて参加した「カカオからチョコレート作り」のWSもそんな元旅人さんが主催してました。


この時は2つの団体が共同主催していたのですが、どちらの団体の代表も世界を旅する中でボランティア活動を経験したことが引き金となり、活動を立ち上げたようです。



もっともそのうちのお一人はすでにブラジル滞在歴20年。JAICAの草の根プロジェクトに長年携わってきたとのことで、チョコレートというよりはそれを生産する農家さんの支援活動をされている方。他にも母性保護に関する支援などを手掛けられているという、その道のプロ。



世界を旅するうち、そこに自分の生きがいを見つけることはままあると思いますが、そこに根をおろし、地道な活動を長年に渡って続けていくことは並大抵のことではありません。底知れぬ情熱とバイタリティを感じました。

そこで知ったのが、アグロフォレストリーという言葉です。

このアグロフォレストリー、定義は曖昧らしいのですが、ざっくりいうと、さまざまな農作物や樹木を植え、多岐にわたる収穫物を持続可能な方法で得る農林業。主催者曰く、熱帯の里山作りだそうです。なるほど〜。



その作物の一つが、カカオ。カカオは強い日差しを嫌うため、こうした農法は非常に有効のようです。その技術支援をして地元の農家を活性化させる。それが主催者が運営するNPOの目的

詳しくはこちらのHP
HANDS
~アグロフォレストリー普及活動~


当時の話では、そうして収穫したカカオ豆を買い取ってもらえるシステムを作ることがゴールと話されていました。

作り手も買い手も笑顔になれる、そんなチョコレートが実現できたら素敵だなぁと思います。いわゆる今流行りの「誰も取りこぼさず、格差をなくす、持続可能な社会」の実現ってやつです。



ちなみにこの時共同主催していたもう一つの団体の代表はなんと当時学生。ガーナのカカオ農場を支援する活動を立ち上げ、精力的に活動していた様子。現在もその活動は引き継がれ、続いているようです。

さて、実は先日も「カカオからチョコレートができるまで」というイベントに行ってきました。


こちらは日比谷花壇大船フラワーセンターが、明治とともともに開催した講座(2020.2.8)。



実は明治もこのアグロフォレストリーを支援しているのだと知りびっくり。


他にもこんな取り組みも(動画)

企業のイメージアップ効果も狙っているとは思うのですが、少しずつでもこういう取り組みが広がっていけば素敵だなと思います。

この日講師をされたのは、下の写真にもある大人向けのチョコ「ザ・チョコレート」の立ち上げに携わったという女性。チョコレートやカカオ豆への熱い思いを感じました。

左上:カカオパルプのジュース
右上:苦〜いカカオ100%ペースト
左下:食べ比べ
右下:明治のチョコレート(お土産)

ちなみにこの講座。冒頭に名物園長さんが南米チックなポンチョで登場したのもインパクト大でした(笑)


手に持たれているのは、バニラのようなチョコレートのような甘い香りがするオンシジューム。

そしてカカオの苗木も!!

あっという間に話に引き込まれてしまいました。うまいなぁ〜。

…というわけで3部構成のチョコのお話はこれで終了。まだ、消化不足でうまくまてめきれなかったところも多いですが、楽しんでいただけだでしょうか?

同じ体験をしてみたい!という方はこちらに行くとワンコインで体験ツアーに参加できるとのこと(予約制)

※Meijiの回し者ではありませんが、低料金で定期的に開催しているという点でオススメ。「カカオからチョコレート 体験」で検索すると他にも不定期開催のイベントがあります。


チョコの食べ比べがしてみたい方はこちらの記事も




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