YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

テントウムシ活動再開!

2022-03-08 06:00:00 | 昆虫・蜘蛛



成虫で厳しい冬を越えたテントウムシ。啓蟄ともなると、活動も活発になり、早くも産卵するものが登場します。ナナホシテントウやナミテントウが有名ですが、国内だけでも20種類以上もの仲間がいます。



ナナホシテントウ(テントウムシ科)
分布: アジア、ヨーロッパ、北アフリカ

ナナホシテントウは全国に分布し、よく見かけるテントウムシ。赤地に黒い点が7つ。よく目立つ姿は敵から身を守るための警告色と言われています。

触ると脚の関節から嫌な匂いのする黄色い体液をだしたり、死んだふりをしたり、そもそも体内にアルカロイド系の毒を持つので、鳥に捕食されることはまずありません。

それは幼虫も同じ。



このゴツゴツとしたヤツがテントウムシの幼虫。

上の写真はナミテントウの幼虫ですが、ナナホシテントウの幼虫もこれによく似ています。

ちなみに蛹はこんな形でやっぱり奇天烈!!!



幼虫やさなぎで越冬するトホシテントウは、もはや地球外生命体といっても良いのでは!?
↓↓↓





なお、ナナホシテントウやナミテントウなど、多くのテントウムシは成虫で越冬します。ナミテントウは集団で越冬することが有名ですが、ナナホシテントウをはじめ、多くのテントウムシ、単独、もしくは少数で冬を越します。



さてさて、ナナホシテントウはアブラムシを食べてくれるので、農家の皆様やガーデナーには益虫として大事にされています!!

幼虫は1日に20匹、成虫は100匹程度食べるそうです!!



ハウス栽培などでは、農薬の代わりにテントウムシを使うところもあるようで、そのためのテントウムシが商品化されていたりもします。飛べないヤツとか…。役だ出てるんですねぇ〜

でも、同じテントウムシでも、葉っぱを食べる害虫もいるので要注意。

例えばこちら↓


ニジュウヤホシテントウ

ジャガイモをはじめ、ナス科植物が大好物。



てんとう虫の寿命は孵化から羽化までが20日、成虫になってからが2ヶ月ほだと言われています。ただし、秋に羽化したものは越冬し、アブラムシが現れる頃産卵して、その命を引き継ぎます。


2020.2.21

この黄色いつぶつぶがナナホシテントウの卵。写真は2月の下旬に見つけたもの。

こんなに早く産卵して餌はどうするのかなぁって心配していたら、ちゃんとアブラムシも活動を始めていました!!


2020.3.4

生き物ってすごいなぁ…!!!!!

ところで、ナナホシテントウのメスは短い一生のうちに1回に30 個、平均1600個近くの卵を生むってwikiに書いてあったのですが、本当かなぁ????

単純計算で53回産まなきゃならないわけで、つまり成虫になったら毎日ひたすら産み続けるってことですよねΣ(゚д゚lll)

でもって、その卵が育つために必要なアブラムシは…

幼虫時代 20匹×20日 400匹
成虫時代 100匹×60日 6000匹

で、1匹の雌が産卵する数が1600匹

6400×1600=約1000万

もちろん途中で命を落として最終的には雌雄1対が残るのでしょうが、途中まではアブラムシを食べるとして、

その数1割としても100万匹!!!!!



可愛い姿をして、実はかなり獰猛なのです。

なお、テントウムシに対抗するアブラムシの生き残り作戦に興味がある方はこちらの記事をアブラムシ物語

なお、目のように見えるのは体の模様。



これはキイロテンウですがナナホシテントウやナミテントウも同じように「目に見える模様」があります。何か意味があるのでしょうか???

本物の目はこちら↓



けっこうびっくりー!
目の模様は、「胸」の部分についているのですね。「頭」はその先にちょこんとついています。

最後にこれまで出会ったテントウムシたち。日本だけで25種以上いるそうなので、まだまだ探したりませんが…(^^;;


ナミテントウ(5〜8mm)


キイロテントウ(4〜5mm)


ニジュウヤホシテントウ(6〜7mm)



ヒメカノコテントウ(4mm)


シロボシテントウ(3〜4mm)


ハラグロオオテントウ(11〜12mm)




ムーアシロホシテントウ



ウスキホシテントウ(3〜4mm)



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啓蟄の頃のガーデニング事情〜裏庭の剪定〜

2022-03-07 06:00:00 | ガーデニング



啓蟄の頃になると、植物たちの芽も動き始めます。この時期、我が家のガーデン作業は裏庭の剪定と除草。この季節は寒くもなければ、藪蚊の攻撃もなく作業がはかどります♪





お隣さんとの目隠しに植えてあるレッドロビンはこの時期に一度剪定。

高枝切り鋏なんて誰が使うのかと思っていたら、今ではなくてはならない必需品。




レッドロビンは成長が早いので、とにかくバサバサと切って大丈夫。



切った枝は細かくして乾燥させて、ゴミとして回収してもらいます。




乾燥中!

綺麗な部分はもったいないので、飾ってみたり…。野趣あふれるリビング(笑)



さて、もう一つ切らなくてはいけないのが月桂樹。



この木も成長が早くどんどん伸びます。日当たりがあまり良くないこともあり、毎年黒サビ病が発生しやすいので、強めに剪定して風通しをよくします。

剪定した葉は乾燥させて、お料理に!乾燥させることで苦味が抜け、長時間の煮込み料理に最適なんだとか…




光沢のある葉はドライフラワーとして、リースなどにも使えます。

剪定作業は面倒ですが、お宝の山と思えばやる気も出ます!!

最後に出てきま雑草の芽を除去。背丈の低いうちに、夏は手が届きにくい奥の方も掃除しておくと、これからの季節の手入れが楽になります。

とはいえ、やっぱり夏にはこうなりますが…




藪蚊が出始めると本当に厄介なので、この季節と5月の初めにある程度すっきりしておきたいところです。



今年も重い腰を上げてがんばりまーす!!



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和菓子に挑戦!イチゴ大福!!

2022-03-06 06:00:00 | 食べもの



イチゴが美味しい季節。たまには手作り和菓子に挑戦なんてどうですか?小豆は、炊飯器で茹でて、皮は白玉粉で作ります。意外と簡単でびっくりです。



まずは小豆を茹でる。

小豆を煮るなんて、考えただけで面倒そう(^^;;
でも…、安心してください!!!
炊飯器で簡単にできちゃうんです♪

手順はたったの3つ。

1 材料を計量する
2 炊飯器にセットしてスイッチを押す①
3 炊飯器にセットしてスイッチを押す②

これだけ!!!

材料は

1回目
小豆…150g
水…600cc

2回目
砂糖…1カップ
塩…小1/2
水…1カップ

1回目はあずきを洗ってからセット。
2回目は一度茹で汁をこぼしてから②を追加してセット

炊飯器によって水加減は異なるようですが、餡子風にしたい場合は豆がかぶる程度の水で良いようです(上の分量は茹で小豆の場合)。

炊き上がったらフードプロセッサーでガーッて潰すと、水分を吸ってあんこっぽくなります。

炊飯器がやってくれるので手間いらずですが、そんなに待てるかってときは、お店でこし餡を買ってきましょう(笑)

次に皮をつくります。

白玉粉…100g 
砂糖…50g
水…120cc

材料を耐熱容器に入れてよく混ぜたら、600wのレンジで2分(ラップを忘れずに)

一度取り出しよく混ぜてからふた1分半。

半透明になったら(ここ大切)、片栗粉の上である程度冷ましてから8つに分けて丸めます。

最後に皮で餡と苺を包みます。

皮を掌で広げ、そこに餡で包んだ苺を置く。そこの部分を閉じたら掌でコロコロ転がして形を整えます。

出来上がり!



自分で作ればより美味しい!
是非お試しください。

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啓蟄

2022-03-05 06:00:00 | 二十四節気



啓蟄は二十四節気の第三。太陽黄経が345度のときで3月6日ごろ。


大地があたたまり。冬眠していた虫が穴から這い出す頃。成虫のまま冬越ししていた昆虫たちも活動が盛んになり始めます。


テングチョウやキタキチョウ、テントウムシやクビキリギス。そして、カエルたちの産卵。植物の活動も始まり、森が一気に賑やかになってきます。


〜七十二候のページ〜

初候(3/5頃〜) 蟄虫啓戸 
次候(3/10頃〜) 桃始笑
末候(3/15頃〜)   菜虫化蝶

〜二十四節気・七十二候とは〜
旧暦(太陰太陽暦)が使われていた時代、季節のずれを調整するために作られたのが二十四節気。地球の周期をもとに、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てています。しかし、梅雨や台風などがない中国で作られたものがそのまま使われているため、日本の季節とは多少ずれるところもあります。
七十二候は二十四節気をさらに3等分ずつして、季節の特徴を当てはめたものです。日本独自に作り直された経緯があり、より、日本の季節にあったものとなっています。


〜横浜の雨温図(1981〜2010)〜



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春浅き森〜木の芽お越しの雨〜

2022-03-04 06:00:00 | 樹木



雨水から啓蟄にかけて降る雨を「木の芽起こしの雨」と呼ぶそうです。味わいある響き。暖かいかと思うとまだ寒さの残る頃ですが、これから春本番へ向けて季節は加速していきます。開花や展葉のスイッチが入り、森の木々は大忙し。


ユキヤナギ

サクラ


ニワトコ


ガマズミ


キブシ


ウグイスカグラ

きっと次々に花や葉が開き、再び森がにぎやかになっていきますね。

再び命の輪が回り始めます。




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