きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

風林高

2009年12月17日 | 韓国
風林高(原題:신라의 달밤)  2001年  ☆☆☆☆
監督:キム・サンジン
出演:イ・ソンジェ、チャ・スンウォン、キム・ヘス




本日の映画は「風林高」
韓国映画の邦題のつけ方には常々疑問を感じておりますが
これはそのなかでもベスト1じゃないですかね(ワースト1か?)
原題は「新羅の月夜」
これもわかりにくいっちゃーわかりにくいんだけど
「風林高」はさっぱり意味不明!
10年前の主人公たちが高校生の時
月夜の下で起きた事件が物語の発端だけど
高校の名前もカンサン高(江山~강산~)だったし、、、

レンタルショップで「風林高」は何度も見たけど
絶対「火山高」のパクリだと思って手も出ませんでした(あれは酷い)

こんなに面白い映画なのに~~
もったいない


しかし内容は、、、、これ面白い!
私の大好きなB級コメディ映画のトリプルA~~

高校教師に男子高校生
エリートヤクザとその子分たち
みーんな男だらけで、紅一点のキム・ヘス

これがまた誰よりも小気味良くて元気でキュートなの



ジュランをめぐってギドンとヨンジュンが子供みたいに対抗意識を燃やすのが可笑しい
酔っ払ったジュランが口喧嘩をする二人に怒って
男二人に手を繋がせて歩かせるところなんてお腹抱えて笑っちゃいました



チャ・スンウォンはコメディ演技をさせると最高ね
とび蹴りのシーンはあまりの可笑しさにリピートして見ました

クールなエリートヤクザのイ・ソンジェとの対比させてて面白い



ストーリは単純で
笑いながら見られるドタバタ喜劇かと思いがちだけど
10年前に勇気が出なくて仲間に入れなかったトラウマを乗り越えて
仲間っていいなぁ(地元のヤツっていいなぁ)って思わせる

最後のシーンはここぞとばかりに気勢を上げる高校たちをみて
わたしゃ、熱い奴は好きだーー(笑)
最近こんなに熱い高校生見たことないもんな

楽しくて、気持ちのいい映画でした
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慶州へ修学旅行にやってきた高校生たちが地元学生と大乱闘。ギドンは学園の英雄となり、怖くて隠れていた優等生のヨンジュンは臆病者のレッテルを貼られる。それから10年、因縁の地・慶州で高校の教師となったギドン(チャ・スンウォン)は偶然、ヨンジュン(イ・ソンジェ)と再会する。今やエリート・ヤクザとなったヨンジュンは組織から派遣され慶州へとやって来たのだった。最初は再会を祝した二人だったが、ギドンの生徒の姉ジュラン(キム・ヘス)をめぐって対立する。

ハピネス

2009年12月17日 | 韓国
引越し後の第一弾
本家はぴるぴで細々と映画レビューを楽しんでましたが
細々でもなくなってきたので別ブログを立ち上げました
こちらでも宜しくお願いいたします




ハピネス(原題:행복)  2007年  
監督:ホ・ジノ
出演:ファン・ジョンミン、イム・スジョン 




へたすると、演歌ちっくな世界でもありそうななさそうな(笑)

ヨンスがソウルの暮らしを整理して
母にも嘘をついていった「希望の家」
最初ホスピスのような施設かと思ったんですよね
そういう切羽詰った状況でヨンスとウニがで出会ったと思ったんですけど、療養所だったんですね

ヨンスのソウルの暮らしと田舎暮らしがあまりにも違いすぎるので
二人が恋に堕ちて一緒に暮らし始めても
幸せであればあるほどかりそめの幸せのような気がして
前半はそれが逆に切なかったですね



二人が恋に堕ちるって書いたけど実はウニが誘ってるのよね
おとなしそうでウブなウニかと思うけど、実はそうじゃない
キスをするきっかけもウニだし
ヨンスと一晩過ごすのも誘ったのはウニ
一緒に暮らそうって言ったのもウニ
いつか別れてもいいから一緒に暮らそうって言ってる
ヨンスはそんなに僕が好き?って言ってるだけ

天涯孤独で長い間を療養所で暮らしていているウニが
自分のそばに寄り添ってくれる人が欲しくてヨンスに寄り添ってる
自給自足のような暮らしをして慎ましやかに暮らし
ヨンスの病気をケアして
一緒に暮らすことを幸せに感じて
私が死ぬ時は一緒にいてね、ってヨンスにお願いしてる

そんな彼女を見てると
幸せってそういうことなんだよなぁって思う
特別なことじゃなくて誰かと寄り添って労わりあって暮らすこと
幸せはどこにでもあるんだなって気づく



そこに気づかなかったのがヨンスなのよね

でも、ソウルに戻った後のヨンスの自暴自棄な暮らしは
ちょっと不自然だった
泣いてすがった病弱なウニを捨ててきた後悔の念から?
ソウル暮らしのなにがそんなに荒むのか
前半の療養所で暮らし始めた頃の病気と闘いながら暮らしている仲間とのエピソードは
すごく丁寧に描かれてて良かったのに
ソウルに戻ってからがすっかり早足で説明不足な気がします



好きなシーンたくさんありました

ヨンスの部屋で二人がはじめて結ばれるところ
買物に行くヨンスにもったいないからこれを使ってねって
ウニが買物袋を渡して
ヨンスが「俺はソウルにいるときに一晩で200万ウォン使ったんだ」って言うところ
別れ話に、 ユニが別れたくないって手を合わせてお願いするところ(切なかった)
別れを覚悟して(かな?)肺の病気を抱えたウニが走ったら死ぬかもしれないとわかってて走るところ
結果として、死ぬ時にそばにいて、、という約束を守ったところ




結局、ヨンスはこのあとどうやって暮らしたんでしょうね
最初に出てきたヨンスのお母さん、もう一回くらいでてくるとよかったのに、、あの年で膝枕が可愛かった
ヨンスは母性本能をくすぐるってキャラ設定かしら?(笑)


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ソウルでナイトクラブを経営していたヨンス(ファン・ジョンミン)は友人ドンジュン(リュ・スンス)に経営を譲り恋人スヨン(コン・ヒョジン)と別れ、母(キム・ジング)には数年留学すると嘘を告げる。理由は悪化した肝硬変を直すために田舎の療養所「希望の家」に行くためだった。ヨンスはそこで重度の肺疾患を抱えたウニ(イム・スジョン)と出会い恋に堕ちる。療養所を出て同居を始めた二人。ウニの献身のかいあってヨンスは健康を取り戻す。そんな静かな暮らしをしているヨンスのもとにソウルから友人ドンジュンと恋人だったスヨンが訪れる。