きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ビューティフル・サンデー

2009年12月18日 | 韓国
ビューティフル・サンデー(原題:뷰티풀 선데이)  2007年  ☆ヽ(*^ω^*)ノ  
監督:チン・グァンギョ
出演:パク・ヨンウ、ナムグン・ミン、ミン・ジヘ




「甘く、殺伐とした恋人」以来、気になってしかたない俳優パク・ヨンウ主演映画
恋人いない歴30年の頼りない男からガラッとイメージの違う役
期待を裏切らないなー

1時間以内に おまえは俺を殺すだろう
~당신은 한 시간안에 날 죽이게 될거야 ~

そうくるか。。。


映画のトリックに気持ちよくはまってしまった
巧いよ☆
クライマックスは息をのむような迫力があって
エンドロールの映像を見ながら
ちょっと身動きできない気分でした



映画序盤のソウルの坂道を犯人を追って追走するあたりは
「追撃者」を思い出したりしたのに(単に坂道つながりですが、笑)
まさかこういう結末を迎えるとは、、、

植物状態になった妻を看護するため麻薬の不正取引きをしたカン刑事とチョ・サンテの仕返しを巡る事件

そして、慕い続けた女性スヨンと結婚したミヌの
取り返すことのできない過去の出来事

汚職や強姦という
残酷で辛い救いようのない世界

まったく違う二つのストーリーがどこで交差するのか
あれこれ想像しながら見ていくわけですが
解けないパズルが最後になって解けた感覚
謎だったことがやっと理解できるんだけど
そこにいくまでが忍耐が必要かもしれない
中盤はストレス感がありました



人生に疲れ果て憔悴したカン刑事を演じるパク・ヨンウ
かなり減量したんでしょうね
優しく真面目そうな容貌の下に狂気を感じるナムグン・ミン
この二人が素晴らしかった
スヨン役のミン・ジヘも純粋で儚い女性がぴったりでした

テーマは「謝罪」もしくは「赦し」といったところでしょうか
題材の重さと、主演の二人の圧巻の演技で
観終わってちょっと脱力しましたね

この映画に「ビューティフル・サンデー」ってタイトルをつけるってことからして凄いと思う



興行的には今ひとつだったみたいで
万人に受ける映画ではないのかもしれないけど
私は好きです、こういう映画

ところでチョ・サンテ役のキム・ドンハ
私には最初から最後まで役所広司にしか見えなくて(笑)
すごい似てたな~
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麻薬密売組職のチョ・サンテ(キム・ドンハ)を検挙したカン刑事(パク・ヨンウ)は押収した麻薬を売り不正な金を得る。それは数年前の強盗事件で植物人間になった妻の入院費用を工面するためだった。しかしチョ・サンテが出所してきたことによって窮地に陥る。

ミヌ(ナムグン・ミン)は初恋の女性スヨン(ミン・ジヘ)と結婚するが、スヨンは妊娠中に夫の秘密を知り家を飛び出す。