きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

しあわせのパン

2012年01月22日 | 日本
しあわせのパン  2012年
監督:三島有紀子
出演:原田知世、大泉洋

しあわせのパン

東京から北海道の洞爺湖畔に移り住み、のんびりと小さなパンカフェを営む若い夫婦のハートウォーミングな物語

北海道先行上映会(舞台挨拶あり)に行ってきました
原田知世さんと大泉洋ちゃん、そして三島有紀子監督が壇上に登場
監督さんは3年前に洞爺湖にある月浦に立った時にあまりに綺麗な風景に感動し
余計なものがすべてそぎ落とされて、大切なものだけが見えたような気がした
そんな映画を作りたかったっておっしゃってました
本当に、シンプルで大切なものだけあるような映画でした

「月とマーニ」という絵本が出てくるんだけど、まさに映画そのものが絵本のよう
いくつかのエピソードがあって、どれも特別じゃない、普通の物語
すんごい感動して揺さぶられるっていうのじゃないんですよね
だって特別なことは何も起きないもん
刺激なさ過ぎてつまんないってひとはつまんないかもね
静かで、風の音だけ聞いてると寝ちゃう人もいそうです(かく言う私も~笑)
でも綺麗な景色を見て、スローライフに暮して、心静かに穏やかになりたい人にはお薦めです
(あ、あと、笑わせない洋ちゃんが見たい人にもお薦め素敵な旦那さんです)

美味しそうなパンを見てるとお腹減ってグーグー鳴りだしたんですよね
これは何をどう我慢しても阻止できず周りにマル聞こえ~
映画音楽があまり流れないのを恨みました(笑)

私は3回(4回?)くらい涙がポロってこぼれてたかなぁ、
あんまり泣く映画じゃないんだけど、なんか泣けるのよね(私は涙腺が弱いから特別です~)
りえさんと水縞くんが(夫婦でそう呼び合うの)
二人でパンを分け合って食べるのを見るだけで泣けちゃうのよ、わたしは
  (隣の人、ここで泣く?って思ってたりして、笑)
心がほっこりと暖かになる作品でした

洋ちゃんが言ってたけど、上映館数が全国でそんなにたくさんないんだって
その中で北海道が半分以上ですって
北海道の方が見て、良かったよーって全国に知らせて下さったら嬉しいですって

パンが美味しそうで美味しそうで
映画の帰りに美味しそうなパン屋さんを見つけて食べて帰ったのでした




東京から北海道の月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上でパンカフェ「マーニ」を始めた夫婦、りえさんと水縞くん。水縞くんがパンを焼き、りえさんがそれに合うコーヒーを淹れ、料理をつくる。そこには、日々いろんなお客さまがやってくる。北海道から出られない青年トキオ、なんでも聞こえてしまう地獄耳の硝子作家ヨーコ、口をきかない少女未久とパパ、革の大きなトランクを抱えた山高帽の阿部さん、沖縄旅行をすっぽかされた傷心のカオリ、観察好きの羊のゾーヴァ、そして、想い出の地に再びやってきた老人とその妻。それぞれの季節にさまざまな想いを抱いて店を訪れた彼らが見つけた、心の中の<しわせ>とは?そして彼らを見守るりえさんと水縞くんに訪れることとは?


愛のむきだし

2012年01月22日 | 日本
愛のむきだし  2009年  ☆☆☆☆☆  
監督:園子温
出演:西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ




もう、びっくりですわ
4時間の映画ってあるんだ
「愛のむきだし」ってタイトルが出てきたの、かなりの時間が過ぎてからだったから驚いたけど
全く退屈しないで面白かった

純愛の物語ね
ユウが変態であることの意味が、存在意義が、ブレなくて凄い
パンツの盗撮で凄いなぁって褒められるってどーよって思うけど
新興宗教の話題も絡んできて
ラストで幸せそうなお父さんたちが皮肉だ

ユウ役の西島隆弘、ヨーコ役の満島ひかり、コイケ役の安藤サクラ
みんな凄かった

いつ終わるも知れない映画が
終わらなくてもずーーって見ててもいいよって気分で見ちゃった
なんだ、、このわけのわからんパワーは、、




角田ユウ(西島隆弘)は幼いころに母を亡くすが、神父の父・テツ(渡部篤郎)と2人で幸せに暮らしていた。そして、母の思い出を胸に、理想の女性“マリア”に出会う日を夢見ていた。ある日、自由奔放で妖艶なサオリ(渡辺真起子)が現れる。テツはサオリに溺れていくが、サオリはテツの元を去る。サオリを失ったテツは人が変わり、神父として、ユウに毎日“懺悔”を強要するようになる。父との繋がりを失いたくないユウは、様々な罪を時には創作して懺悔した。その中で女性の股間ばかりを狙う盗撮だけは、父に決して許されなかった。しかし、それこそが父への愛だと感じたユウは、盗撮に没頭していく。