きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

僕たちはバンドゥビ

2012年05月16日 | 韓国
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ミンソ役のペク・チニは「フェスティバル」でチャヘを演じてた女優さんだったのね。
どっかで見たことあるなぁってずっと思いつつ見てました。

ミンソは実は英語塾に行きたくてバイトしてるんだから勉強する気もあるし頭もきっと悪くないと思うんだけど、拾った財布はネコババするし、ガソリンを車内にかけるし、無表情で無愛想でちょっとイヤな感じの女子高校生。

バンドゥビってベンガル語で「真の友人」という意味なんだそうです。
バングラデシュから韓国へ働きに来たカリムという青年を通していろんなことを感じてミンソが大人になる話。

なんたってラストのシーンがすごくいいです。
学校から学ぶことは何もないと思ったミンソは、学校をやめて働くことを選ぶ。
ちょっと大人になった(服装が落ち着いている)ミンソがバングラディシュ人がやっているレストランへ行き、カリムが作ってくれた料理と同じものを注文して、それを黙々と食べるの。
真の友人のカリムのことを思い出しながらエンディングロールが流れる横でひたすら黙って食べる。
黙々と食べるシーンに驚いて、そして感動したのでした。



僕たちはバンドゥビ(原題:반두비)  2009年
監督:シン・ドンイル
出演:Mahbub Alam Pollob、ペク・チニ

恋人の世話で忙しい母親を持ち、自立心と孤独感のはざまに立つ女子高生ミンソ(ペク・ジニ)。ネイティブ英語塾に通おうとさまざまなアルバイトを始めるものの、資金を思うように貯められないミンソは、バングラデシュ出身の出稼ぎ労働者カリム(マーブブ・アラム・ポロブ)の財布を拾い、そのまま知らんふりしてしまう。


テルマエ・ロマエ

2012年05月16日 | 日本
テルマエ・ロマエ


主人公のお風呂の設計技師のルシウスを阿部寛が演じた時点で、もうこの映画は面白さは決定したようなもんよね、いや、彼以外は考えられない~
いつだったかこの映画を話題にしたテレビ番組で、イタリア人がこの映画の主人公は日本人なのか!って驚いてたのを見て笑いました

舞台はずっと日本の銭湯かと思ってたら、時代をあっちいったりこっちいったりするのね
現代では古代ローマ語(かな?)を話すのに、古代ローマではなぜか日本語なんですよね(笑)
平たい顔族を最初は下に見てたのに、日本独自の文化にカルチャーショックを受けて模倣していくの
笑った笑った

徹夜で初級ラテン語を勉強して古代ローマで暮すようになった上戸彩(真実)
これはもう、絶対にドラえもんの翻訳コンニャクを食べたとしか思えないよね(笑)

タイムスリップするときに、人(人形)が渦に巻き込まれてグルグル回っていくとこなんて
あまりのバカバカしさに大笑いしました
おバカなものを一生懸命に真面目に作る感じっていうか(笑)こういうの好き~

最後は平たい顔族のおじいちゃんたちが大活躍です
知恵があって団結力があって思いやる心があって、、日本人っていいなぁって思った

上戸彩のほのかな色気にちょいビックリ。大人になったのね(今更な感想?笑)



テルマエ・ロマエ  2012年
監督:武内英樹
出演:阿部寛、上戸彩、北村一輝

古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は生真面目すぎる性格から時代の変化についていけず職を失ってしまう。落ち込んだ彼は友人に誘われて公衆浴場を訪れるが、そこで突然、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは漫画家志望の真実(上戸彩)たち“平たい顔族”、つまり日本人だった。日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻ると、そのアイデアを利用して大きな話題を呼ぶ。タイムスリップを繰り返すルシウスはローマで浴場技師としての名声を得ていく。

桑の葉

2012年05月16日 | 韓国
桑の葉

前から観たかったんだけどツタヤで発見、喜び勇んで借りてきました。
面白かった~~♪
コリアンエロスと呼ばれる映画だけど健康的なエロスよね。若いイ・ミスクさんがともかく可愛くて魅力いっぱい。綺麗だわ。

「桑の葉を摘みに行こう」は抗日活動家の隠語だったそうで彼が抗日運動に関わっていることが示されている。だからいつもサンボに日本人憲兵の尾行がついてたのね。
小さな村のお色気話のような話なんだけど深いです。
良い映画だわ~。



桑の葉(原題:뽕)  1985年
監督:イ・ドゥヨン
出演:イ・ミスク、イ・デグン、イ・ムジョン

1920年代、村一番の美人アンヒョプ(イ・ミスク)は賭博好きで年に数回しか家に帰らない夫サムボ(イ・デグン)に金を渡すために桑の実の収穫を引き受けるが、村の男たちはそんな彼女に言い寄り、彼女も良心の呵責を感じながらも生活の苦しさから金と引き換えに体を許していく。しかしそれが村の女たちの知るところとなり、長老が追放を告げにいくが、彼女の魅力の前に骨抜きにされ、引き下がってしまう。そんな中、アンヒョプにしつこく言い寄りながら相手にされないサムドル(イ・ムジョン)が腹立ちまぎれに全てをサムボに話してしまう。サムドルを殴り倒したサムボはアンヒョプを問い詰めるが、全ては自分が置いてけぼりを食わせたことが原因だと彼女を許し、また都会へと去っていく。


春香秘伝

2012年05月16日 | 韓国
春香秘伝

韓国では有名な『春香伝』のもう一つの物語。
これは、やっぱり元の物語を知っておかなくちゃいけないよね。

李朝時代、南原府。貴族の息子、夢龍(モンニョン)が、妓姓の娘、春香(チュニャン)にひと目ぼれし彼女を妻にすることを約束する。二人は人目を忍んで愛を育むが、夢龍は父の昇進に伴い転居することになり、身を引き裂かれるような思いで、二人は再会を誓い合った。時が経て、科挙試験に及第した夢龍は密命を受けて南原に戻ってくる。だが、春香が新しい長官のそば仕えを拒否したため、拷問の末に処刑を宣告されると告げられる。

原題を直訳すると『房子伝』
邦題は『春香秘伝』(シュンカ秘伝、チュニャン秘伝これ日本語ではどう発音するの?、)
正直、原作を詳しく知らない私にタイトルが馴染まなかったんだけど、房子というのはバンジャという名前じゃなくて下男とか下僕という意味だそうです。なるほど~納得。

この作品の情報として最初に流れてくるのが「エロいよ~」なんですが
屋敷で寝起きを共にしているマ老人に恋愛相談したのでそうなっちゃったのね(笑)
性の奥義を極めたマ老人、はい、御存じ愛しのダル様。
前作の『恋の罠』に続いてのご出演~☆
ダルスさんがいるだけで映画が面白くなっちゃう。
でもそのエロさは本質的に作品に必要なのかどうかわかんないけど、、

ロミオとジュリエットのような純愛物語よね、身分制度の厳しかった李朝鮮時代は愛していても身分の差はどうしようもない。ラストは切ない終わり方です。
もうひとつの春香伝。うまい具合に「秘伝」になってるなぁと感心したのでした。




春香秘伝(原題:방자전)  2010年
監督:監督:キム・デウ
出演:キム・ジュヒョク、リュ・スンボム、チョ・ヨジョン、オ・ダルス

貴族の子息モンニョンに仕える下男のバンジャ。ある夜、絶世の美女とうたわれる、妓生(キーセン)の娘チュニャンの歌声に魅せられたモンニョンはバンジャに命じて逢引の手はずを整えさせる。しかしそのバンジャもチュニャンの美しさに心奪われてしまった。はじめは主人を立てて身を引いていたが、モンニョンのあまりの横暴さへの反発から、チュニャンを物にしようと考えるようになる。ともに暮らすかつての稀代の遊び人、マ老人の手ほどきを受けて夜這いを決行したバンジャ。もとから密かにバンジャの男性美に惹かれていたチュニャンは驚きつつも抗うことが出来ない。ついに想いを遂げたバンジャに、今度はチュニャンから意外な約束を迫られる。