人気ドラマの映画化は興味ない、、、と常々思ってたけど
まさにそういう印象
私がドラマのファンだったら面白かったのかなぁ
まず最初の内野さんの登場場面から
いかにもきたきたきたーー!!って演出で
主人公をよく知ってるからこその「きたー」ってゾクゾク感だと思うんですよね
多少カッコつけて大げさに登場してもアリだなんだろうけど
未見な私にとっては、なんか大げさ
この人そんなにすごい人なのっていう謎の方が残って
それが意外と鑑賞の邪魔だったりもするんですよね
主人公の鑑識課倉石班・倉石義男も力入り過ぎてる印象で
っていうか、ドラマで定着したキャラクタありきだから
あーいう演じ方になるんだろうなぁ
そういうの多かった
松下由樹が上司にあたる内野さんをすごく尊敬してるんだけど
それだってドラマを見てるからこその設定だし
最後は、あれ?病気なの?って、、
あとでネットで知ったけど、原作では主人公は胃がんなんだってね
最初に倒れる場面があって、物語の終盤に具合悪そうな場面が増えてきて
最後も説明なしで消えてる様子があって(←様子って、、)
奥さんもなんかいわくつきで死んだのかなって
だからさぁ
映画は映画として2時間で完結してほしいんですよね
前後を知らなくても納得できてこそ映画だと思ってるので
だからドラマの映画化ってあんまり好きじゃないんだよなぁ、ワタシ
まだ、根こそぎ拾えてねぇ。
想いを拾い尽くさない限り、終われない。
・2年前の「無差別通り魔殺人事件」
・8年前の交番勤めの警察官の息子を「心神喪失」に仕立てた事件と「冤罪による自殺」
設定は面白いと思うんですよね
でも、「死者の声を根こそぎ拾う」という信念を主人公に与えた恩師(長塚京三)とのエピソードが絡んで、なんかちょっと薄まった
脚本ですかねぇ、、、
無差別殺人事件の犯人の柄本佑くんが狂気じみた役を好演してたけど
最後ゾンビ的な感じになってて、それはそれで面白かったし
若村麻由美が理不尽に娘を殺され
良い母でもなく、苦しみからも抜け出せない役をリアルに演じててさすがだなぁって思ったし
場面場面は感動したり涙することもあったんですけどね
臨場 2012年
監督:橋本一
出演:内野聖陽、松下由樹、渡辺大、平山浩行、益岡徹
都内で無差別通り魔事件が発生。だが実行犯は被害者遺族たちの願いも虚しく心神喪失が認められ、刑法第39条により無罪となってしまう。その2年後、事件を無罪へ導いた弁護士と精神鑑定を行った医師が相次いで殺害される。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部が立ち上がり、2年前の通り魔事件の遺族に疑いの目が向けられた。だが、検視官の倉石義男(内野聖陽)は死亡推定時刻に疑問を抱き、犯人が別にいると考える。果たして彼が追った先にある真相とは。