きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

愛を積むひと

2017年12月17日 | 日本



古い土台がその上に積まれる新しい石を支えるように
私たちが毎日を一所懸命生きることが
世の中を変え次の世代の生きる支えになる
だから篤ちゃんには一人になっても最後まで石を積み続けて欲しいの


自分がこの世を去るときに、夫にそんな言葉を残せるかなぁ。
徳のある素晴らしい奥様です。

石塀を積むということを巡って、人と人とがつながってこんな風に展開していくとは。
素敵な作品でした。

人生の下り坂をゆっくり過ぎていく日常とか、
積み上げてきた年月とか、
抱えてきた問題や後悔や心配事、
そして衰えてきた体の不自由さとかね。

ほぼ同年代ですからね、
なんと言いますか、、、、静かに我が身のように入ってきます。色んなことが。

連れ合いがいなくなる悲しい話だけど、
未来に向かっていく話で前向きだったからよかったし、
若い世代がいるってことは希望なんだと実感しました。

結局、奥さんって、どっかで旦那さんのお母さんだよね。
そういうとこ少なからずある(笑)

美瑛の風景が綺麗でしたね。
でも、長い冬の暮らしは厳しいですよ。
ひとり暮らしは大変でです。
なので、ご近所に柄本明さんが登場したとき、なんかホッとしちゃいました。




愛を積むひと  2015年
監督:朝原雄三
出演:佐藤浩市、樋口可南子、野村周平、杉咲花、北川景子、柄本明

東京の下町で営んでいた工場を閉鎖し、残りの人生を北海道で過ごそうと決意した篤史(佐藤浩市)と良子(樋口可南子)の夫婦。かつて外国人が暮らしていた家を手に入れて暮らす二人だが、仕事一筋だったゆえに篤史は手持ちぶさたになってしまう。そんな彼のために良子は、家を囲む石塀作りを頼む。しかし、良子が以前から患っていた心臓病を悪化させて他界してしまう。深い悲しみに沈む篤史だったが、石塀作りを手伝う青年・徹(野村周平)との交流や、娘・聡子(北川景子)との再会を経て、前を向くようになる。