きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

2020年11月10日 | 日本



原作もTVアニメも未見。そもそもアニメを観ない夫と私二人で観てきました。
映画館の入り口のポスターはずら~~~と全部「鬼滅の刃」でした、凄まじい人気です。

大正時代が舞台。竈門炭治郎は鬼に家族を惨殺され、鬼になった妹・禰豆子を人間に戻すための旅に出る、という前情報のみ。
初見でも楽しめる、誰かのそのひとことを信じて、そしてIMAX初体験、それも楽しみでした。

開始早々、意外とコミック要素があって、いかにもな漫画的なタッチになって、ちょっとこれは没頭できないかも、、と不安になったけど、大丈夫。
このイノシシの顔した人は人間じゃない?妖怪?などと思いながらも、次第に没頭できました。(あれは被り物なのね)
禰豆子が箱に入っている理由もちゃんと理解できたし、
原作が漫画だからか、もしくは初見者に優しいからなのか、会話が多くて説明過多なところがあるのでわかりやすかった。
もうちょっと余白があっても良かったですけどね。

各々のキャラクタも際立ってて魅力的でした。
特に煉獄さんは男気があって母親とのエピソードに泣かされました、炭治郎かと思ったらこれは煉獄さん物語でしたね。
初見でも十分楽しめました。

IMAXで観て大正解。
戦闘シーンの映像はド迫力で綺麗、お腹に響く音響が素晴らしかった。

それにしてもビッグウェーブに乗ったなぁって思いますね。

劇場版単体じゃなくTVアニメ含めての感動もあるはず、今からでも観てみようかなぁと思わせる面白さでした。



劇場版「鬼滅の刃」無限列車編  2020年
監督:外崎春雄
原作:吾峠呼世晴

蝶屋敷での修業を終えた“鬼殺隊”の竈門炭治郎は、短期間で40人以上が行方不明になった“無限列車”を捜索する任務に就く。妹の竈門禰豆子を連れた炭治郎と我妻善逸、嘴平伊之助は、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとりである炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を進む無限列車の中で鬼を相手に戦い始める。

82年生まれ、キム・ジヨン

2020年11月10日 | 韓国



韓国で社会現象とまで言われた2016年発表の小説。日本でも平積みでたくさん書店に並んでましたよね。
ジヨンって当時もっとも女性に多くつけられた名前だそうです。
だからキム・ジヨンさんはたくさん存在していて、あなたの話でもあり私の話でもある。

すごーくざっくり言っちゃうと、特別なことは起きない、比較的どこにでもありそうな話。
ストーカーとかトイレ盗撮とかあんなの現実にあったら怖いと思うけど(犯罪だよ)、
姑との会話とかは、友達からたくさん聞かされた話とほぼ一致してるし(私は姑の苦労なしで来ちゃったので)
ゆっくり休んで、、という一見優しそうな夫からの言葉に、じゃ誰が夕飯つくるのよ!と心の中で叫んだり、
あるあるの話満載なんですよね。そういう意味でリアル。
でもそれで精神を病むのはよほどのことで、先日観た「はちどり」もしかり、男性優位は日本の比じゃないくらい韓国では根深いものがあるんだろう。

休日の朝、ベットの上、仕事を再開したいという妻に対して、君が幸せなら僕はいい協力するよ、という夫。
と、同時に二人目の子供を作ろうと優しく誘ってくる夫。
コンユだから許す、、、じゃない、あかーん(笑)
言ってることとしてることが矛盾しすぎて笑っちゃいました。
でもこれが現実なんですよね。
夫がコン・ユってのがずるくない?(あ、ずるくないです、素晴らしいです)
小説とはラストが違うらしいですね、問題提議しつつ、ラストはやさーしくまとめた印象でした。

そもそもね、子育てを家庭内でやりなさいっていう社会が続く限りは解決しないですけどね、国が子供を育てる環境を完備しないと。という話は映画と離れちゃいますけど、私はそう思います。



82年生まれ、キム・ジヨン(原題:82년생 김지영)  2019年
監督:キム・ドヨン
出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン、コン・ミンチョン

結婚を機に仕事を辞めたジヨン(チョン・ユミ)は育児と家事に忙殺され、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。ある日、ジヨンは他人が乗り移ったかのような言動をするようになり、さらにその時の記憶は全くなくなっていた。夫のデヒョン(コン・ユ)はジヨンにその真実を告げることができずにいた。

薬の神じゃない!

2020年11月10日 | 香港・台湾・中国



評判の良さと「薬の神じゃない」という映画タイトルに惹かれて観てまいりました。
毎回思うけど新宿武蔵野館、リニューアルしてから素敵になったね。次に観たい作品も見つけてきました。

なるほど、納得の面白さでした。
中国やインドが舞台だからもっと混沌としてるかと思いきや、いえいえ、真面目で真っ直ぐな作品だった。

高額な治療薬代に苦しんだ白血病患者がインドから安価なジェネリックを手に入れて逮捕された、2014年に中国で実際に起きた陸勇事件という実話がベースの物語。
社会性が強い内容だけど、テンポも良くてしっかりエンタメしていて面白かった。

一番の病は貧困。

怪しげな漢方薬で生計をたてながら家賃も払えない主人公が、正義の男へと成長するべたな展開ながらも、説得力あるし応援しちゃうし、ラストは感動で涙しました。
満足度の高い、観て損はしない、いい映画だったわーー。

これは余談だけど、白血病患者の話なので感染を恐れてみんなマスクしてるんですよね。
で、こいう状況なので、こっちもマスクして鑑賞してる、、、
お互いマスクして向き合ってる感じがなんかちょっと不思議だなーって思ったのでした☆



薬の神じゃない!(原題:我不是薬神)  2018年  ☆☆☆☆☆
監督:ウェン・ムーイエ
出演:シュー・ジェン、ワン・チュエンジュン、ジョウ・イーウェイ、タン・ジュオ、チャン・ユー、ヤン・シンミン

上海にある男性用の回春薬を販売する店の店主チョン・ヨン(シュー・ジェン)は、店の賃料が払えず妻にもあきれられていた。何の喜びもない人生を送っていた彼のもとに、ある日、慢性骨髄性白血病患者のリュ・ショウイーがやって来る。彼は国内で認可された高額な薬の代わりに、インドのジェネリック薬を仕入れてほしいとチョンに頼む。チョンは断るが、大金に目がくらみ、密輸と販売を行うようになる。

TENET テネット

2020年11月10日 | アメリカ・イギリス



もうちょっと前に観たんだけど、感想がまとまらないわけで←

難解だけど面白い、、という評判に行こうかどうしようかしばらく迷って、
とりあえず今こういう大きなスケールの作品が上映されているということに敬意を払おうと(大げさー)思い、
エントロピーの法則とはなにかを調べてから観てまいりました。

しょっぱなから置いてかれてる感半端ない。
そもそもクリストファー・ノーラン監督は観客にわかりやすく理解させるつもりはないらしい、というのを知ったうえで参戦したので、わからなくてもストレスゼロ(笑)

次第に世界観に慣れてきて、
あ、さっきのひっくり返った車のなかに実は主人公がいたんだ、、とか
あそこで主人公どうしが絡み合ってたんだ、、とか
うっすらとわかってきて、難解だけどなんか面白い、っていう前評判通りの状態に無事落ち着きました。

でももうちょっと人の感情の機微みたいなものをしっかり感じられたら、さらに面白かったかもしれないと思ったり。

過去に戻ったり先に進むタイムトラベルの話はよくあるけれど、これは逆行するんだよね。
ということは1年前からやってきた人は1年間逆行し続けるわけ??なんて思い始めると、もうそこで思考停止っす。
でも観終わった後に、たくさんの考察を調べて、へー、、ほー、、と感じる楽しさは満載でした。




TENET テネット  2020年 
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア

ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。