きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

あの頃。

2021年03月05日 | 日本

 

自身、かなりの大人になってからあるグループのファンになって10年、万難を排してライブ参戦してきた身としては、共感する部分あり、気恥ずかしさありつつ、総じて興味深く面白かった。
「好き」って最強だもんね、「好きなものがあって、人生で今が一番楽しい」って言葉には共感しかない。

チケットのご縁で初対面の方と並んでコンサートを見るシーン、あるあるだもんなぁ。
桃李くんがそもそもオタク要素のある人だもんね、あややに出会った瞬間の表情はこっちまで感涙しちゃった。

と、共感しまくってますけど、恋愛研究会の彼らのやってることがダメダメで笑っちゃいました。
中学10年生。
楽しそうなんだけど、男同志のおふざけが素直に受け入れられるかは人によるかもしれない。何度かあったトークイベントは原作者さんが脚本を書いていて実話ベースらしいです。白ブリーフ姿の彼にも感服したし。
ということで、そうですかと受け入れます←(笑)

下手に描くと痛くなるけれど、距離感も含め、そのあたりのイタさの描き方の加減が絶妙で、演出も演者も素晴らしかった。

松坂桃李くんの素晴らしさは言わずもがなだけど、コズミン役の仲野太賀くんがね、彼は嫌な役を演じるととことん嫌いになっちゃうくらいに嫌だもんね。でも嫌いになれない。流石です。
ラストは悲しくて切なかった。

永遠ってないのよね、いつかは卒業する。
今が一番幸せって思えるのが何よりです。

サルビアの花は何故かたま~~に思い出して口ずさむ歌。びっくりした。

 

 

あの頃。  2021年
監督:今泉力哉
脚本:富永昌敬
出演:松坂桃李、仲野太賀、山中崇、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウ

大学院受験に落ち、恋人もおらず、金もない劔(松坂桃李)。どん底の生活を送る中、松浦亜弥の「桃色片想い」のミュージックビデオを目にしたのがきっかけで、ハロー!プロジェクトのアイドルたちの熱狂的なファンになりオタ活に没頭する。藤本美貴推しで、プライドが高くてひねくれたコズミン(仲野太賀)をはじめとするオタク仲間と「恋愛研究会。」を結成し、トークイベントやライブの開催、学園祭でのアイドルの啓蒙活動に励む劔。だが仲間たちは、アイドルよりも大切なものを見つけて散り散りになっていく。

今泉力哉×劔樹人 映画『あの頃。』で描く「アイドルに捧げた大人の青春」