きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

殺人の追憶

2009年09月08日 | 韓国
殺人の追憶(原題:살인의 추억)  2003年  ☆☆☆☆☆
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、キム・サンギョン



86年から91年にかけてソウルから南に約50キロ離れた農村の半径2キロ以内で起きた
10件に及ぶ連続強姦殺人事件
その捜査には180万人の警官が動員され3000人の容疑者が取り調べを受けた

実際に起きた事件がモデルになっています



↓で「カル」を観て、韓国映画って面白いな~~☆ って思ったばかりですが
これはさらに面白い



殺人事件とはいえ、田舎で起きた事件は最初はなんとなくのどかな雰囲気が漂うんですよね
思わず笑ってしまうような笑える場面もちゃんとある

パク刑事とチョ刑事(キム・ルェハ)の根拠のない見込み捜査
強引な自白の強要も繰り返されるんです
ソウルからソ刑事が派遣されて捜査に加わり
さらに残忍な殺人事件が続き
解決の糸口の見つからない事件にだんだんと緊迫感が高まってきて
警察が次第に追い詰められていきます



「映画は擬似経験」
そういう意味の言葉を聞いてすごく納得したことがあるんだけど
この映画はまさにそういう感じ

ミステリー映画(犯人は見つかりませんが)ではあるんだけど
軍事政権のもと民主化運動に揺れていた韓国の
その時代にあったであろう閉塞感
重苦しい空気までも
思い切り吸い込んだような、そんな気分です

コリアン・サスペンスの最高傑作と言われる所以、納得です☆


1986年10月23日ソウル南部の農村で手足を縛られた若い女性の無惨な変死体が発見される。数日後には同様の手口で2人目の犠牲者が出た。地元の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)ら捜査班の懸命な捜査も空しく一向に有力な手掛かりが掴めない。ソウル市警からソ・テユン(キム・サンギョン)刑事が派遣されてくるが性格も捜査手法もことごとく対称的で2人はたびたび衝突してしまう。捜査は行き詰まり犠牲者だけが増えていく。そんな中一人の有力な容疑者が浮上してくる。

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4 コメント

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Unknown (Soon)
2010-05-09 16:00:12
なるほど!閉塞感!
また でてきちゃいました。Soonです。

この映画はスカパーの無料開放DAYで 偶然 途中からみたんですが、最後のラストが あまりに衝撃的で忘れられなかったです。なんだろうって 考えてたんですが、 科学的な捜査手段もなく
八方塞がりの中で 当てずっぽうだけで容疑者を追い詰めていくしかない刑事が 時代が変わって本当の犯人像を告げられる。
呆然とする姿! 違う時代になってはじめて分かることがある。
なんて理解すればいいのかな~なんて思いました。
グエムルでしか知らなかったガンホさんでしたが とてもよかったです。でも 一番はミョンたん[絵文字:v-344]
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Unknown (ルピナス)
2010-05-11 15:48:07
Soonさん☆

おっ、ソン・ガンホ氏続きますね(*^^)v
ラストのあのガンホしの驚いた顔のアップは
映画史上印象に残るアップだって言ってる人もいました
わかる~~~(笑)

グエムルはまだ観てないんですよ~
いちおうラインナップされて待ってるんですけど
ミョンたんのこととかいろいろ忙しくて(笑)

でも映画って楽しいですよね
時間があったら毎日みてたいです☆
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Unknown (kocco9)
2012-11-25 00:44:13
3度目あんみょんです
しつこくてすみません^^;(笑)

ラストはこちら
私、実はこれが一番面白かったです

そう「面白かった」
意外でした~!

実事件をモチーフにしてますし
時代が時代ですからさぞかし重い映画なのかと
ちょっと覚悟しながら観たんですが・・・(笑)
ダークな題材の割りに
それを感じさせない程く軽やかなテンポ@特に前半
(となりのおじさんはケタケタ笑ってるし)

めっけモノの映画~♪なんて心の中で小さくVサイン
(ちょっと大げさですかね?ムフフ)

ラストに向けて一気に緊張感が増しジリジリするんですが
そうでした!これは未解決事件!(う~ん、納得)
とにかく観てて小気味よかったです

ガンホさんのあの表情はチェゴでした
(ちなみにこの日、ガンホさん&ヒボンさん連続視聴!でした笑)
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Unknown (るぴ)
2012-11-28 15:28:33
kocco9さん☆
3こ目、いらっしゃいまし~(#^.^#)

ラストを飾るべく映画
だってこれ韓国映画史上、名作中の名作って言われてる映画だもん

映画を観てるっていう感覚よりも
その世界の中に入り込んだような感じっていうか
なかなかこういう作品に最近お目にかかれませんよね

やっぱり映画って楽しいね(←誰のマネのフレーズ?笑)
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