むかしむかし、、あるところ、、いやハリウッドで、、、
というお伽話と受け取ったらよろしいすか?(笑)
懐かしくてお洒落な映画ね、この時代のファッションや車はカッコよろしいです。
サイモン&ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」なんかが流れたらそりゃぁもー、懐かしくて涙ちょちょぎれる(古っ!)
自分は旬を過ぎたと感じている落ち目の俳優と、彼の付き人兼専用スタントマン兼親友の二人の話。
前半は悠長な雰囲気で、のんびりと楽しいのよね、先のストーリーは読めない、でも華やかで憧れる映画、ドラマ制作の世界。
入れ子方式に撮影風景があって、セリフを忘れて自己嫌悪に陥るディカプリオが笑えたりね、
何よりブラピが超かっこよくて、ともかく楽しんで観ておりました。
スパーン映画牧場という突然異空間に迷い込んで、ヒッピーが登場して不穏な雰囲気。
後半はいよいよどうなっちゃうのかわからない展開でさらに想像もつかない出来事が、、、
ラストはびっくりでしたよね、かなり謎!!でどうしてこうなるの??と、
でもそれなりに面白かったという不思議な映画という印象でした。
お隣さんの女優さんがキュートで、自分の映画を見に行く場面が可愛らしいんだけど、
そもそも彼女と映画監督はどうして隣に引っ越してきて、あの惨劇の後に初めて挨拶を交わして、その場面がなぜエンディングなのか、意味ありそうだよね、絶対に調べるよね、そりゃ。
ブラピが助演男優賞を受賞した、という程度の知識のみで観たのですけど、調べてみて、そうなのかと激しく納得!!!
シャロンテート事件をはじめとした史実や時代背景、チャールズ・マンソンとヒッピー等々、タランティーノ監督のインタビューを読んでなるほどなぁと、
その予備知識を持ってもう一度鑑賞すると、さらに面白さが倍増でした。
映画人による映画人のための映画、って評にすごく納得しました。
ディカプリオとブラピが斜陽のスターと消えゆくスタントマンを演じ、シャロンステートのお隣さんとして映画の世界で彼女のかたき討ちをしたんですね。優しい。
事前知識がなくても面白かったけど、知ったうえで観返すと、さらに面白さが増す、観れば観るほど好きになる映画でございました。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
(原題:ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD) 2019年 ☆☆☆☆☆
監督: クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー
人気が落ちてきたドラマ俳優、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、映画俳優への転身に苦心している。彼に雇われた付き人兼スタントマンで親友のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、そんなリックをサポートしてきた。ある時、映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)がリックの家の隣に引っ越してくる。
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