きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

図書館戦争

2013年05月01日 | 日本
正論は正しいが
正論を武器にするのは正しくない
オマエが使っているのはどっちだ


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元号が昭和から正化(せいか)に改まり30年がたった近未来(2019年)
国家によるメディアの検閲が正当化され
対抗して読書の自由を守るために生まれた「図書隊」の話
パラレルワールドのようでもあり
図書館の中だけで起きる戦争は「荒唐無稽」な話でもあって
小説やアニメでは成り立っても実写になると難しい気がするし
さらにこれだけの話を2時間の尺でまとめるって難しいと思うけど
面白かった
脚本が素晴らしいんだろうなぁ

そして、GANTZの佐藤信介監督なのね(ニノ繋がりが嬉し)

岡田君は原作をすでに読んでいて、お母様もファンで
「ダ・ヴィンチ」の読者アンケートでキャスティング断トツの1位になったと知って
仕事に関しては普段口を出さないのに「やらないの?」と言われたとか
「オファーきてないから」って話してたら1年後にオファーが来たらしい

原作がこれだけ読まれてて、シリーズ化されて、アニメ化されて
キャラクターにファンがいる作品で
プレッシャーがあったでしょうねぇ

原作を読んでないのに妙な高揚感があって
映画館の帰りにさっそく文庫本を買ってきちゃいました
長が低くてイケメンで運動神経バツグンの役はまさに岡田くんだし
身長高くてハツラツとした役も榮倉奈々ちゃんにピッタリ
って、原作読んでないだろーって話だけど
なんでしょね、この不思議な高揚感、納得感は(笑)

ともかくイメージぴったりだそうです

有川さんは自衛隊をテーマにした小説を書いてるけど
実際に基地で撮影してヘリも飛んでたし
自衛隊がすごい協力してましたね、
だって守るために戦うってまさに自衛隊の存在意義だもんね

最初は現実的でない話のような気がしてたけど
場所や時間を制限されながらの紛争は現実に起きていることだし
威嚇射撃が建前とはいえ武器で戦う以上負傷するし人は死ぬ

中盤の戦闘シーンは迫力がありました
誰が誰と闘ってるの?って思って
リアリティ感じて涙出てきた
周りは普通に暮らしているのに、そこだけに存在する戦争
すごく怖かった

でも、あらすじの中心は恋愛ドラマでもあるんですよね
憧れの人を思い続けるほのかな恋愛もの
こういうツンデレ・ラブコメは最強でしょ☆

で、最後に思ったのは
一番怖いのは無関心でいること
実は普通に暮らしてる自分たちの無関心が一番怖いということでした

図書隊を作った稲嶺司令訳は、原作の文庫版で有川さんと対談されていた故・児玉清さんでした
写真のみのご出演だったけど
原作にまつわる思い入れを感じて素敵でした

公開して間もないのに
すでにシリーズ化を望む声が聞こえてきて
わかる気がする
面白い作品でした

有川浩さんは映画を見て感極まって涙したらしいです
それだけ見事に実写化されてたってことなんでしょうね



図書館戦争  2013年  ☆☆☆☆☆
監督:佐藤信介
出演:岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二
原作:有川浩

近未来の日本。各メディアにおける風紀を乱す表現を武力の行使をも厭わず取り締まる『メディア良化法』が施行された。それから30年後の正化31年、『メディア良化法』による検閲に対抗し読書の自由を守るために結成された図書館の自衛組織・図書隊に笠原郁(榮倉奈々)が入隊する。郁は高校生のときに図書隊隊員に読みたい本と彼女自身を助けてもらったことがあり、その隊員に憧れていた。郁の担当教官となった二等図書正・堂上篤(岡田准一)は非常に厳しく、郁を助けた隊員のことも愚かだと非難する一方、絶妙なタイミングでフォローを入れてくる。堂上の厳しい指導を経て、郁は女性としては初めて図書特殊部隊ライブラリータスクフォースに配属されるまでに成長。堂上や小牧幹久(田中圭)の下、エリート・手塚光(福士蒼汰)や業務部・柴崎麻子(栗山千明)といった同期の仲間に囲まれ過酷な訓練と図書館業務をこなしていく。そんな中、郁はなぜか優しく助けてくれた憧れの隊員とは真逆であるはずの堂上のことを意識しはじめる。


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