きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

純愛譜

2010年09月22日 | 韓国
純愛譜(原題:순애보)  2000年  
監督:イ・ジェヨン
出演:イ・ジョンジェ、橘実里、キム・ミニ、ダンカン

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退屈な人にはとてつもなく退屈な映画かもしれないですよね
何にも起きないし(最後は起きたけど)
それとこれがどうつながるの?って思うことが多いし
素人映画って雰囲気もないでもないし(雰囲気がね)

でも面白かったんですよね
観終わってすごーーく爽やかなのが自分でも不思議です

ソウルと東京と物語は全く接点のないまま続いて
どこでどうつながるの~~?って思いながら
つながりそうで、つながらなさそうで、しかも淡々と進むし、、

ダンカンが出てくる「靴を履いた朝子」のインターネットサイトが面白かった
それをお金をチャリンチャリンと入れながら観続けるウインがリアルで面白い

監督は「情事」のイ・ジェヨン監督(後に「スキャンダル」の監督さんでもあります)
ジョンジェの役のイ・ウインという名前は「情事」と同じで(もちろんジョンジェもいっしょで)
エンディングの飛行機のシーンも似てる
全然違う映画のようでもあるけど、二人が偶然に引き寄せられるような恋愛モノであることは似てるかな
↓のレビューでありえない!って書いたけど、こうなってみると
「情事」の方が現実的かも(笑)
何の接点もない、ネット上で観ていただけの朝子とアラスカで再会(実は再会)するなんてことは絶対にありえないもん
だけどこっちの方が未来を感じてしまう終わり方でした
だから爽やかな気分で終わったのね、きっと

朝子役の橘実里って、全然知らない女優さんですけど今でも映画に出てるのかなぁ
すごく良かったです
どうして自殺願望があるのかいまいち理解できないけど
自殺の手段が自分で息を止めるっていうんだから
だいたい本気じゃなさそうだし、そういう子実際いそうだし、、

ウインはどうしてあんなにやる気なく生きてるんでしょうね
それもそういう人いそうだし、、
指の感覚がない、っていうのがどういう意味があるのか謎です

「モレシゲ」「タイフーン」「黒水仙」
ジョンジェはかっこいいときは半端なくカッコよくて超セクシーな俳優なんだけど
ビジュアル的にイケメンタイプの顔じゃないのにあんなにかっこいいのは
やっぱり演技力の賜物なんですね
情けない役をやるとほんとーにかっこわるくて
おタクな男の子が家で悶々としてるのがムッチャ似合ってた
おもろいわ~~
スイカ食べながらの入浴シーンは最高です(笑)
私的には「情事」のジョンジェよりも「純愛譜」のジョンジェの方が好き

アラスカで彩と出会ったのがきっとウインの人生最大のクライマックスよね
その先に未来を感じると言いましたけど
人間そんなにガラッと変われないですからね
二人が新たな人生を歩み続けるとは思えなくて
結局もとの人生に戻りそう(ああ、大人の想像力は寂しい、笑)
思い切った行動をしたことで成長があった?
その先にそんな想像ができることも含めて面白い映画でした

これって日韓合作映画よね
こういうゆるい感じの映画を二つの国が協力して作ったってことが嬉しい
(映画がゆるいって言う意味じゃなくてね、映画はとてもきちんと丁寧に作られてる印象でした)

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東京在住の予備校生・彩は、祖母の死や家庭不和などから寂しさを抱え、自ら死を選択することに憧れを感じていた。そして、自分の誕生日に死ぬ決心をする。彼女が死に場所に選んだのは今日と明日が交差する日付変更線の上。ソウルの役所に勤めるウインはありきたりの毎日にウンザリして生きる目的を見い出せず、唯一心を開放できるのがインターネットのサイトを見ている時だった。ある日、彼はサイト上で“靴を履いた朝子"に出会う。


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