悪人 2010年 ☆☆☆☆☆
監督:李 相日
原作:吉田修一
出演:妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、樹木希林、柄本 明
ずっと前から妻夫木君が良さそうじゃない?なんて友達と話をしてて、観に行こうと思っていたところに、深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞してビックリ
ってことで、公開されて最初のレディスデーにさっそく映画観てきました
納得の映画でしたね
最近韓国映画ばかり観てるから、いろんな意味で納得
日本映画は繊細だなぁ
そして主演(助演)俳優が輝くのはもちろん演技力が基本だけど
良い脚本と良い演出があってこそだと実感しました
俳優冥利に尽きる映画なんじゃないでしょうかね~
いい映画って最初から違うよね
暗闇の道路をひた走るシーンなのに、物語の先を暗示してるみたいでワクワクしました
最初からなんだかわからないけど涙が出てきて困ったわ
深津絵里が登場する前から泣くなっちゅーの(笑)
本当に私の涙もろさには我ながら辟易します
孤独なんだもん、みんな
どうしてそんなに寂しそうなの?どこにも行くところがなさそうで、、
「殺人を犯した男と、出会ったばかりの男と一緒に逃げる女」
逃亡しながら二人は何を見たのか、、
そんな映画なんだと思ってたけど、観終えてからの感想はちょっと違うんですよね
さっき映画関係のインタビューを見てたら妻夫木君が「群像劇」って言ってて
あっなるほどなーって思った
そうなんです、二人が迫真の名演技をしててい凄いのに
脇がそれに負けない(それ以上?)くらいにもっと凄いの
殺された女性のお父さん役の柄本明がすごく良かったんだけど
それよりももっと良かったのが、妻夫木君のおばあちゃん役の樹木希林が最高でした
「誰が本当の悪人なのか」っていうキャッチコピーだけど
誰も悪人じゃないんですよね、それがすごく恐ろしい
殺された女性(満島ひかり)と最初に疑われる大学生(岡田将生)
今の若い世代の人たちの閉塞感がものすごかった
普通の子なんだよね、大学にも通って、親の愛情も受けて大切に育てられてて
悲しくなるくらいに薄っぺらに生きてるの(生かされてるの)
っていうか自分を生きてないっていうか
でも自分は悪くない、そこそこの人生を歩いてるって信じたくて
ガムシャラに生きることは恥ずかしいって思ってて
辛がってたり嫌なことは、自分は笑って傍観できるって思ってる
でもそういう子供を育てたのが柄本明が演じる床屋のお父さんや樹木希林演じるおばあちゃん世代なんだよね
光代が「国道を曲がったところに小学校や高校があって、その国道に職場の紳士服売り場があって、自分は今までずーっとその国道を行ったり来たりして生きてきた」って言ってたけど
床屋のお父さんも祐一(妻夫木君)のおばあちゃんもそうやって狭い地域できちんと生きてきたんだよ
最後におばあちゃんが闘ったの
自分を騙した男のところに行って必死で闘ったの
カッコよすぎて、悲しくて、泣ける(今でも泣ける)
おばあちゃんは地に足をつけて必死で生きられるのに
無力で何もできないおばあちゃんはきちんと闘えるのに
この若い世代の子たちは闘う気力も知恵もなくて
閉塞感のなかで何が辛いのかもわからないまま自分の人生を歩みだす術もなさそうで
たぶん、最初から涙が出てきて困ったのはそれが悲しくて仕方なかったからだと思う
深津絵里良かったですけど、妻夫木君、凄かった
ラストシーン、、最高でした
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監督:李 相日
原作:吉田修一
出演:妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、樹木希林、柄本 明
ずっと前から妻夫木君が良さそうじゃない?なんて友達と話をしてて、観に行こうと思っていたところに、深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞してビックリ
ってことで、公開されて最初のレディスデーにさっそく映画観てきました
納得の映画でしたね
最近韓国映画ばかり観てるから、いろんな意味で納得
日本映画は繊細だなぁ
そして主演(助演)俳優が輝くのはもちろん演技力が基本だけど
良い脚本と良い演出があってこそだと実感しました
俳優冥利に尽きる映画なんじゃないでしょうかね~
いい映画って最初から違うよね
暗闇の道路をひた走るシーンなのに、物語の先を暗示してるみたいでワクワクしました
最初からなんだかわからないけど涙が出てきて困ったわ
深津絵里が登場する前から泣くなっちゅーの(笑)
本当に私の涙もろさには我ながら辟易します
孤独なんだもん、みんな
どうしてそんなに寂しそうなの?どこにも行くところがなさそうで、、
「殺人を犯した男と、出会ったばかりの男と一緒に逃げる女」
逃亡しながら二人は何を見たのか、、
そんな映画なんだと思ってたけど、観終えてからの感想はちょっと違うんですよね
さっき映画関係のインタビューを見てたら妻夫木君が「群像劇」って言ってて
あっなるほどなーって思った
そうなんです、二人が迫真の名演技をしててい凄いのに
脇がそれに負けない(それ以上?)くらいにもっと凄いの
殺された女性のお父さん役の柄本明がすごく良かったんだけど
それよりももっと良かったのが、妻夫木君のおばあちゃん役の樹木希林が最高でした
「誰が本当の悪人なのか」っていうキャッチコピーだけど
誰も悪人じゃないんですよね、それがすごく恐ろしい
殺された女性(満島ひかり)と最初に疑われる大学生(岡田将生)
今の若い世代の人たちの閉塞感がものすごかった
普通の子なんだよね、大学にも通って、親の愛情も受けて大切に育てられてて
悲しくなるくらいに薄っぺらに生きてるの(生かされてるの)
っていうか自分を生きてないっていうか
でも自分は悪くない、そこそこの人生を歩いてるって信じたくて
ガムシャラに生きることは恥ずかしいって思ってて
辛がってたり嫌なことは、自分は笑って傍観できるって思ってる
でもそういう子供を育てたのが柄本明が演じる床屋のお父さんや樹木希林演じるおばあちゃん世代なんだよね
光代が「国道を曲がったところに小学校や高校があって、その国道に職場の紳士服売り場があって、自分は今までずーっとその国道を行ったり来たりして生きてきた」って言ってたけど
床屋のお父さんも祐一(妻夫木君)のおばあちゃんもそうやって狭い地域できちんと生きてきたんだよ
最後におばあちゃんが闘ったの
自分を騙した男のところに行って必死で闘ったの
カッコよすぎて、悲しくて、泣ける(今でも泣ける)
おばあちゃんは地に足をつけて必死で生きられるのに
無力で何もできないおばあちゃんはきちんと闘えるのに
この若い世代の子たちは闘う気力も知恵もなくて
閉塞感のなかで何が辛いのかもわからないまま自分の人生を歩みだす術もなさそうで
たぶん、最初から涙が出てきて困ったのはそれが悲しくて仕方なかったからだと思う
深津絵里良かったですけど、妻夫木君、凄かった
ラストシーン、、最高でした
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今見てきました。ホカホカで湯気出てます^^;
隣の駅に最近「TOHOシネマズ」ができて、(こんなとこに作っちゃって
お客入るの?ってとこですが)おかげで朝一から見てきました。
よかったです。
2時間たらずなのに、主役やその家族たちの人間像が非常によく
描かれていて、感動しました。
緻密なシナリオ、丁寧な演出。ロケ地がこれまた良い。
セリフは多くないけど、すべての映像が彼らの人生を語っているようで
秀逸でした。
とくに主役2人はよかったですね。
さすがに私は深津さんが出てくる前は泣かなかったけど^^;
灯台のシーンはず~っと切なかったです。(>_<)
「善と悪」「アイロニー」普遍的なテーマだけど、
今の日本の若い人たちの不安を描き出していたように思います。
あの感情を引きずったまま、主役の二人は何日間かあの灯台で
実際に過ごしたんでしょうね。完全に役とシンクロしていました。
妻夫木君、一皮むけた感じです。
彼って童顔だし、年齢的にはそろそろ厳しい状況になってきて、
彼自身役者として模索していたんじゃないかなあと思うんですが
この役で何かトンネル抜けた感じがします。
これからが楽しみです☆
久しぶりに日本映画見たけど、予告もいろいろ面白そうな作品も
目白押しで(サムライ映画^^)
もっと映画見に行く人が増えるといいなあ。
私も家からひと駅のTOHOシネマ、会員になろっかなあ~☆
長々とすみません!
>緻密なシナリオ、丁寧な演出。ロケ地がこれまた良い。
まったくその通りね
やっぱり日本人は日本の映画が馴染むのかなぁ
韓国映画観てると、微妙にどこか突っ込みたいところがあるのはその辺?(笑)
いえいえ、そんな問題ではなくて
「悪人」は本当に良くできた映画でした
主演二人良かったですね~
妻夫木君は「パコと魔法の絵本」を観た時に
そういう役を選択する彼に意気込みを感じたといいますか
可愛いだけの俳優じゃないんだと思いました
完全に次の世界に抜けましたね
楽しみです☆
そー、侍映画(笑)
「十三人の刺客」「最後の忠臣蔵」両方とも観たいわ
そういえば小学校の頃「忠臣蔵」のドラマを必死で観たわ
実は時代劇は好きなんですよね(銭形平次も好きだった)
本日 観てまいりましたSOONです。もう2時間凍りついたように座席でかたまっておりました。
そして夫婦ふたりで大泣きです。しゃくりあげないように我慢して我慢して… 観た後 ふたりとも全速力で
走ったぐらい疲てしまいました。私は柄本明が刑事に怒鳴るあたりからもうダメでした。
今の日本を的確にうきぼりにして描いていて 監督さんの力量を感じる映画でしたね。
後半はかなりメッセージ性が強いと思ったんですがどうでしょうか?
大切な妻をもつ柄本明は犯罪は犯さなかったし…犯罪を犯す犯さないって紙一重なんだけど
踏みとどまらせるものって何か…そんなことを若者に考えさせようとしているのかとか。
柄本明にこだわっちゃいましたが 他の小さな脇役にも非常にぴったりな役者さんを選んでいて
そこおもしろかったです。当然 主役ふたりはおっしゃるとおり なにか降りてきたのかと思うぐらい
凄かったです。特にあのベットシーン!あんなにも悲しいベットシーンは観た事がありません。
あれなら子供にも観せてもいいと思います。でも それなのに なんと私は泣きながら ミョンたんの”鳥肌”とついつい比較しておりました。こんなベットシーンならミョンたん苦しまずにやれたろうに!!
ああ こんな時にもミョンたんが… 重症です。
ラストの妻夫木くんの目は宣伝に使われてましたね。あれで観たいと思ったんですが期待を裏切らないどころかそれ以上でした。よかったです。
ところで私も時代劇が大好きな子供でした。大川橋蔵・市川雷蔵は私のアイドルです。やっぱり好きなのね、
お武家様顔。映画の後、私達もそのサムライ映画のポスター観てましたよ~ その内 3作に柄本明でてる~ってことでうけてました~ 最後まで柄本さん落ちみたいですが 樹木希林さんは最高です。私的には助演女優賞をあげたいです。ほんとに長くなっちゃてすみませ~ん。
まだ感動の余韻が消えない状態ですね
わかるわ
いい映画よね
良い原作、に良い脚本に、良い監督に、良い俳優
全部が揃うとこういう映画になるってことですよね
そんな映画に遭遇できて映画ファンとして幸せです
本当に「守りたいもの」「大切な人」がいるのか
それを問いなさい!というメッセージですよね
犯罪を犯す犯さないは紙一重
悪人になる人ならない人も紙一重
でも、この映画に登場した人たちには全員に大切な家族がいるんですよね
本来は守るべきものを持っている人たちなのに
それになぜ気づかないんだ!と言っているような気がしました
柄本明や樹木希林は決して裕福に楽に暮らしているわけじゃないのに
こんなにしっかりと生きているのに
若い人たちはどうしてそこから学ばないのか
でも、今の若い人たちの息苦しさも感じて辛かったです
ラストの妻夫木くんの目ね
首を絞めるときの目と、海の向こうを見つめる目
期待以上ですよね
主演二人は本当に素晴らしかったです
それにしても、悪人を見ながらミョンたんに思いを馳せるとは
SOONさん!すごいです!
「鳥肌」はもっと複雑な人間関係だから、、、
あのベットシーンは愛情を伴うものじゃなくて
片や夫を殺し、片やそれに加担したという興奮の中でのシーンだから
ただひたすら激しいんですよ
そして監督さんは主役二人を競わせるというか
どちらかが結果落ちていく、、みたいな強烈な競わせ方ですからね
(ちょっと想像できないですけど)
役に入りきる二人でしたから、それはもう壮絶だったろうと想像します
戦いですね
でも、だからあの映画は素晴らしいんです
ミョンミンさんも自分の映画のなかで「鳥肌」が一番だと言ってますよね
わかる気がします
SOONさん、市川雷蔵もアイドルなの?
リアルタイムに見てたわけじゃないよね?(笑)
柄本さん落ちな感想納得です
私も最近どうも脇役キャラに惹かれる傾向があります☆
日曜のお昼のTVで いつも”またたびもの”とか”若殿”の姿でお目にかかっていただけです。
ちなみに眠り狂四郎は子供なので観ておりません。
でも この人 私が小学生の時 37才で亡くなったそうですが その時は気づきませんでした。
今のミョンたんぐらいだったんですねえ。惜しいことです…あっまた ミョンたんが…
私の脳内占有率は98%ミョンたんなのでなんでもかんでもミョンたん色に染まってしまうようです~たいへんですよ~(笑)
あっ、リアルタイムじゃなかったのね
そーよね(笑)
日本の37才の俳優さんを思い浮かべると
ミョンたん若いんだよなぁって思いますよね
(まぁ、私もだいたいはミョンたんに関連づけてものごと考えます、笑)
(って知ってるよね)
いつもなら我先にとおしゃべりする私とW隊員が、席を立ったあとしばらく黙り込んでました。
映画のパンフを買うのも忘れて。。。後で買いに戻りました。
パンフも良かった^^
「悪人」というか多分だれにも「悪意」はなくて、あるとしたら自分を守りたい気持ちがあるだけで。。。でも、そこから悲劇が始まってしまう。
犯罪だから個人が責任を負うべきなんだけど、どこかで歯車が狂ってしまった誰にでもおこりそうな出来事とも思えるし。。。けど、
祐一は「先に光代に出会っていたら」って言うけれど、本当にそうだったのか?とも思えるし。
柄本さん演じる被害者の父と祐一を決定的に分けるものが存在するんだろうとも思えるし。
いろんな考えが浮かんでは消えてゆきます。
それで、私の第一声は「ミョンたんにこの李監督と映画を撮って欲しい」でした。
俳優からこれだけのものを引き出す監督と是非作品を撮ってほしい!!監督の力量が凄いと思いました。
原作者に脚本を書いてもらいながら結局は自分も一緒に脚本を書いた李監督は本当にこだわりの人です。
CMにも使われていた妻夫木君の目を見て、「観なくちゃ」と思った映画でした。
ラストで祐一が光代の首を絞めたのにも、いろんな考えが頭をよぎりました。
光代を被害者にして救いたかったから?
でも、祐一の狂気もそこにはあったよね?
同じく閉鎖的な地方都市の人たちを描いた「パーマネント野ばら」も私は好きな映画なんだけど。
そこにある風土や人間関係はこの作品と似ているのにやっぱり時代が違うからなのかしら。
その土地で癒しあう人たちがいてお互いの見栄や嘘も認め合って、とても哀しい物語だけど優しさのある作品です。
いろんなテイストの作品を観て、映画ってやっぱりいいなあ。と。
淀川さん?水野さん?みたいな事を思うのでした(笑)
「悪人」の原作は是非読んでみたいと思っています。
始まりはhappaさんの妻夫木君がいいよー!って話からでした
本当によかったわ
今原作を読んでます(上巻を読み終わったところです)
それぞれの人物からの視点で語られるから
登場人物の心理描写が詳しくわかって
まさに群像劇です
でも映画で観た印象はそのままなんですよね
よくぞこの原作をあんなに見事な脚本にしたもんだと感心します
ミョンミンさんをべた褒めする監督じゃなくてね
見たことないミョンミンさんを引き出すような強い力を持った監督さんと仕事して欲しいよね
ぜひ李監督と映画撮って欲しいです
ありえない話じゃないよね
韓国の監督さんが日本映画撮ったりもしてるし、その逆も当然あるだろうし
そういう巡り合わせを期待したいです
ラストはいろんな思いが交錯するけど
私は祐一の優しさ、守るべきものを持った男の行動だと思ったんだけど
でも最後に「悪人なんですよね」と光代が呟くシーンで
一つのことに結論が持っていけない複雑さを感じて
これ監督さん意図的なのかな(笑)
面白い映画でした
こういう映画に巡り合うとね、ほんとに老後は映画見て暮らすぞ!って思っちゃう(笑)
もう上巻読み終わったの?
はやーーい!!
私はこれから購入です。
マツヤマジュンコさんという広告関係の仕事をされてる方で、ペヨンジュン本も書いてる方のブログにたまにお邪魔するんです。
マツヤマさんご夫婦で「悪人」の原作のファンでいらっしゃって、映画も二人で観てどちらも良かったとおっしゃてました。
マツヤマさんの映画やドラマのお勧めや感想に共感することが多くて、たまに今はマツヤマさんは何がお気に入りかしら~なんて読みにいくのが楽しみなブログです。
マツヤマさんもミーハー心をいつまでも持ってる方だから、私は興味の方向性が似てるみたいなの。
関係ないですが。。。
私は今、「ベートーベンを愛した女たち」という本を読んでいます。
ベバ繋がりでなんとなく目に付いちゃって(笑)
はい、今日下巻を読み始めました
最近たまに半身浴しながら読みます
30分くらいね
すごい汗が出て体がポカポカするのよ
「悪人」はすごく読みやすくて、どんどん読めちゃいます
マツヤマジュンコさんのブログを拝見してきました
オシャレで軽やかな感じで素敵なブログだわ
興味の方向性が同じでいろんなことを楽しめるっていいよね
「ベートーベンを愛した女たち」
これは歴史上の本当の話?それとも小説かな?
唯川恵さんが書いてるのね
「肩ごしの恋人」を読んだことあります
韓国映画になってて、それはまだ観てないけど
小説の方が面白いような気がします
happaさんは忙しいのにコンスタントに本を読んでますね~☆