きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

復讐者に憐みを

2011年06月06日 | 韓国
復讐者に憐みを(原題:복수는 나의 것)  2002年  ☆☆☆☆
監督 パク・チャヌク
出演 シン・ハギュン、ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ 




何年かぶりにもう一度この映画を観た
前に観たときは嫌ではなかったけど正直ピンとこなくて消化不良ながらも
やっぱり印象は一緒だった
「乾いてる」

悲惨で残酷で痛くて
目を覆いたくなるようなシーンばっかり
だけどなぜか見てて悲しくないのよね
悲しさとか感情が伝わってこない
怒りも乾いてる感じで
逆に耳が聞こえないリュが吹き出したくなるくらいに可笑しい時がある

復讐してるつもりが、いつのまにか復讐される立場になる復讐の連鎖
最後はみんな死んでしまう物語が
楽しいかって言われると楽しくはないんだけど
でもぐいぐい引っ張られるように観ちゃった

画面のひとつひとつが綺麗で面白いのよね
設定も面白いし

そしてペ・ドゥナが、なんかも~~すごかったわ



パク・チャヌク監督の復讐三部作の「復讐者に憐みを」
悲惨な復讐劇が災いして興行的には振るわなかったそうですが
そうでしょう…淡々と人が死んでいく映画でした
登場人物は結局全員死んでしまいましたよ
それも、どうしても殺されなければいけない理由があるのか
結果として悲惨な殺され方ばかり

「人生は辛い事や苦しい事の方が多いので、その暗い部分を映画にしたかった」と監督が言っていた通り
明るく楽しいシーンはほとんど無かった

乾いた悲しみ
ポロポロ涙が流れる悲しさじゃなくて
その悲しみが人生そのものかもしれないと
なぜか安堵感さえも感じるような
とても不思議な映画でした


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先天性聴覚障害者を持つリュ(シン・ハギュン)。闘病中のリュの姉は腎臓移植しか生き延びる方法がないが、リュと姉は不適合で移植できない。リュは臓器密売に手を出し、自らの腎臓と全財産を引き換えに適合腎臓を譲り受けることにした。摘出手術が終わり目覚めてみると金と腎臓を盗まれ逃亡されていた。リュの恋人で極左活動家のヨンミ(ぺ・ドゥナ)はイルシン電気の社長トンジン(ソン・ガンホ)の娘の誘拐を提案する。


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