自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

宿泊合宿 最終日~2泊3日終了~

2014年02月26日 14時18分10秒 | 子ども向け主催事業
2泊3日の宿泊合宿もついに最終日!

朝早く目が覚めた女の子達は本を読んだりパズルの続きに取り組んだり・・・


見事、300ピースのパズルは起床時間の6:30までに完成させることができました!やったね!


少し眠そうな顔が多かった朝ごはん。食べるうちに皆元気に


この2日間で皆慣れた手つきに。中学年も高学年も一緒に食器洗いです。


今日も元気にいってらっしゃい!


帰ってきたら児童館の子どもたちも一緒に外で雪遊び。
雪合戦にそりすべり、思い思いに楽しみます。

いよいよ終わりの時間がせまってくるなか、全員で掃除会議。
誰がどこを掃除するか、皆で話し合い、ときにはじゃんけんで勝負して決めていきます。


手分けしてお掃除タイム!
さすが皆は元気いっぱい!雑巾がけの足捌きも軽やかです。


掃除が終わったら、最後に終わりの会。
始まりの会と同じく、教育長から再び脈のお話。


はじまりの会で発表した今回の通学合宿の目標は3つありました。
一、自分のことは自分でやる
一、自分だけでなくみんなが楽しくすごせるように!
一、思いっきり楽しむ でもやることはやる!!

皆に3日間を振り返って自分を評価してもらいます。

目標達成完璧!な子も、自分ではあまりできてないな、と自分を評価していた子もいましたが、
私達からすれば、皆よくやりました!

2泊3日の宿泊合宿もこれにて無事終了。
合宿中の楽しかった思い出だけでなく、皆でやった片付け、掃除なども思い出して
それぞれの家に帰っても自分でできることを増やしていってもらえれば
私達も嬉しいです。

(ちこ)

通学合宿~2日目 ワクワクのカレー作り~

2014年02月25日 19時17分01秒 | 子ども向け主催事業
2日目はやること盛りだくさん!

学校から帰ってきて、宿題が終わった人から
おやつの白玉作り開始です。

まーるくまーるくまるめたら(創造的な子も何人かいましたが!)


お湯でゆでで、浮かんできたらすくいます
 

作った白玉団子にかぼちゃだんご入りあんこをかけて、今日のおやつ完成!お好みできな粉も。


使った道具はもちろん自分達で洗います
 

宿題中の高学年とおやつタイムの中学年


ほぼ全員が揃った子ところでいよいよ夕食のカレー作りスタート!

人参チーム


じゃがいもチーム


たまねぎチーム


一方、宿題チームは・・・
ノリノリ(!?)で宿題中!


帰ってきてからも、早く下校した組が体育館で遊んでいるなか、少数精鋭隊での勉強会。
早く遊びたいかな?と思いきや
「皆が遊んでるなか、僕達だけ勉強してるのってなんか楽しいね!」とのこと。イイネ!


そして完成した夜ご飯がコチラ!!
どんっっ!!


「これ私が切ったやつ!」「このじゃがいも大きいーっ!」
みんなでわいわいおいしくごはんを頂いたら、黒松内温泉でほっこり。

帰ってきてしばしの自由時間。

トランプしたり


女子部屋では女子会開催中。


児童館に飾ってあるとても立派な雛人形に男の子たちも興味津々。
よく見てみると、一体一体顔が違う!


そして300ピースのパズルに挑戦組。合宿終了までに完成なるか!?


昨日は緊張とわくわくであまり眠れなかった子もいたようなので、今日は早めに電気を消します。
さて、通学合宿も残すところ1日!
このメンバーでやることはやって楽しむぞ!

(ちこ)

通学合宿 1日目終了!

2014年02月24日 15時29分25秒 | 子ども向け主催事業
昨日2月24日から2泊3日の通学合宿がついに始まりました。
今年は児童館を使わせていただけることになり、19名の子ども達が集ってくれました。
3名+αのスタッフの合わせて20名弱が学校生活をはさみながら、
家から離れ、たくさんの人と関わりながら生活します。

自分達でできることは自分達でする!を目標の1つとして、
どきどき・わくわくなみんなでの共同生活がスタートです!

今回参加の19人が体育館に集結。
教育長のお話を皆良い姿勢で聞いています。



スタッフ・ふったからの日程の説明。これからするたくさんのことにワクワク!


そして皆で食べる最初のごはん。
もちろん準備は自分達で!
テーブル・椅子を運び、食器を並べます。

ここで自然学校の校長先生、たかぎぃのお話。


順番にご飯をもらい、準備ができたらおまちかねの
「「「いただきます!!」」」


食器は自分で洗って拭いて、片付けが済んだら皆で遊びます。
視線合わせゲーム、チーム対抗ドッジボールでヒートアップ!
初めての友達や環境での緊張も、皆の熱で溶けたよう。

時間になったら(時間より前に始めていた人がたくさん!)寝る準備。
マットの上に寝袋を敷き、明日の準備、パジャマに着替え、宿題・・・
することをしたら、寝るまで自由時間!
寝袋いもむしになったり、おしゃべりしたり、お絵かきしたり、と皆思うように過ごします。

9時半になったらおやすみなさい!

2日目は6時起床でしたが、6時ちょっと前の時点でもうこの状態。


寝袋や銀マットはたたまれて、着替えも終えた子がほとんど。
家にいるときより早起きだった子が多かったみたいだけど、皆早く起きました!

朝ごはんも皆で準備して、朝から元気にいただきます!


朝はいそがしい!ごはんを食べたら片付けて、用意をしたらもう学校に行く時間。。

ふったと一緒に歩いて黒松内小へいってきまーす!


白井川小の子たちも、バスに乗り込んだら いってきまーす!


・・・と、あっという間に1日目は終了。

皆友達とお泊りで楽しそう!
印象に残ったのは、
「いつもよりたくさん食べれたよ!」「いつもはお母さんにやってもらってるけど、できたよ!」
と、普段できない・やらないことも、どんどんできるようになっていること。
そして頑張っている子には、周りにいる友達が「もうちょっとだよ、頑張って!」
と励ましの声も聞こえます。

2日目は、メインイベントのひとつ、皆での夕食作りが待っています。
この調子で、やることはやりながら楽しくいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

(ちこ)






NPO法人HOP 受入 ようこそ!冬の黒松内へ~たくさんのハジメテ~

2014年02月18日 19時17分13秒 | その他いろいろなプログラム
先週の13日(木)から1泊2日で、
NPO法人ホップ障害者地域生活支援センターの皆様が自然学校に来てくださいました。

昨年の9月と11月に続き、今年度3回目のHOP受入。
毎回たくさんのことを一緒に体験してもらっていますが、今回も参加者さん達にとっての多くのハジメテがありました。

まずは1人1人自己紹介。



聞いてみると、深雪の上を歩いたことが無い人が多いよう。
それでは、早速皆で雪遊びに出発!


小さいとき以来の雪遊び。初めての雪に埋まる感覚。雪のブロック積み対決。
普段の生活範囲があまり広くない参加者さんだけではなく、HOPのスタッフの方々も雪で遊ぶのは久しぶり。
大人になっても、楽しいものは楽しい!寒さも一時的に忘れ、全力で遊びました。






自然学校の雪の迷路も見てもらい、初のイグルーも体験。
大人が6~8人入っても広さにはまだ余裕があります。


少し疲れてきたところで、温泉へGO!
遊んでいる間は感じなかったけれど、やっぱり身体は冷えていたよう。
温泉で温まったらおいしい晩御飯を食べ、
まだまだ元気な人は体育館でバドミントン・バスケットボールetcで軽く汗を流し、
くつろぎ隊は部屋でまったりしてからおやすみなさい。

そして2日目もやること満載!

自分達がごはんを食べた後は、ニワトリ”コケッツ”のえさやりへ出発。
ニワトリ小屋に入り、間近で見るコケッツにドキドキしながらも
1人ずつえさをあげていきます。


朝のお仕事が終わったら、お次は黒松内の町ツアーへ!

「いつもの水と違う」「なんかおいしい」 水彩の森の水を味わい・・・


町内の方が飼育されている、大きい馬も見せていただき・・・
(なかなか見ることのできない、座り込んでいる姿まで見せてくれました!)


道の駅でおみやげ・お菓子・アイスを買って・・・

すずやさんではかわいらしい、素敵な和菓子も買い・・・

時間が来たので学校へ。
皆さん、黒松内町内ツアーを楽しんでくれたようです。

学校へ戻ってきた私達を出迎えてくれたのは、焚き火!


手はあたたかいのに足は冷たい、という感覚も体験。
買ってきた和菓子を早速いただきながら、しばし団欒の時間です。
雪も降っていて寒いけど、皆で寄り添って手を火にかざせば少しぽかぽか。

お昼ごはんではみんなたくさんおかわりをして、

最後はこの2日間のふりかえり。
1人ずつ言い合った感想では、
「動物がかわいかった」「普段できないようなことを体験できて良かった」「楽しかった!」
と、皆さん楽しんでくれたよう。


お別れの前に、みんな思い思いのポーズで記念撮影。良い写真が撮れました。


そしてあっという間にこの時間が。
「また来てねー!」「また来るよ!」と言い合って、今回のプログラムは終了です。

自然学校のスタッフにとっては日常であるコケッツのえさやりや雪遊びですが、
今回参加してくださった方々がその中にも驚きや感動を見つけてくださった姿を見て
私達もあらためて気づくことの多かった2日間でした。

(ちこ)


そだちば 雪の迷路作り×Link Next パート2

2014年02月16日 17時19分17秒 | そだちば
2月の14日から16日にかけてLink Nextの3名が先月の雪の遊び場をパワーアップさせるために来て下さいました。

山村留学生のYKAちゃんもお手伝い


雪をかぶっていた迷路を整備したら、
今回のパワーアップ重点エリアの1つである雪山の滑り台を開拓します。


午前、午後と外で働いていた私達の元にお客さんが!


この日の夜はLink Nextの1名が先月自分達で作ったイグルーお泊り会を決行!
さすがに1人で夜を越すのは寒かったみたいですが、イグルーが活用される様子を見れて嬉しいです。


そして翌日日曜日の午前中にもたくさんの子ども達が遊びに来てくれました!

ここで一晩過ごしたLink Nextの一員と共に@イグルー


小さいペンギンと大きいペンギン@滑り台


この日は地域のおじいちゃんも来てくれていました。
何を作ってるんだろう・・・?


じゃーん!ジェットだるま!ひげの辺りが似ているでしょう?


走り回って疲れたら、休憩所でひとやすみ。
皆で焚き火をかこみます。なかなか見る機会のない焚き火に興味津々!あたたかいね。


保護者の方々も、木登りや焚き火など子ども達が普段はあまりできないことを
思いっきりしている姿を喜んでくださりました。

先月は立派な迷路を作ってくださったのに
写真でしか子ども達が遊んでる様子を知ることができなかったLink Nextの皆さん。
今回は作ったばかりの遊び場をたくさんの子ども達が楽しんで遊んでいるところを見て、
達成感も倍増だったよう。

さて、森のようちえんへ向けて2ヵ月に渡って準備してきた雪の遊び場。
今年最後の森のようちえん、皆で楽しく遊びたい!結果はいかに!

(ちこ)

大豆の変身~まだまだ続くよ!豆腐&おから編~

2014年02月04日 14時54分28秒 | 日常生活
先日の豆腐作りの際、おみやげにたくさんいただいたおからちゃんとお豆腐くん。

本日はこのお二人の更なる変身をご紹介します。

冷やでも湯豆腐にしてもおいしいお豆腐くんが・・・


へーんしんっ!


お昼には、外はさっくさく、中はしっとりのおいしい油揚げとなって食卓に並びました。

そしてヘルシーでダイエットにも良い!と巷でも評判のおからちゃん。

今回はドーナツを作ってみました。

砂糖、小麦粉、水を加えてこねると・・・生地っぽく!


フライパンで焼いたり、揚げたり


ベーキングパウダーの効果も実験。

さて、この二つのドーナツ。ベーキングパウダーが入っているのはどちらでしょう?


こうすると見えるかな?正解は、右のドーナツ!
ふわっと膨らんでいるのがわかります。


そして完成!
香りの違いを楽しむため、バニラエッセンスを加えたものも作りました。


あつあつ油揚げに、色とりどりのおからドーナツ達。どれもおいしかったです!

豆腐とおからの変身の幅をみて、ますます大豆のもつ可能性に圧倒された雪の降る午後でした。

(ちこ)




地域交流お豆腐づくり~大豆くん変身!おいしいもん食べるのもゆるくない~

2014年02月01日 16時34分37秒 | 地域情報
ブナセンターで行われた作開の地域交流お豆腐作りに参加してきました。
地域のお母さん方、自然学校のスタッフとYKAちゃんの、約10名が集いました。

お豆腐作りを通して大豆くんの万能性とおいしいものを食べることの有難さを実感。
そしてお母さん方のテキパキ&パワフルな手際の良さ、気遣いとチームワークを間近で見て、
自分もあんな風に・・・と、皆さんのすごさをあらためて感じた1日でした。



スーパー等では一丁からパックで売られている豆腐を、本日は大豆から作ります。

お豆の大豆くん(大量!)を


すりつぶして


煮て



しぼります。


ここで今回の(個人的)大発見。
このときに残ったものがおからに、できた液が豆乳になります。


にがりを加える前の豆乳も味見させていただいたのですが、
これまでに飲んだなかで一番おいしい豆乳でした!

豆腐には使われない、いわゆるカスの部分もおからとしてたくさんの使い道があると教えてもらい、
どうやっておいしくいただこうか創造が膨らみました。広がる大豆くんの可能性・・・!

そして豆乳ににがりを加え、まぜて固めて


重しを載せて脱水すると・・・


立派なお豆腐に!



本日はメインの豆腐の他にお赤飯と蒸しパンも作りました。

もっちもちお赤飯


卵15個分の重さを体感しているYKAちゃん


材料を更に加えて重さの増した生地を混ぜるのに疲れを見せたYKAちゃんに、
地域のお母さんが一言。
「おいしいもんを食べるのもゆるくねーんだ。」
自分で料理等をしないとつい忘れてしまうことですが、
手間暇かけてこそおいしい食事がいただけるということを
あらためて実感しました。

途中でおこったすりつぶす機械が上手く動かないというプチハプニングも、
ブナセンターの方が華麗に対処してくださいました。


地域の仲間との、お豆腐作りを通した団欒のひと時。


できたてのホカホカ豆腐にもっちりお赤飯、そしてふわふわ蒸しパンを
いただきます!


一手間も二手間もかけ、豆から豆腐へとの変化の過程を見届けてから食べた豆腐は
いつもよりおいしかったです。

おいしい食事、素敵な方々との共同作業に、
この地域で生活していることあらためて嬉しく感じました。


(ちこ)