自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

2014冬 ねおす全体研修

2014年11月30日 16時47分52秒 | セミナー・研修
11月29日から1泊2日で、ねおすの全体研修が行われました。
東川の大雪山自然楽校、苫小牧のいぶり自然学校、札幌の札幌まるやま自然学校、そして黒松内。
普段それぞれの地域で活動しているねおすメンバー、そしてねおすを卒業し、それぞれの形で活躍しているメンバー、
総勢17名がぶなの森自然学校に大集結。
これからの自然学校の方針、そして自分の役割・ミッション。
この1泊2日で議論しあい、共有しあい、とても濃密な時間を過ごしました。

まずは、普段それぞれの自然学校がどの様な活動をしているかを報告。
サイトごとに特色のある、様々な事例がでてきました。
知っているようで知らなかった他のメンバーの活動は聞いているだけでもわくわくします。
   

次にそれぞれのサイトでの今後の方針を共有し、グループにわかれて意見の交換。
自分や、普段所属しているサイトの中だけでは気がつかないような発見がどんどんでてきます。

2日目は各サイトや個人の強み・弱み・機会・脅威について考え、来年度以降の方向性を具体的にするために
SWOT分析を取り入れて可視化しました。
 

分析するなかで見えてきたやるべきこと・やりたいこと、その可能性についても発表し、全体で共有します。
 

この2日間で、理想や目標と、実際の活動をすり合わせていく作業を段階を踏んで行いましたが、
それぞれ再確認や新たな発見など、大きな収穫が多かった研修になりました。


そして、私達ねおすメンバー。
もちろん何事にも全力で取り組みます

あれ、盛り上がっているはずの夜ご飯の席に、他のメンバーが不在・・・?


とみせかけ、台の後ろにギューギューになりながら隠れておどかす待機。その手には数年ぶりにもつクラッカーが。


節目となるお誕生日をむかえる高木さんを皆でどっきりお祝い大作戦!に全力をそそぎました。

頭だけでなく身体も全力で動かします。

お昼休みの時間をつかってミニバレー大会で汗をながしました。



普段なかなか一緒に活動することはありませんが、こうして集まり、熱く話をすると
チームでいることの強みをひしひしと感じました。
いろいろと変化していきながら、変わらぬ想いのために、
これからもそれぞれの現場で進化していきます。

(ちこ)

渡辺農場ブルーベリー冬囲い

2014年11月18日 17時13分03秒 | 農業・漁業
いっしょにコミュニティふぁーむを作っている、渡辺HARU農場のブルーベリーの冬囲いをしてきました。


最近、時折お手伝いに行っているのですが、久しぶりにお天道様の下での作業でした!
太陽を見れるというのはうれしいものです♪
これからの時季は本当に貴重。
ということで、雪が降り始めてしまったにも関わらず、冬囲いがまだ終わっていないので、ここぞとばかりに頑張って作業。
  

500本もあるので、まだ先が長い。。。
先日は渡辺さんと2人きりでしたが、本日はホッシーも参戦!
人手が多いと、作業も進むし、気持ちも元気づけられます。
特にホッシーは作業が早い。
負けじと余計に頑張りました。

そう頑張っていると、ホッシーが最後!?のブルーベリーの実を発見!


おいしかったですね~♪
寒さで糖度が増したのもあるだろうし、最後!?の一粒だ、という貴重な気持ち、そして頑張った作業の合間に食べたことが合いまってのおいしさでした。
また来年、この実をたくさんつけてもらうために、せっせと冬囲いを進めます。

(ふみぞう)

11/17日_自然学校日常生活報告

2014年11月17日 20時01分23秒 | 日常生活

前々回、「今年3度目」などと悠長な事を言っていましたが、あの日以降降ったり止んだりを繰り返しています。

環境教育フォーラム初日には雪かきをしましたし、着実に冬への歩みを進めています。
 


人間だけではありません。
ペロにも大変な季節となってきました。


お互い病気にもならず、無事に春を元気に迎えたいものです。

(たつみ)

環境教育フォーラム北海道支部 地域フォーラム~黒松内~

2014年11月17日 10時50分05秒 | セミナー・研修
15-16日の土日にかけ、黒松内ぶなの森自然学校で環境教育フォーラムが行われました。
今季初の雪かきをするほどの雪が降った土曜日に、札幌などから学会員の方や北海道教育大学の学生さんたち20数名の方々がいらっしゃいました。

テーマは「学校教育における環境教育とその課題~環境教育としての農山漁村での自然体験の事例から~」ということで、ここ、ぶなの森自然学校での宿泊体験学習受け入れの事例や、実際に宿泊体験学習に来てくださった留寿都小学校の先生から学校側からみた体験学習についてのご報告などがされました。
  

実際に来てくださっている小学校の方からお話をいただけるのは、とても貴重でありがたいことでした。
体験学習を受けたことによる子どもたちの成長はすぐには見えず、評価のしづらいことではありますが、数ヵ月後の学芸会のグループ活動などで成長を感じることができた、とのご報告もありました。


お昼には寿都方面へミニツアー。
宿泊体験学習の漁業プログラムで取り入れている、高台から寿都湾を見、海図を通してその海の中を想像し、漁師さんはどのように漁をしているのだろうか、と考えるプログラムをわずかながら見ていただきました。
が、天候が悪く海はもやの向こう側。

 

今回は、寿都湾の展望も参加者のご想像におまかせしました。


お昼ごはんは寿都道の駅で売られている海苔弁当!
たかが海苔弁とあなどるなかれ。
とってもおいしいのです!
寿都でとれる『どんじゃのり』を使った海苔弁当。
この寒い冬の時季に採っています。
磯の香りの海苔弁当は参加者のみなさんにも大好評でした!


夜は懇親会。
学生のみなさん、そして知識あふれる大先輩方が一同に会し、活気のある楽しい一夜となりました。
 


2日目は、現在は岐阜県の郡上八幡で体験学習の受け入れを中心とした団体で働いている、元ぶな森スタッフ・バンビから、郡上八幡での事例報告。


そして北海道教育大の能條先生、LLC北海道観光まちづくりセンター宮本さん、ぶな森校長の高木さんの鼎談。


農山漁村での宿泊体験学習受け入れ事業、子ども農山漁村交流プロジェクトが始まって約5年。紆余曲折あれど、北海道でもいくつかの自治体で推進されています。
現在、コーディネーターがいない、学校受け入れ地の不足、子どもの成長の評価の仕方等々、様々な課題が出てきていますが、今後このような課題を解決していく展望をもって終幕となりました。
子どもたちが、自分たちの住んでいる地域、町の自然を見て体験し、仲間との協同も学んでいくこの教育がよりよいものとなって、今後も続き、浸透していくよう、整備をしていかなくてはいけませんね。


その後、オプショナルツアーとして冬のブナ林ツアーも催行されました。
  

これからは、夏には行けないところにも行ける、また違う表情を見せてくれる雪のブナ林の始まりです。

(ふみぞう)

今年3度目の雪

2014年11月13日 13時30分24秒 | 子ども向け主催事業
タイトル通り、今年3度目の雪が降っております。

   


朝起きた時から「暗い空だなぁ」と思っていましたが、10時ころから降ったり止んだりを繰り返しながらも、現在18時になってもずっと降っています。

初雪は10月28日に降り、これは本州でも盛んに報じられたようですね。
多くの方から「もう雪が降っているのですね」と連絡を頂きました。

今回はご覧のとおり結構本格的な雪なので、明日の朝まで残りそうです。
季節が変わってゆくのを、ひとつひとつ、感じてゆきます。


(たつみ)

第15・16回 ハイキング倶楽部あるっくぅ@仁木町頂白山&黒松内山並みハイウェイ~駅伝応援~寿都

2014年11月10日 17時45分10秒 | その他いろいろなプログラム
    10月の中旬から下旬にかけては、有り難いことに国内・国外各地よりお客様を迎えたり、ツアーを行ったり…といった日が続いておりました。
一つ一つの活動が濃く、11月に入りだいぶ落ち着いてきたので、順をおってご報告します。

10月18~19日(土日)には、第15・16回となるハイキング倶楽部あるっくぅが開催されました。

第15回は仁木町にある頂白山へ軽登山に。

紅葉の進む山の木々が美しく、色とりどりの葉にしばしば足を止め見入っていました。
  

素敵な笑顔であるっくぅ!
   

急な傾斜もなく、比較的歩きやすい道でしたが、途中藪こぎゾーンが。

笹をわけわけ進みました。

頂上でパチリ。


よく見えない?

じゃあこれなら・・・ドン!

四六一米 と書いてあります。
この頂白山、2つの頂上を持つ双耳峰です。
高い方の頂上へ向かう道が道なき道になり始めたのでルート変更し、頂上三角点に到着。
最高点は20メートル高いところにありますが、こちらは景色も開けていて、皆で座ってお昼をするスペースもありました。


頂上には今話題の余市町や日本海も見渡せる良い景色が。


この後、岩内の温泉でほかほかして帰りました。

2日目は黒松内~寿都のハイキング。この日は雲ひとつない快晴!


舗装された道が続く、人呼んで”黒松内山並みハイウェイ”で頂白山とはまた違った様子の紅葉を楽しみながら歩きました。
  

その日は先日の記事にもあったように、黒松内では町内一周駅伝が開催されていました。
自然学校からはふみぞうが出場!山並みハイウェイ出口付近からスタートと聞き、皆で応援に向かいました。


見事、女性区間賞をげっと!


熱い走りに興奮しながら、となり町寿都町へ向かいます。
お昼はダイマル大谷会館で美味しい魚料理をいただきました。
写真は寿都のご当地グルメ、ホッケめし。

このホッケめし、お店によってスタイルが違うそうです。

2日とも晴天に恵まれ、なんとも気持ちのよいハイキング日和でした。