自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

ぶな森わくわくワークキャンプ開催!

2021年06月13日 18時05分03秒 | 子ども向け主催事業

土曜の午前は予報通りの雨だったものの、午後からは太陽ギラギラ!
日曜日は朝からの晴天!というお天気のなか、初のこども&親子のわくわくワークキャンプを開催しました。

ぶな森では毎年、”ワークキャンプ”(目標を共有した人達による合宿型のボランティア)を主に大学生・大人を対象に実施してきました。
道内外、海外から集まってくれるボランティアさん達には
薪割りなど自然学校の整備、イングリッシュキャンプ、町内の放課後子ども教室、中学校への出張授業、英会話教室へのゲスト参加、お隣寿都町のブルーベリー農園での農作業などなど…
様々なワーク(作業)で力を貸していただきました。

(過去のワークキャンプの様子をチラとご紹介)
農園での作業の様子 by リーハン↓

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Workcampの仲間と、楽しいファーム作業! - 自然学校発 黒松内だより

この一週間、自然学校は英語の会話に満ちています。世界中各地からの人々、ファームの作業を手伝ってくれました。Workcampです。今ブルベリー...

Workcampの仲間と、楽しいファーム作業! - 自然学校発 黒松内だより

 

一番最近の国際ワークキャンプ by おがっち↓

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6月の元気いちば開催 - 自然学校発 黒松内だより

6月30日に作開元気いちばが開催されました。 この日は、生憎の雨模様で自然学校の体育館での開催になりました。 雨が降る中...

6月の元気いちば開催 - 自然学校発 黒松内だより

 

今年度は、なかなか国際ワークキャンプの開催が難しく、5月開催予定だったものも延期となり…
ということで、自然学校のスタッフで作業を進めていたのですが、子どもたちとも一緒にできたら楽しいかも?というものがあったので、
こども&親子むけのワークキャンプを決行です!

今回の一番の目標は、なめこの菌打ち!
これまでは地域の方の所に出向き、スタッフで毎年作業させてもらっていたのですが、
ドリルであけた穴に菌をトントン…をみんなでやりたい、と、
道具一式お借りしてきました。
年長さん~中学生、大人、参加してくれたみなさんの力で無事約500の穴を2日で完了!
菌を打った後、水につけると良いらしいと人から聞いたので、今日打った何本かは川に浸けてみました。
昨日の分はそのままにし、経過を観察してみます。
      

 

その他、薪割りエリアでは豪腕くんでばりばり丸太を割り、運び、積み…
キンドリングクラッカーで小割をつくり…


 

のこぎりや高枝切りばさみで枯れた枝を切ってもらったり…
  

お昼ごはんに食べるものを焼くための火をおこしてもらったり…

火が丁度よくなり、お腹もすいてきて、お昼が近づいてきたので、お昼ご飯に!
外の木陰で、気持ち良くいただきました。

食べ終わったらしばし休憩。
木登りしたり、スラックラインでゆれたり、空中ハンモックでゴロンとしたり。
  

さて、午後からは場所を移動し、コケッツ小屋の近くへ。

コケッツのための、ミミズ屋さんが土を掘り堀りしてくれたり(ミミズらーめんなど、ミミズをたっぷり使ったメニューがコケッツに大人気)
 

午前中起こした火で焼いていた貝の殻を粉々に(本当に、きれいに粉々に!)砕いてくれたり
 

ふきを採ってくれたり…

そうなんです。これをみんなでやりたかったのですが、
 参照↓

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これぞリアルおままごと!? - 自然学校発 黒松内だより

先日のまりっぺの記事にもありましたが※詳しくはコチラ!OGPイメージワクワク草花遊び-自然学校発黒松内だよりトドマツの葉が緑色...

これぞリアルおままごと!? - 自然学校発 黒松内だより

 

 


前回よりもフキへの食いつきが全く無く…気分?お腹の減り具合?
やはりこちらの思うばかりにはいきませんね!

お日様ぴっかーんの暑い日。
飲み物のんだり冷たいおやつをたべたりで休憩しながら。

最後は木にのぼったり、貝くだきのしあげをしたり、枝をきったり…
いろいろと過ごしているうちに、終わりの時間に。

実は先週から黒松内町内の小中学生の食べる給食をつくっている給食センターや、旅館から野菜くずなどをいただいてコケッツにあげています。
みんなの給食で使われなかった部分をコケッツが食べているということに。
ますますコケッツを身近に感じたり、普段食べているもの、にもみんなの口には入らない切れ端とかがあって…など
いろいろな事をいつか考えるきっかけになればなによりです。

参加してくれた子どもたちはもちろん、保護者のみなさまにも大変お世話になった今回のワークキャンプ。
普段のキャンプと、同じなような、違うような?
みんなで作業した時間、どうだったかな…?

私達は楽しませてもらいました!
ありがとう!

(ちこ)

 

 


町民センターに仲間が加わりました!

2021年06月09日 14時31分20秒 | あべまり日記

晴れた日は外でランチをするのが当たり前になってきた今日この頃です.

教育委員会にいるときは体育館横のガーデンでお弁当を食べています.ハーブを見ながら,青い空を見ながらほのぼのご飯を食べるのもいいですよね.

どんなに忙しくてもご飯の時くらいは外でゆっくりと時間を過ごす,この気持ちはこれからも忘れないようにしたいです.

日影がないと暑い日は30分もゆっくりして居られません....これからもランチ場所を求めて街中を回っていきたいと思います!

 

さて,タイトルにもある通り,町民センターに仲間が加わりました!

その仲間とは「人」ではなく「生き物」なんです!

 

それがこちら.



 

町民センターにカブトムシの幼虫がやってきました!

作開地区の方から幼虫を頂き,教育委員会でお世話をしています.そして先月からパネルもつけて展示しています.

 



 

これによって子供たちの生き物を観察する機会が増えたらいいですね。

お,幼虫たちが姿を見せてくれていますね!

ちなみに私はうねうねした生き物が苦手なので,この子たちが動くのを見ると鳥肌が立ちます...(笑)最近はやっと見慣れてきました.

この時期には,カブトムシが幼虫から蛹になります.ここにいる幼虫たちで蛹になっているのはまだいないので,ちょっと遅いかな…??という感じですが,そろそろなのではないでしょうか.

幼虫たちは蛹になるための個室を作り,蛹になっていきます.ちなみにこの時期は蛹室を壊したり刺激したりすると,死んでしまったり奇形になったりする可能性があるため触ってはいけないそうです.

子ども達にじっくり観察してほしい気持ちと,そっとしておいてほしい気持ちとで揺れ動きますね(笑)

 

実家でもカブトムシを成虫から飼っていた記憶がありますが、どのような成長過程を踏んで成虫になるかは詳しく知りませんでした。なので今回のパネルを作ったことで私もカブトムシに詳しくなれました.私も勉強になります.

 

ご存じの方も少なくないかもしれないのですが,北海道には元々カブトムシは生息していませんでした.しかし,かつてペットや養殖のために北海道に持ち込まれ,それが野生化してしまい北海道にもカブトムシが増えてしまっているそうなのです.もしかしたらそのカブトムシ達がクワガタなどの在来種の暮らしを脅かしている可能性もあります.

実は私は、北海道ではカブトムシが外来種であるということを知りませんでした.ですが,これをきっかけにみんなで学べたらと思います.

ペットを飼ったら,「死ぬまで責任をもって育てる」という考え方を黒松内の子ども達に伝えられるような展示になればいいですね.

 

 

(まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理)


これぞリアルおままごと!?

2021年06月03日 18時32分36秒 | 日常生活

先日のまりっぺの記事にもありましたが

※詳しくはコチラ!

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ワクワク草花遊び - 自然学校発 黒松内だより

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ワクワク草花遊び - 自然学校発 黒松内だより

大人達による大人達のための草花あそびで作った完成品は、ニワトリのコケッツに献上。






はい、どうぞ!
と、人間定義で”お行儀良く”、お皿(として用意した木の板)の上の数々の料理を食べ始める、ことはなく。

初めてみる形のものに、興味は示すものの、なんじゃこれ?と足でまたぐどころか、蹴散らしていくコケッツさん。
そりゃそうよね、こっちが勝手に食べて欲しいと思っても、それはこちらのわがままというもの。

諦めてのんびりしていたところ…





料理のうちの一品、フキの巻き寿司に気がついた一羽がツンツンつついて一口パクっ。
と、一気にガツガツつつきはじめました。
それを見た他のコケッツたちも食べ始め、押すな押すなの大繁盛。

これは…と、包丁をもちだし、フキを切ってみる。






切っていくそばから足りぬ足りぬと食べていくコケッツ。

こうして作った料理(※フキの茎を切っただけです)を、美味しい美味しいと(言われたわけではないですが)
食べてくれると、こちらもつい頑張って切ってしまう。

ふと、子どものころ良くおままごとで泥団子や草花を作り、食べるふりをする…という遊びをしていましたが、
これはおままごとで切り刻んだ草花を、すぐに食べてくれる相手がいる…
究極の(?)おままごとなのでは!?

トントンと包丁できざみながらふと、子ども達と一緒に楽しめそうな作業の可能性をかいまみた穏やかな日の午後でした。


(ちこ)