自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

森のようちえん~第5回 雪の迷路遊び~

2014年01月29日 13時56分12秒 | 子ども向け主催事業
本日はいよいよ森のようちえん当日。
第5回目となる今回のテーマは「雪の迷路遊び」です。

子ども達が思い切り、楽しく遊べるようにといろいろ準備してきましたが、
果たして皆の反応はどうだったでしょうか。

バスから降りてきた子ども達は、園庭とグラウンドの様子に興味津々。
たくさん遊ぶぞ!・・・その前に、挨拶をし、雪の迷路で遊ぶ際の注意事項を説明します。


たくさんの人の協力があってできた迷路。
本日1日だけでなく多くの人に楽しんでもらいたいので、雪の壁に登ったり、こわしたりしてしまうことはしないよう皆にお願いしました。

そしてお待ちかね、迷路に突入!


良い感じの木の枝でできた門をくぐり、


ロープを使ってエッサホイサと登ります。


まずは、皆に迷路を探検してもらえるよう、宝探しゲーム!
迷路・イグルー・かまくらに隠されたお宝(ぬいぐるみ)を探します。

トンネルをくぐり、行き止まりにもぶつかり、場所を教えあって協力しながら迷路を進む子ども達。



<みーっけ!> <ここにいるよ!!>


皆が見つけたお宝の数をかぞえてみると・・・

隠してあった数と一致。見事お宝を全部探し当てました!


迷路に慣れてきたところで、次は鬼ごっこ。
スタッフと先生が鬼になって逃げる皆をおいかけます。
大人がてこずるトンネルも、子ども達はすーいすい!

せっかくの雪の遊び場なので残った時間は皆で自由に遊びました。

入口は登って入りましたが、
出口は滑り台になっています。


ここを・・・すべって、滑って、スベル!


子ども達なら入れそうだな、と思っていたかまくらの奥の方にあった穴。
皆スポっと入ってくれました。


イグルーの中に入れば、なんだか寒くない。
それに、朝なのに薄暗い。
入口に人が立つと、光が入ってこなくなって真っ暗になることを発見!
お化け屋敷ごっこをして遊ぶ子もいました。



迷路にはいろいろと仕掛けもあります。
この道も入れるのかな?と、あやしげな道を進むと・・・秘密の通路を発見。
木のトンネルだ!


途中で雪が激しくなりましたが、走り回って遊んでる皆は寒くなかったよう。
それどころか、暑い!といって雪のシャワーを浴びにくる子もいました。

寒い冬は暖かくして、ストーブの前でぬくぬく。
としてしまいがちですが、こうやって元気に動き回れば暖かいし、楽しい!

最後に雪の遊び場の感想を聞いてみたところ、皆が声をあわせて「「楽しかった!!」」と言ってくれました。
イグルー、迷路、滑り台・・・それぞれお気に入りの場所を見つけたみたいです。

次回、来月が今年度最後の森のようちえんになります。
それまでに迷路もパワーアップする予定。
年長さんとしての皆と会うのは次で最後ですが、
もっともっと楽しく遊べるよう、次回に向けて私達もパワーアップします!

大好評だった雪の遊び場、もっと多くの人に楽しんでもらいたい!
ようちえんの子ども達も、お家の人とまた遊びにおいで!とお誘いしました。

ブログをご覧の皆様も、冬を感じたくなったときは是非ぶなの森自然学校の雪の遊び場にお越しください。
ご想像よりもスゴイ遊び場になっているはず。
写真では伝わりきらないこのスゴさ、直接お確かめいただければと思います。

↓↓住所・電話番号はコチラ↓↓

 黒松内ぶなの森自然学校
   〒048-0127  北海道寿都郡黒松内町南作開76
   Tel: 0136-77-2012

遊ぶ際は自己責任でお願い致します。
スコップ、そり、コップ等の道具の貸し出しもできます。

お越しの際は事務所へお声かけ下さい。
お待ちしております!

(ちこ)




KAMAKURA完成~待ってるよ!森のようちえん~

2014年01月28日 17時39分48秒 | 子ども向け主催事業
イグルー、雪の迷路も準備でき、いよいよ明日が森のようちえんです。

数日前から状況をお伝えしていました、かまくらですが・・・

ついに完成!

まずは恒例、本日のBEFORE写真をご覧ください。



・・・!?

3度目にして最大の、なんということでしょう・・・!

お気づきでしょうか?
23日のかまくら作業終了時の写真と比べてみると・・・(この記事の最後からとべます)
あれだけ入りやすそうだった入り口が、どう見ても狭くなっています。

もちろんめげずに、雪を掘って掘ってかきだして掘りまくる!


この画像、逆さまにしているわけではありません。

体重をかけて・・・こうやって、こう掘る!!
  

天井を高くするために一番掘りやすい格好を追究した結果です。
普段なかなかとることのない体勢がとても新鮮でした。

そして本日のAFTER写真が、こちら!


・・・あまり中の広さが伝わらない?

もう少し近づくと・・・


ジャーン!


ジャジャーン!


大人二人が余裕で寝転がれるこの広さ。
ついに完成したかまくらに、スタッフも喜びいっぱい!
これなら明日の子ども達も全員入れるかもしれません。

完成写真とこれまでの過程をぜひ比べてみてください!
1日目 自然学校にKAMAKURA出現!
2日目 まだまだ続くよ園庭の大変身!~現れた迷路(途中)~


グラウンドには山も出現し、木のそばには壁も・・・!
どうやって遊ぼうか。
 

この雪の遊び場を子ども達がいかに開拓していくかとても楽しみです。
自然学校全体でお待ちしております!


(ちこ)




冬のスローライフツアー ~スノーシューハイクと味噌作り~

2014年01月26日 16時35分10秒 | 子ども向け主催事業
昨日から本日にかけて、冬のスローライフツアーが催行され、札幌と釧路から2人のお客様が来てくださいました!
暖かかった昨日は歌才ブナ林にてスノーシューハイク。
スノーシューをはいて、夏では歩けないところを散策しました。
  

雪の造形や夏の名残り、セミの抜け殻を発見したり、フィトンチッドを堪能したりしました♪
    

ちょっとがんばって奥まで歩き、ブナやハリギリなどの大木に囲まれて、小人気分も満喫。
 

最後は童心に帰って尻すべり!!
 

雪まみれになりながら、冬のブナ林を楽しんだ1日目でした。



そして本日2日目は味噌作り!
下準備として、朝6時半ころから大豆を煮てやわらかくしておきます。


朝食後、いよいよ味噌作り開始。
やわらかくなった大豆を、地域のお母さんからお借りしたミンチマシーンでつぶしていきます。
 


次に麹を塩と混ぜたものとつぶした大豆を、大豆の煮汁を入れながら練り混ぜていきました。
  

と、ここで使った麹ですが、本当は手作りの麹を使う予定だったのですが、普通米で仕込み直していた麹もうまく発酵されず、結局、市販の麹を使うことに・・・。
初めにモチ米で仕込んでおいた麹は発酵に時間がかかるものの、一応使えそうだったので、この麹バージョンの味噌も仕込みました。
モチ米麹はこんな様子でした↓


麹作りって難しいですね。。。

さて、麹と混ぜた大豆は空気を抜くために樽の中にたたきつけながら詰めていきます。


ちょっと遊びながら♪
  

これでひとまず完成!



味噌は2時間ほどであっという間に仕込まれましたが、食べられるのは半年~1年後。
どんな味になるかはお楽しみ♪
お二人にはたっぷりとお持ち帰りいただいたので、たくさん楽しんでいただければいいなと思います。



来月2月22~23日にもスローライフツアーがあります。
今度は豆腐作り!
地域のお母さんを講師に呼んで、大豆風味たっぷりのおいし~いお豆腐を作ります。
参加者大募集中です!ぜひ、お越しください!お待ちしております♪

そだちば 雪の迷路作り×Link next

2014年01月26日 16時14分20秒 | そだちば
一昨日から3日間、次回の森のようちえんで
活動するための雪の迷路作りを
頼もしい男性陣:Link next4名+ボランティア1名、教育委員会2名の方に
お手伝いいただきました。

雪を踏み固めた場所をスコップで掘り、
ブロックにした雪を積み上げる作業を繰り返し、
  
こんな立派な迷路を作っていただきました。

色んな仕掛けがたくさんあって、
とっても素敵な迷路。子ども達も喜んでくれそうです!

迷路が出来た後には、大きなイグルーも
みんなで力を合わせて作ってくれました。
 
中には8人くらい入れるみたいです。すごい!!

雪でブロックを作ったり、
大人数でごはんを囲んで交流したりと
普段の環境と異なる場所に来て、知らない人に囲まれて過ごした時間の中で、
何か感じてくれたら嬉しいなと思います。

3日間お世話になりました!

(ふった)




まだまだ続くよ園庭の大変身!~現れた迷路(途中)~

2014年01月23日 17時40分58秒 | 日常生活

昨日のKAMAKURAに続き、本日は迷路が出現!
自然学校の園庭がますますにぎやかになってきました。

昨日のAFTER写真(クリックで昨日の記事にとびます)の後、かまくらがどうなったかと言いますと・・・

なんということでしょう!
昨日あれだけ広くした入り口が、一晩のうちに小さく・・・!



入り口部分が昨夜から午前中にかけて積もった雪の重さに耐え切れなかったようです。
かまくら大作戦2日目は、スタート時点でまさかの展開になりましたが、もちろん我々はめげません。

かまくらはひとまず置いておき、まずは迷路の下書き@雪の上。

こんな感じの迷路になる予定です。


そしてかまくらもパワーアップ!
掘りやすいところから攻めた結果、迷路インかまくら状態になってしまいました。

これはこれで楽しそうですが、目指すは100人入っても大丈夫!(目標)な、巨大かまくらなので、
完成までにはもう一息かかりそう。
昨日の写真とぜひ見比べてみてください(再び、クリックでとびます)


最後に、本日の麹くん。





麹の香りはするものの、むむむ・・・!
挽回なるか!?

(ちこ)



自然学校にKAMAKURA出現!

2014年01月22日 17時12分09秒 | 日常生活
29日開催の”森のようちえん”に向けて、本日は学校の敷地内でかまくら作り!

降り積もる雪や濡れるウェアも気にせず、一心不乱に掘り進みました。




その結果が・・・

BEFORE



AFTER


なんということでしょう。
足跡1つない真っ白な雪山が、大ぞりを余裕で収納できる空間に。
大人1人が寝るのに十分な大きさになりました。


・・・が、まだまだ完成ではありません。
最終的にどんなKAMAKURAになるか、乞うご期待!

そして、気になる麹くんの様子ですが・・・



箱から出し、写真左側のように新聞紙をかぶせた状態でもう1日頑張ってもらいます。
こちらの行く末も、お楽しみに!

(ちこ)



麹作り~頼んだよ!麹の麹くん~

2014年01月21日 17時17分11秒 | エコツアー・農山漁村ツアー
今月25日から始まる「2014黒松内冬のエコツアー~黒松内の雪景色と食を楽しむスローツアー~」
でのメイン行事の1つである「味噌作り」に使う麹を作りました。

蒸したお米を・・・                  
  

麹菌好みの温度になるまで混ぜて、あおいで、冷まします。




麹くん投入!全体にまわるように混ぜて混ぜて・・・
 

手ぬぐいで大事に大事に包みます。                
   

 麹くんが元気に活動できる温度を保つため、カイロ・お湯・毛布でガード
 

箱の左側から出ている棒は、温度計です。                 
中の温度を一定に保つため、こまめに温度をチェックします。     
     

麹くん特等室はもちろん暖房完備。温かくしておやすみなさい・・・ではなく、たくさん働いて下さい!
  

「塩麹」などで名前はよく耳にしていましたが、美味しいお味噌作りに麹くんの活躍はかかせないそうです。


本日仕込んだ麹くんも大活躍する予定の1月25日からのエコツアー、まだまだ参加者募集中です。
詳細はコチラ→黒松内ぶなの森自然学校ホームページ

私にとっては初めての麹作り。いままでより麹を身近に感じ、お味噌作りがますます楽しみになりました。

(ちこ)

くろすコミュニティファーム構想

2014年01月20日 14時28分33秒 | 子ども向け主催事業
昨日、農家の方や学生さん、医師の方など様々な業種・年齢の方々、計12名が自然学校に集いました。
何をしたかと言いますと、『くろすコミュニティファーム』の構想についての話し合いです。

『くろすコミュニティファーム』は黒松内町・作開地区と寿都町・湯別地区で、
「農」を軸として、土と作物だけでなく、人も有機的につながっていこう、というプロジェクトです。

地域の人も、都会の人も集い、自然としても、空間としてもみんなが居心地のよい場づくり。
自産自給-自立した地域となるよう、地域内でお金、人、食 等を回していける仕組みづくり。
交流やモノなどによるビジネス創出。
若者がそだてる場所。

これから始めるプロジェクトで、ビジョンなどはしっかりと定まっていません。
昨日はそういったことを決めるための話し合いです。
くろすコミュニティファーム、この作開・湯別地域にどうしたら人が集まるか。
人が来たいと思うコミュニティファームとは。
これから何から始めるべきか。

そんなことを、はじめましての人もいるので、自己紹介もしつつ、みんなで考え、話し合いました。

       


まだまだ、1つの言葉として定めることはできていません。
ただ、学生さんから還暦を越されたという方まで幅広い世代、
そして住んでいる場所も黒松内や寿都町内だけでなく、苫小牧や札幌などからも集まって、
このプロジェクトについて意見を出し合っていることがすごいことだと思います。
いろいろな人が集まることで、その分たくさんの知識、考えが出てきます。
くろすコミュニティファーム。
これからもこの人の輪をもっともっと広げ、人も自然も元気な地域を作っていけたらといいな、と思います。

(ふみぞう)

冬のアドベンチャーキャンプ 3日目 もちつき会&民泊へGO!

2014年01月09日 19時56分34秒 | 子ども向け主催事業
3日目の本日は作開の地域の方との
毎年恒例行事である、もちつき会の日です。

起きて朝食をいただいたら、
地域の方を迎える準備をします。

まだかなーまだかなー

・・・・・来た!

席を決めるくじ引きをしてもらい、
上着をかけ、お茶をお出ししておもてなし。

全員揃ったところで、テーブルごとにまずは自己紹介。

お互いのことが少しわかったところで、
テーブル対抗福笑い対決!和気あいあいとした雰囲気です。
 
校長たかぎぃの顔・・・似てる!!?

その後、全員でゲームをした後

お雑煮作りに取り掛かりました。

地域のおじいちゃん、おばあちゃんに野菜の切り方
や作り方を習いつつ、みんな真剣。
   
そうこうしているうちに、もちつき開始です。
     
あいどりまで挑戦!
好奇心旺盛でいいね~!

大豆を炒って、石臼で引き、
手作りのきな粉も作りました。

そして、つきたてのおもちを地域の方に習いつつ、丸めていきます。
 
出来立てのおもちをつまみ食い!あっ、ばれた!
  
のびる!のびる!

やわらかくって、絶品です。

あんこもち、きな粉もち、ヨモギもち、お雑煮が出来上がり、
みんなで豪華な昼食をいただきました。
  
最後に集合写真を撮って
今年も無事に終了しました。


準備から片付けまで大忙しだった
子ども達はその後しばし休憩をはさみ、
夕方からはドキドキの民泊先発表です。

「一宿一飯の恩」という言葉を心に刻み、
それぞれの民泊先へ出発しました。

今回、男の子チームは、じゃがいも農家の富田さん宅へ。

お宅へついたら、まずは挨拶。

夕食とお風呂までの間にじゃがいもの倉庫と機械を
見せていただきました。
 
その後は庭で採れたクルミやデザートをいただきつつ団欒。
みんなリラックスして和やかな雰囲気でした。


女の子チームは、肉牛&もち米農家の小坂さん宅です。
早速牛を発見!牛と記念撮影。

夕食までの間、牛に水やエサをあげたりと
牛舎のお手伝いをさせていただきました。
  


今夜はそれぞれの民泊先で夕食をいただき、宿泊。
明日の昼近くに自然学校へ戻ってきます。

どんな楽しいことが待っているのやら。
お土産話を聞くのが楽しみです。


(ふった)

あけましておめでとうございます。

2014年01月06日 17時42分20秒 | 日常生活
みなさま、あけましておめでとうございます。

昨年は色々お世話になりました。
ぶなの森自然学校は今年で13年目を迎えます。
今年も地域とともに活動していきたいと
思っております。
今後ともよろしくお願いいたします!

(ふった)

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こんにちは、今年からぶなの森自然学校でお世話になることになりました
”ちこ”こと大類幸子です。
横浜から引っ越して来て、薪ストーブの焚き方や雪かきなど
マスターすることがたくさんでわくわくしています。
黒松内でいろいろなことを学びながら元気に活動していきますので
今年からよろしくお願いします。



(ちこ@くろまつないすけと記念に一枚)