自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

わんぱく探検団!稲刈り&ジャガイモ集め

2021年10月20日 16時31分57秒 | あべまり日記

 

 

わんぱく探検団第4弾!

 

今回は稲刈り&ジャガイモ集めです!

 

参加する団員を2チームに分けて、午前と午後でそれぞれ体験をします。

 

 

私たちのチームは、まずは稲刈り体験からです!

農家の小坂さんの田んぼにお邪魔させていただきました。

 

まずは小坂さんからのお話を聞きます。

今回刈るのはもち米で、収穫したお米はお酒やおかきに加工されるそうです!

 

刈り方のレクチャーでは、鎌の使い方を学びました。鎌は一歩間違えるととても危険な道具。みんな小坂さんの大切な話を真剣に聞いています。

 

 

田んぼに移動していざ本番!

稲を刈る人と

 

運ぶ人で分担して作業を進めていきます。

 

ある程度の量になったら藁で稲束を作っていきます。

 

手狩りの稲は機械に運ぶのですが、その際に運びやすいので束にするのだそうです。

 

稲束まではしなくていいよと小坂さんは言っていたのですが、学校の授業で体験したことがある子ども達が率先して稲束を作ってくれていました!

 

小坂さんは機械で刈る実際の様子も見せてくれました。

「私たちがこんなにがんばったのにー!機械だと一瞬じゃん!」

という声も☺

 

それでも自分の手で刈るのがとっても楽しかったらしく、時間が来ても「まだやりたい!」と延長宣言。

 

時間ギリギリまで「刈って」「運んで」「結んで」を繰り返していました。

 

 

快くまで稲刈りを堪能した後は、しっかりと小坂さんにお礼を伝え、お昼ご飯を食べに運動公園に向かいます。

 

ここで団員が全員集合です!

 

それぞれ持ってきた弁当と、自然の家の豚汁でお昼ご飯。

 

 

 

でも人間は遊具を見ると遊びたくなる生き物。

ちなみに私はうんていがある公園を見ると必ず遊んじゃいます。

 

子どもたちもご飯を食べながらも遊びたくて遊びたくてウズウズしている様子。

 

 

そしてついに自由時間!

 

 

 

これまた予定を延長して、公園でたっぷり遊びました!

 

 

気持ちもエネルギーも満タンにして、イモ拾いに出発!

お世話になるのはふぁーむいん冨田さんです。

 

ここでは機械ですでに掘り起こしてあるジャガイモをどれだけ袋に詰めて持ち帰れるかが勝負!

ただし一人2袋まで!

 

ジャガイモ拾いはどの子どもたちも本当に楽しみにしていました。

 

だっていっぱい持ち帰れば帰るほど親の喜んだ顔が見られるから!

昨年たくさん持ち帰って、とっても喜ばれた記憶が残っているのでしょうね。

かわいい・・・。

 

 

気合入りまくりで、大きいジャガイモを袋にどんどん詰め込んでいきます。

 

 

 

「重い・・・」「うでちぎれそう!」

 

と言いながらも、袋が破ける寸前まで、ギチギチに。

 

そして、たくさん収穫させてもらったお礼に少しだけ冨田さんのお手伝いもして、町民センターに戻ります。

 

たくさん作業をして、沢山遊んで、沢山食べた一日でした!

 

稲刈りもジャガイモ拾いも、一度体験したことがある子どもたちは得意げに自慢してきますが、こういう体験は一度ならずも、何度でも体験したほうがいいと私は思います。

黒松内の基幹産業である農業に地元の子どもたちが触れる、これは本当に大切なことですね。

 

 

今日もお疲れさまでした!

 

 

まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理

 


わんぱく探検団!延期の延期チームがついに!

2021年10月20日 16時29分46秒 | あべまり日記

 

8月にわんぱく探検団の前半チームの炊事遠足があり、続いて後半チームも行おうと思っていたところで、台風で延期・・・・そのまた次の日程も緊急事態宣言で延期になり・・・・

 

やっとやっと10月に入り後半チームの炊事遠足を実施することができました!

 

 

そしてこの日は、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟している市町村でいっせいにクリーン作戦が行われました。

 

連合に加盟している黒松内でも行われ、わんぱく探検団の団員も炊事遠足の前に街中のゴミ拾いをしました!

8月の炊事遠足に参加した団員もクリーン作戦に参戦。

 

 

小チームを作り、他のチームより多くゴミを集めようと必死です。

 

 

隅々までゴミ拾いの目が光ります。

 

 

しっかりびしょ濡れになりながら川沿いもくまなくゴミ拾い。

 

 

ほっちゃれも見つけて、みんな興味深々です。

 

今日はゴミ拾いに気合が入っている様子だったので、普段遊んでいる公園なども使い終わったらこれくらい気合を入れてゴミ拾いしてくれてたらいいなー!と思いました!

みんな!期待しているよ!

 

 

 

さてさて、やっとお待ちかねの炊事遠足!!

 

・・・のまえに鮭の孵化場見学です。今日は内容盛りだくさん!

 

 

「一度来たことがある!」という上級生もいましたが、初めて生きた鮭を見た低学年チームは鮭が水槽から飛び跳ねようとする姿に圧倒されていました。

 

 

そして、やっと中の川へ移動してカレー作りです。

このチームは2か月待ちわびていた炊事遠足です!さぞ楽しみにしていたことでしょう!

 

 

火起こしでは「俺に任せろ!」と言わんばかりに地面に寝そべり、火起こしと火加減の調節に専念する子も。

 

今日は炭になかなか火が付かずどの班も苦戦を強いられていましたが、火が付きやすい枝などを班ごとに協力して拾い、何とか火をつけることができました。

マッチを使ったことがない子も多いので、一人1回はマッチを擦る練習もしました!

 

 

印象的だったのが、

「ジャガイモの硬さを確かめたいけど、割りばしがない」

 

「じゃー近くに落ちてる枝を使おう!」

 

と、道具がないなら作ればいいという発想に至っていたのが、炊事遠足らしくて素敵だなと思いました!

 

 

 

さて、みんなで作ったカレーのお味は・・・!?

「おいしいー!」

「カレーにキャベツは意外と合う!」(この詳細は後程・・・)

 

と満足そうな様子!

中には大盛り2杯、皿からあふれんばかりのカレーをたいらげた子もいました。

 

 

8月の前半チームはデザートでスイカを食べたのですが、後半チームはなんと豪華なちゃんちゃん焼きでした!

 

そしてそのちゃんちゃん焼きの具材とカレーの具材を間違って入れてしまった班が、「キャベツカレー」となってしまったわけです・・・。

 

カレー用具材:玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、

ちゃんちゃん用具材:キャベツ、ジャガイモ(薄切り)、ニンジン

・・・ほぼ似たような具材ではあるのですが、入れてしまった班は、「カレーにキャベツって聞いたことない!どうなっちゃうの~!?」となんだか楽しそう。

結果的においしく出来上がったので、「次からお母さんにカレー作るときはキャベツ入れてもらおー」と言っている子もいました☺

 

 

 

 

今回の炊事遠足では、子どもたちそれぞれに何かしらの「挑戦」があったと思います。初めてマッチを擦る、火を起こす、具材を炒めるなどなど。

 

その初めての挑戦の瞬間に立ち会えた充実した時間でした!

 

ゴミ拾いから始まりカレー作りまで盛りだくさんの一日で、子どももさすがに疲れたのではないでしょうか!?(少なくとも大人は疲れました(^^)/)

 

 

次回のわんぱく探検団はジャガイモ拾いと稲刈りです!

 

 

NPO法人「日本で最も美しい村」連合HP

https://utsukushii-mura.jp/

 

 

 

まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理

 

 


9月おでかけ元気いちば~そばを求めて~

2021年10月08日 17時18分29秒 | 地域行事

 

今年度第2回目となる元気いちばは、皆さんからのリクエストを受けてお蕎麦を食べに行くことに!

 

今回お邪魔するのは3月に白井川地区にオープンした「そば屋この花」というお蕎麦屋さんです。

 

そして実は、白井川地区には噂のスポットがもう一つ。

 

それは元気いちば当日にプレオープンする「Cafe Yupi」です!

 

 

なので今回は、いま話題の白井川地区にお出かけです!

 

 

 

まずは「そば屋この花」

 

実はこの花さん、平日でもお客さんが絶えない人気店なのです!!

 

今回参加された方の中にも、以前寄ったときにお客さんがいっぱいいたので断念したという声も。

 

なので皆さんにとっては念願のお蕎麦!

(ちなみに私は今回で3回目です(^^)/てへ)

 

今回は町内の地域活動ということで特別に予約をさせていただき、営業時間前にお邪魔させていただきました。

 

この花さんは夫妻自らも携わって空き家をリノベーションして店舗にしており、外観も内装もとても素敵なのです!

まず道路からすぐ露地門が目に飛び込んできます、さらに、玄関ももちろんですが、壁に飾られている流木もとにかく素敵なんです!

(お写真はないので気になる方はぜひ足をお運びください!)

 

 

お蕎麦を待つ間、皆さんも興味深々でいろいろなものを見ていました。

 

そして、ついにお蕎麦が皆さんのもとへ・・・!!

 

 

 

 

美味しいお蕎麦を前に、会話がはずみます!

 

 

 

皆さん楽しみにしていたそばを前に、満足そうな表情です!

 

 

続いて、道の駅で小休憩&お買い物

皆さんが住んでいる作開地区からは車で20分弱かかるので、普段なかなか来ることがなく、久しぶりに道の駅にきた、という方も多くいました。

パンを買ったりお土産を買ったり、「今はこんなお土産が売られているんだねー」と、新たな発見があった人もいるようでした。

 

 

そして続いての目的地は「Cafe Yupi」

 

 

この日がプレオープンの日で、クッキーや飲み物をサービスしていただきました。

 

 

 

 

 

実はちこと私はCafe Yupiのお手伝いに来たことがあるんです。
道路沿いに設置してある看板作成に携わったり、メニューが書いてある黒板にサンダーをかけたり、微力ながらお手伝いしました。

 

 

そんな私達としても思い入れのあるカフェのプレオープンに合わせて、作開地区の皆さんと一緒に来ることができとても嬉しかったです。

 

 

きっと黒松内にできた新たなカフェに皆さんも刺激を受けたことでしょう!

 

 

オーナーの只埜(ただの)さんはこのカフェが地域内外のいろんな人の交流拠点になればとお話していました。

 

今回このカフェに来た皆さんの発信力が加わって、このカフェがいろんな人が気軽に足を運ぶ空間になればいいなと思います!

 

 

 

 

今回のお出かけはお蕎麦を食べて、買い物をして、カフェでゆっくりしてという盛りだくさんの半日でした!

 

カフェでは中に入らずとも、飲み物やクッキーを頂いてバスの中で楽しんでいる方もいらっしゃいました。

 

皆さんそれそれのペースでお出かけを楽しんでいるようでした。

 

 

次回は何かなー?!

 

・そば屋この花について、黒松内町より

http://kuromatsunai-news.sblo.jp/article/188453450.html

 

・Cafe Yupiクラウドファンディングの様子
https://readyfor.jp/projects/yupi960271/announcements/176678

 

(まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理)


第2回みんなの店 開店!

2021年10月05日 10時23分20秒 | 地域行事

 

 

少し前の話になってしまうのですが、9月もみんなの店が開店しました。

台風の影響で前日まで開催するかが悩ましい予報だったのですが、ふたを開けてみると天気も気温も丁度良く、絶好のみんなの店日和でした!

 

今回もテーブルに溢れんばかりの品揃えです!



 

さて、今回はどれほどお客さんが来るでしょうか?!

 

前回のようにお客さんが少ないと売れ残りも多く、

せっかく皆さんが持ってきてくれたお野菜をまた持ち帰っていただくことに、、、そうなると悲しいです。

 

 

 

その反省を生かし、今回は新聞折り込みや町のLINEアカウントなどで

宣伝をしてみたのですが、どうなるかはお客さんが来るまでドキドキです・・・!

 

 

準備が終わりお客さんを待っていると、開店前からすでにちらほらとお客さんが来てくれているようでした。

 



 

 

それから1時間ほど、途切れずお客さんに足を運んでいただき、あれよあれよという間にお野菜がどんどん売れていきます。

 



 

そしてなんと11時過ぎには完売。本当にものすごい勢いでした。

 

こんなにお客さんが来たのは初めてかもしれないとのこと。

 

確かに集計すると、前回の倍以上のお客さんに足を運んでいたいていました。

 

 

お客さんの波に圧倒され、私は終始バタバタしており、皆さんとお話しする暇もなくあっという間に時間が過ぎていきました。。。残念!

 

ですが、今回は地域の皆さんがたくさん集まっていたので、

お客さんと地域の方との会話や、地域の皆さん同士の会話が弾んでいる様子がうかがえてよかったです!

 

 




地域の皆さんと会場設営や撤収作業も一緒に行い、第2回も無事に終わることが出来ました。

 

次回は今年度のラストを飾る回、緊急事態宣言も明けて盛大にやりたい!

ということでただいま企画中です!

 

次回もお楽しみに!

 

 

(まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理)

 


秋のカヌーキャンプ~2日目川下り!

2021年10月03日 18時00分44秒 | 子ども向け主催事業

昨晩は断続に雨も降り、心配していた今日のお天気でしたが…晴れました!

みんな起床時間前には起きて、朝の支度を済ませています。
7時になったら朝仕事でコケッツ小屋へGO!ご飯をあげたり、水をかえたり、デザートのりんごやきゅうりをあげたり…

  

朝仕事の後、朝ご飯の時間までしばし自由時間。
体育館やみんなの部屋で過ごします。

 

  

鐘がなったらキッチンまりこで朝ご飯!

今朝のメニューは、鶏の手羽先、炒め納豆、高菜のお漬物、カボチャグラタン、大根の煮物、ごはんに味噌汁、リンゴです。ネバネバもりもり。

 

いつもの食器洗いをし、自由時間でまってるうちに、日帰りで参加してくれる3人も集合し、ついにフルメンバーが揃いました!

キッチンまりこであらためてはじまりの会。
みんなの紹介や、この後くだる朱太川(しゅぶとがわ)も紹介しました。
朱太川は、黒松内から寿都町の日本海に流れる、全長がフルマラソンの距離とほぼ同じの、約43km。
今日はその中の、最河口域、海までの一歩手前の3km程を下ります。

まずは水辺の格好にみんなで変身!

 

もっていくものなども準備し、いざ車で午前中の練習場所へ移動。
まずはカヌーの注意点やこぎかたなどを説明し、あとは実際やってみるのみ!

参加者は3艇にわかれて、いざ出航!

 

朱太川の1番流れのある本流から一本外れた浅めの場所で、基本的な操舵を練習。
前に漕いだり、後ろに漕いだり、まわったり…
時折風はふくものの、終始おだやかで、
みんなも”風が気持ち良いね~”、 ”(パドルを水中にいれながら)川の水の音がきれいだね~”、”自然の中って感じだね”
と、気持ち良かった様子。

 

 

   

操舵に慣れてきたところで、カヌーでは恒例の(!?)
水かけ合戦が勃発!!

 

少しがんばって遡ってみたり、魚がいた!?と目をこらしてみてみたり、茶色い小動物(テン?イタチ?)を発見したり…
カヌーにもだいぶ慣れてきたところで、集合写真をパチリ。

 

途中、鮭のほっちゃれをゲットしてきたグループも。
婚姻色がはっきりと出ている、立派なオスのサクラマスです。
えらの部分など、じっくり観察できました。

午後はもう少し上流地点から出発なので、カヌーを移動、えっさほいさ。
高学年を中心に手伝ってくれました。

身体を動かしたらお腹がぺこり!
お昼ご飯は、持参したお弁当と、泊まり組はパスタをキッチンまりこでいただきます。

 

使った食器は自分達で。

 

午後の出発までの時間、みんなの部屋でUNO大会や読書でまったり。

さて、やってきました朱太川本流!
午前中いた場所よりも、明らかに流れが違います。

同じ川でも、場所によって流れが違う様子が水面を見るとわかりますね。

準備ができたので、出発前の集合写真!行くぞー!

まずは、本流になれるために、少し遡って橋の向こう側まで。
さっきと同じようにこいでいると、流れに負けて流されてしまう…!
ちょっと力をいれて漕いでいきます。

よく川を見ているスタッフには鮎がとびはねてキラキラ光る様子がみえましたが、
みんなで同じモノを見るのは難しいですね。

くるっとまわって、いよいよ川下り開始。
流れにのるって、すごい!

ちょっと前までえっさほいさと頑張っていましたが、
流れにのれると、すいすい~っと楽ちん!

 

太陽の加減や昨日の雨もあって普段より少し見にくい、(それでもきれい…)な、水中を目をこらしながら生き物をさがしたり…
手をいれてひんやり涼んだり…
一生懸命こいでみたり、ちょっと休憩してみたり…

   

途中、中州があったので上陸してちょっと休憩。
ここでも、何かいるかな~と探す班が。

  

小さいカニを手づかみでゲット!!

下るのも気持ちよいし、ふと後ろを振り返ったときの、山並みもとてもきれいでした。

 

いよいよゴール地点!
到着ー!

   

午前中みたホッチャレを回収!
今度は、骨も見つけたようです。
またもやじっくり観察。

 

 

組み合わせをかえて、最後少しカヌーにのったり

  

川辺でおかしをたべたり

  

ゴールまで、みんなでたどり着きましたー!!!

自然学校に戻ったら、着替えて、荷物の整理をして、
コケッツたちとも触れ合って…
解散の時間に。

本当に、お天気で良かった!
お泊まり組は、一緒に川の生き物について少し触れたり、
日帰り組も合流してさらににぎやかになってみんなでカヌーで川を下れたり、
スタッフも楽しい時間を過ごしました。

朱太川は、日本での利き鮎コンテストで過去に北海道の河川で初となるグランプリを受賞したことがあったる鮎が住んでいたり、
日本で最大の、カワシンジュガイという生息地がとても限られる貝の生息地だったり、
秋になれば鮭が遡上してきたり…
夏のキャンプで一緒に川あそびに行った人達は、たくさんの川虫や川の魚たちも見ましたが、そんな生き物たちが済んでいる川です。

そんな川が、自然学校のすぐ近くにあり、こうしてみんなで楽しむことができる…
とても有り難いです。

そんな川が、これからもこのきれいな状態を保つにはどうすれば良いのかな…
など、あらためて考えさせられます。

と、いろいろ思う所もありますが、まずは楽しい!きれい!気持ち良い!と感じるのが1番だと思います。
そんな体験の1つに、今日がなっていたら、もしくは、いつかなれば、嬉しいです。

参加してくれたみんな、送り出してくださった保護者のみなさま、ありがとうございました!


(ちこ こと 大類幸子)


秋のカヌーキャンプ~1日目

2021年10月02日 22時11分33秒 | 子ども向け主催事業

この時季、黒松内町を流れる清流・朱太川では、町内の橋の上や支流、至る所で海から帰ってきた鮭の遡上を見ることができます。

そんな季節に、朱太川をカヌーで下ろう!
というカヌーキャンプです。

お泊まり参加組が集合した今日は、まったりと過ごす日。

ぶなの森自然学校に集まったら、早速コケッツのお世話をしてくれたり、外であそんだり、初めての施設を見て回ったり。

 

みんな揃って、施設の中を一通りみたので、”みんなの部屋”ではじまりの会です。
スタッフの紹介や、2日間のスケジュールを紹介。

 

まずは明るいうちに、みんなで明日下る川と、鮭をみに出発!

この橋の下は、予定では明日カヌーで下をくぐりぬける場所です。
橋の上からでも、鮭の姿を確認できました。
”いた!” ”こっちにもいた!!”と声があがります。
鮭をねらっているのか、首の長い、サギの姿もたくさん見えました。

 

橋の上からも見えたので、次は朱太川の支流に行き、鮭にさらに近づくことに。
バシャバシャ!と音と水しぶきをたてて川を遡る”鮭ターボ”を見ることができ、
場所によっては間近に鮭の姿を見れた人もいたようです。

鮭がこの場所で集められ、車で移動するときにメスのお腹からこぼれおちたのか、地面にいくらの粒がポロポロ落ちているのも見つけました。
わずかな可能性にかけて川に投げ入れ、1粒だけ持ち帰って自然学校の水槽に入れてみることに。

 

農道の途中で、ヒグマの糞を発見。
アスファルトには、爪痕も残っています。
ふったが、ヒグマに詳しい友人にこのときの写真を見てもらったのですが、ヒグマが、少し踏ん張って糞をした、ちょっと珍しい光景だったようです。

糞をみると、トウモロコシがたくさん。
そうです、この道路のすぐ側にはデントコーン畑が…。
道路から川に向かっては、見事な獣道らしきものも残っています。

  

自然学校に戻ったら、先ほどのいくらをいれてみる”実験”。
いれた途端、ウキゴリがすぐに寄ってきて、パクリ!…と思ったらはきだした!
ということが一瞬で起こり、盛り上がっておりました。(このあと確認したところ、イクラの姿が見えなかったので、どれか魚のお腹の中に入ったかもしれません)

夕ご飯まで、しばし自由時間。
体育館やみんなの部屋で過ごします。

  

おまちかねの夕ご飯@キッチンまりこです。
みんなでご飯を食べながら、明日カヌーをする舞台、朱太川にすむ生き物たちの関係性や、朱太川の水が綺麗な理由について、
わかりやすく美しい映像で紹介されているふったが用意してくれた動画をみんなで見ました。
町内の子たちには”アユだ!””ヤマメだ!”と川で見たことのある魚がでてきたり、
”カワシンジュガイだ!!”と歓声をあげる声も。
この川に、明日行きます!

 

昼間にまりこさんがさばいたばかりの鮭の頭部を観察&実際に触ってみる。
 

自分で使った食器は自分で洗います。

 

このあと、温泉でまったりあたたまり、
もどってきたら寝る準備。

最後は少ししずかめに遊び、みんなそれぞれの寝袋へと入ってゆきました。

 

夕食後ぐらいから、予報ではあまりでていなかった雨がポツポツ。一時はザーっと降っています。
数日前の雨のあと、少し水量が落ち着いてきていた川の水が、また増えて濁ったことが予想されるので、
もしかしたら今日橋の上からみたような感じには魚は見ることができないかもしれません。
が、水面に近い、普段とは違う目線での水上での時間、楽しみたいと思います!

(ちこ こと 大類幸子)