自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

春の雪

2020年04月23日 17時04分19秒 | 日常生活
寒いね~
会う人会う人と話をしていたら、ひょうがパラつき、思わず うっひょう!
 
峠では雪が降ったそう。
雪解けの早かった今年ですが、4月中旬以降寒い日が続いています。
 
でもさすがにこれが今シーズン最後となるでしょうか。
(ちこ)

5/6まで臨時休館します

2020年04月23日 11時31分46秒 | お知らせ

4/21に黒松内町より、町内の生涯学習館等の公共施設にも地域住民も含めた利用自粛要請がありました。
当自然学校は地域の生涯学習センターも兼ねていますので、この要請をうけ、5/6まで休館といたします。

事前にお知らせをくださったり、当日ふらっとお立ち寄りくださる方のご来訪もお断りせざるを得ず、
非常に残念ではありますが、事態が落ち着いたときに、みなさまをパワーアップしたぶなの森自然学校でお迎えできるよう、この時間を使っていきたいと思います。

スタッフは通常通り業務を行っておりますので、お問合せ等ございましたらお電話、メール、Facebook等でご連絡ください。

コケッツ達と一緒に、次のご来校をお待ちしております!

 

黒松内ぶなの森自然学校
TEL 0136−77−2012 FAX 0136−77−2020
E-mail bunamori@buna-cross.org
HP http://www.buna-cross.org/
Facebook https://www.facebook.com/bunamori


清二郎の森の道づくり始動! 2020 ver.

2020年04月19日 17時13分34秒 | 日常生活

ある~日 森の中~ 
道をつけに行ってきました。
刈払い機でバーっ道をつけ、
後ろから剪定ばさみでチョッキンチョッキンと刈りきれない根元や高い位置のものを。

  

道づくり、といっても年に1回(できなかった年もあり、その翌年は笹の繁殖力を実感したのですが)
は刈っている道なので、だんだん歩きやすくなっている、気がします。

WTNBさん、CHN、ありがとうございます…!

キクザキイチゲに紛れるカタクリを横目に奥へと…

 

この道を行くと、水芭蕉やエゾノリュウキンカが一面に広がる湿地帯に出ます。
水芭蕉は、既に花の時期は終わりを迎えている様子でしたが、ギリギリ白と黄色を楽しむことができました。

   

 

 

エゾノリュウキンカは好きな花の1つなので(今のところ暫定で)ついつい写真が多くなります。
一輪咲きっぽく咲いていたのでアップにしたらピンボケしたのは残念ですが…
こんもりと、水際にブーケのように咲いている様子がとても好きです。

奥へと進み、現時点での道の最終地点に到達。
少し広場っぽいエリアも拡げてきました。

途中にあったこんな場所。
木のまわりをよく見てみると、笹の下からカタクリの葉っぱが見えます。

    

「このあたりは、笹を刈ったらきっとカタクリが一面ひひろがるよ」
とのとあるWさんからのアドバイスを頼りに、笹をチョッキンチョッキンすることに。

笹にとってはとんだ災難かと思いますが、
さて、これが吉と出るか凶と出るか…わかるのは来春以降でしょうか?

ちなみに作業後はこのような感じに。

 

せっかくここまで来たので、いろいろと遊んでいると、
あら、こんなところに行者ニンニクが。

 
行者ニンニク、キクザキイチゲ、エンレイソウのテンションのあがる3ショットにも出逢えました。

 

帰り道には、バックの川の流れによく映えている、
ヤチブキが。

エゾエンゴサクのバックにそびえ立つ山も美しい。

  

楽しい森の道づくりでした。

(ちこ)

 


山菜採りに裏山へ

2020年04月18日 17時06分22秒 | 自然

久しぶりに近所の方からお誘いいただき、
山にアイヌネギを採りにいってきました。

  

「行くか?」「行きます行きます!!」
と場所も確認せず連れていっていただいたのですが、
山の麓にむかって片道40分程の、なかなかなウォーキングでした。

「あそこまで行くんですか!」と驚いたものの、
それよりも、今回ご一緒させていただいた、Wさんの脚力にはさらに驚きました。
とってもお元気…!


ちょこちょこ休憩をとりつつ、いろいろとお話しながら歩き続け…
着きました!!

数年前の記憶を頼りに進まれたとのことですが、
すばらしい記憶力で、見事に場所を発見。
あまり人も入らないのか、太めの行者ニンニクが群生していました。

 

 

ニリンソウはつぼみが出てきていました。

収穫はもちろん、こうしてまた地域の方と一緒に山に行けることが嬉しく、
楽しいハイキングでした。

(ちこ)

 


春の恵みとコケコッコー

2020年04月15日 13時25分37秒 | 日常生活
春の恵み。


野山で次々と顔を出し始めている山菜もそうですが、
自然学校のグラウンドにも春の恵みがやってきました。

冬の間、ずっと鶏小屋の中で過ごしてきた鶏のコケッツが、春になり雪が融けると、春の陽気に誘われるようにお外にでてきます。
今年はスーパーボランティアTさんがコケッツのお庭にテキパキと網をはってくださったおかげで、例年より早めに外で砂あびや日向ぼっこを楽しんでいるコケッツです。

あたたかいのと、太陽よ光をあびるので、
コケッツも良い感じにタマゴを生んでくれています。

コケッツはみなさん女性なので、全て無精卵。
ありがたく、私たちでいただいています。

ここで暮らすうちに人間慣れしたのか、逃げることを諦めたのか、うちのコケッツさんは子ども達にもつかまってくれ、ダッコされたりしてくれる、
アイドル鶏です。

砂浴びの様子がとてもキュートなので、写真に収めたいのですが、近づくと、餌がもらえると思い寄ってきてしまうので、なかなか良い画が未だに撮れずにいますが、撮れた暁にはこちらでも御披露目したいと思います。














ミキさんとしまむらの森散策

2020年04月13日 17時26分07秒 | 地域情報

いつもお世話になっているミキさんと、恒例のフィールドワークへ。

今回は、「里山くろまつない・しまむらの森」に行ってきました。

  

柳の芽吹きや、主に高い山で見られる植物など、おもしろいものを見つけたら足を止め、
じっくり観察しながらの散策。

    

整備もされていて、歩きやすい森が町内にあるのは、嬉しいです。

町のイベントでも使われている場所だそうで、いろいろと楽しめそうな森でした。

 

(ちこ)


春の山 山菜目当てで 見るお花

2020年04月13日 16時58分24秒 | 自然

この時期は山菜目当てに山に入ることが多く。
お目当ては山菜なのですが、入る度に様子を変える自然に、
ついつい足がとまります。

 

まさに土からひょっこり(というよりどっしり?)と顔を出そうとしているものや、
花盛りのもの、咲き始めのもの…
それぞれのペースで春をむかえている様子に、
エネルギー(と食料)をいただいて帰ってきました。

(ちこ)


フットパスチョポシナイコース

2020年04月11日 17時47分02秒 | 地域情報

黒松内に住みながら、実はまだちゃんと歩いたことのなかったフットパスコース。

いつかは必ず…!
と思いながらいたのですが、
今日思い立って家からも近いチョポシナイコースに行ってみました。

 

東山スキー場から登るルート取り。
今回は、自転車で行くことに。
…といっても結構な登りなので、ほぼ手押しで行きました。

 

スキー場のてっぺんからは、黒松内の市街地から黒松内岳までが一望。

と、すぐ電波塔の隣に…木?のような鉄塔?
遠くから見ると木っぽく見えていたのですが、
近づいて、見上げてみると…

むむ??

すごく人工っぽい!

  

帰って調べてみると、
どうやらこれは携帯電話のアンテナ基地局のようで、
景観を損なわないように、こうした「忍者型」「隠れ蓑型」が郊外に増えているそう。

これも、「日本で一番美しい村」のためなのでしょうか…?
多分ここまで来ないと気がつかないであろう、山のてっぺんでの景観のことまでこだわっているとは、さすが!
…確かに、これが鉄塔まるわかりの鉄塔だと、雰囲気が変わってしまうのでしょう。きっと。

さて、一息ついて、さらに自転車を押し押し。
このあたりから、自転車に乗れるようになってきましたが…
下りはじめたところで、雪に行く手を阻まれました!

こちらの林道も、雪!

日の当たり方によって、まだこんなに雪がのこっているとは。

また出直してきます!

途中で、ひまわりのようなふきのとうの群生。

(ちこ)


次の冬のために~安心の種を蒔きましょう

2020年04月10日 15時34分14秒 | 日常生活
福寿草が斜面一帯に咲き誇り、遠くには残雪の残る山が見える
春のおだやかな日。

春だなぁ~と感じながら、今日は次の冬のための外仕事です。
地域の方から薪をいただけることになったので、自然学校メンバー+超強力助っ人の方々、総出で薪仕事!
 
 
現場に到着し、伐採された木達を確認。
「これ全部、本当にいただいて良いんですか!?」(超サイズの方々は我々の手に負えず、全部はいただきませんでした)
と歓喜。
地域の方は「良かった~どうにもできなくて困ってたんだよ。ぜーんぶ持って行ってくれて良いから!」(すみません、全部はもってこれませんでした…)
と喜んでくださり。
なんて素敵なwin-win!
 
早速、チェーンソーで運べる大きさに切ったものを、みんなで車へ。

途中、「わぁっ!」と声がし、「どうしたの~」と様子を見に行くと…
丸太をよけた所からカエルさんが。起こしちゃってごめんね!
 
有り難いことに、薪をいただけるとご連絡いただいていた別の方からもお電話があり、
「今からとりにこれる?」
もちろん、総出でうかがいました!
 
先ほどのビッグサイズに引けず劣らずの巨木、それもシーズン前にきりたてほやほや。
水分を多く含んだ、ほぼ生の木。
 
根元の方は、とてもすっごく重量級。
それでも、うんともすんともいきそうもない丸太を、
てこの原理も駆使しながら大人5人でなんとか動かすことができ、
こうして人類は道具を駆使してきたのかと…しみじみ。
(下に何本か敷いてローラーがわりに。イースター島のモアイ像もこの方法で運んだと教科書で読んだことをふと思い出しました)
 
一方で、これが大変だから重機が発明されたんだな…としみじみじみ。
 
 
ワゴン車で何回か往復し、
いや~これで今年の冬は安心だ!
 
…と、まずは一喜び。
ですが、これを割りやすいようにさらに切ったり、
割ったり、乾かしたり、薪小屋にいれたり…
してやっと薪ストーブでつかえるようになります。
 
ひとまず運べる分は運んできたので、あとは学校の裏でひたすら割るのみ。
 
実用的な筋肉を目指して、むきむきがんばります!
これから数ヶ月、一緒に薪割りしてくださる方いつでも募集中です!

 
(ちこ)

スタートダッシュプログラム

2020年04月03日 17時53分05秒 | その他いろいろなプログラム

2月下旬の突然の休校からそのまま春休みに突入し、
1ヶ月以上もの休みが続いていた子ども達。
4月からの学校への生活のリズムづけの一環として、
教育委員会、体育館、自然学校のスタッフで「スタートダッシュプログラム」を行いました。

4/1~3の朝9:00~10:00まで。
町内2つの小学校、それぞれの生徒を対象に、
体育館内や外で、みんなで身体を動かす!
自然学校は外遊びを担当し、
近くを散策したり、5感を使って自然の中の「いろいろ」(ぎざぎざしたもの、良い匂いのする木、、など)
を探す、ネイチャーフィールドビンゴで公園やグラウンドを探し回ったり。
思いっきり走り回っての鬼ごっこでは、大人もゼェゼェ。

朝起きるのが大変だった人もいたようですが、
久しぶりの再会を楽しんでいました。

 

  

(ちこ)


春の訪れ~花も団子も両方楽しむ

2020年04月03日 15時57分42秒 | 自然
いまだに新型ウイルスの影響は衰えぬまま、新年度もスタートしましたが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 
普段と違う日常におわれていても、季節は変わらず巡っていくんだな…
いつもと違う道に一歩踏み入れるだけで実感します。
 
今年は雪解けも早い分、春の訪れを告げる、スプリングエフェメラルー春の妖精たちも
既に輝きを放っています。
 
まだ茶色い野原に黄色がとても目立つ福寿草から始まり、
今はキクザキイチゲ達が咲き誇っています。
エゾエンゴサクも顔を見せ始め、カタクリももうすぐ。
ナニワズからは甘いような、とても良い香りが漂っています。
 
  
   
 
この素敵な花々に出逢えるのも、全てはメインターゲットであるこの人達を見つけるためなのですが!

花より団子??
でもこの花々のおかげで、収穫の有無にかかわらず山に入るのが楽しくなります。
 
自然学校では、ふったパパのおかげでいつもよりだいぶ早くコケ網が設置され、
コケッツ達は早速砂浴びや庭散歩を楽しんでいます。




この通り、早くもグラウンドには雪のかけら一つ無く。


やらねばならぬことや、心配すべきこと、たくさんありますが、
まるで、春の陽気がそれを融かしてくれるよう…
 
といっても心配の種が消えて無くなるわけでもなく。
春のぽかぽかの力をかりて、元気に新年度もがんばっていきたいと思います!
 
(ちこ)