GWオープンスクール6日目のテーマは
「春の歌才ブナ林を散策しよう!」です。
早朝は小雨混じりで心配な天気でしたが、
活動が始まる頃には止み、時間が経つにつれ、
どんどん晴れて行き、散策日和な1日となりました。
今日は自然学校に初めて来た子や初めて会うお友達も
たくさんいたので、まず初めに緊張ほぐすための
ゲームをしました。
「全員オニ」と「バット&モス」。
大人も子どもも狭い範囲を全力で逃げたり、
追いかけたり、ちょっとつついてみたり。
ブナ林に行く前に一汗かくほど、大いに盛り上がりました。
歌才ブナ林に到着してからは、
入り口付近で「箱物館」をやりました。
板でいくつかに仕切られた箱に
落ちている珍しいものやおもしろいものを詰めて、
自分の博物間作りです。
大きなきのこや赤い木の実、芽が出たどんぐりやサルノコシカケ、
オウバユリの芽や去年咲いた花、種まで見つけられました。
雪を詰めたお友達もいました。
確かに黒松内の雪もそろそろ珍しいものになってきましたね。
みんなの「箱物館」の披露会をやった後はいよいよブナ林散策です。
ミズバショウやカタクリやキクザキイチゲなど、春のお花がたくさん咲いていました。
カエルのタマゴも発見です!
時々止まって、静かに耳を澄ますといろいろな種類の鳥のさえずりが聞こえてきます。
トドマツの樹液があるところを押すとぷにぷにしています。
樹液を押し出してみました。
「スースーするにおいがするよ!」
「葉っぱを噛むとみかんのにおいがするよ!」
色んな発見があったようです。
少し進むと大きな木がたくさん倒れていました。
今年は雪が多かったせいでしょうか。
川の上を橋のように倒れた木を見た子ども達は
渡りたい衝動を抑えられなかったようです。
大人が安全を確認した後に、いざ出陣!
一人が進むと次々と続きました。
「僕はこっちの木を渡ってみたい!」
「僕も行ってみる!」
最初はちょっと怖くて見ていたお友達も
みんなの楽しそうな表情につられて勇気が湧いたようです。
最終的にはほとんどな子が挑戦していました。
泥だらけになっても、足が水に入ってしまってもへっちゃら!
土壁を登ってみたり、もうどこでも挑戦したくなっていたようです。
自然のアスレチックは子ども達をたくましくしてくれました。
たっぷりと川辺で遊んで後はみんなでシートを広げてお昼タイムです!
たくさん遊んでお腹がぺこぺこだったようで、みんな黙々と食べていました。
食後は思い思いに近くの笹薮で遊び、
最後に奥まで登って帰ってきました。
帰りの車ではすっかり疲れた様子の子ども達。
それでもあれが楽しかった、これが楽しかったと
それぞれが満足げな表情で話していました。
自然学校至上最もアクティブなブナ林散策となりました。
(さまりー)