自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

2019 第1回目 森のようちえん 春の自然学校探検

2019年05月14日 19時08分09秒 | 子ども向け主催事業

本日は待ちに待った今年度の「森のようちえん」第1回目でした。

「森のようちえん」とは、黒松内の子ども達にもっと自然で遊んでほしいと

7年前から始まった活動で、

保育園の年長組の子ども達と四季折々の自然の中で一緒に遊びます。

 

第1回目の今日は、子ども達が自然学校に来て探検をしました。

とってもいい天気!9時30分過ぎ、保育園からのバスが到着しました。

玉ねぎテントの中で、最初のあいさつ。

スタッフの自己紹介やハチに出会ったときの対処法などを伝えます。

いよいよ外に出たら、みんなで色おに。タンポポなどのお花が真っ盛りな

グラウンドを元気いっぱいに走り回ります。

それから、子ども達の注意はニワトリへ。

今年の子ども達はとても積極的。自然学校で飼っているニワトリ(こけっつ)達を

続々と抱っこしていきます。子ども達の勢いにニワトリは若干疲れ気味でした・・・笑

お疲れ様でした。

その後は近くの沼にいたオタマジャクシを観察。

そんな横では砂遊びも始まっていました。

そこらで咲き乱れているヒメオドリコソウのお花の蜜に夢中の子ども達♪

それから、学校の裏に回って、みんなから一番要望があった

木登りの時間。

存分に木登りしたら、たき火でマシュマロを焼いてひと休憩。

最後にまた少し遊んで、保育園に帰る時間となりました。

たくさんのおみやげのお花を摘んで帰っていきました。

 

たった2時間近くの活動ですが、私達の思いが伝わってほしいと願って

今回の活動は終わり。

少しでも自然の中で遊ぶ楽しさがみんなに伝わっていたらいいなと思います。

次回は6月の川遊びです。

 

佐藤(ふった)


GWプログラム「春の自然体験 春の小川で生き物探し」

2019年05月14日 13時54分23秒 | 子ども向け主催事業

今年の長い長いGW最後のプログラムは、

「春の自然体験 春の小川で生き物探し」でした。

 

生き物探しには、最高の気温と青空の下・・・

参加者も20名弱集まり、GW最後のプログラムが始まりました。

 

始まる前から、どんな生き物がいるのかワクワクしている子どもがいて、

こちらにも、子どもたちの楽しみにしている感じが伝わってくる感じでした。

 

まず、ぶな森スタッフからの説明を聞いてから、

参加者は、自分が使う網や箱メガネを選んで、移動開始です。

朱太川の支流に向けてレッツゴー!!!

 

支流の近くに車を止めて、ふったとチコから小川に行くまでの注意点などが

説明されると参加者は真剣に聞いていました。

 

説明が終わるとみんなで少し歩きながら、

山菜などを見つけながらテクテク・・・テクテク。

生き物探しのスタート地点に着く、少し前で

参加していた子どもがオタマジャクシの大群を発見。

 

物凄い数のオタマジャクシに興奮気味でした。

 

その後、みんなで小川の中へ。

 

小川の縁を網でゴソゴソと突っついては、網の中を確認して、

 

生き物がいれば、

「これなんだろー?」と不思議そうに生き物を覗き込んでいました。

その後も小川のなかを進んでいき、浅い所、深い所があり、

 

気づかずに長靴に大量の水が流れ込み、「つめたーい」「おもーい」と

言っている子もいれば、それを見て笑っている子、

春の小川は、子どもたちの笑顔を引き出してくれる最高の場所です。

その後、小川から上がり

 

自然学校に戻り、着替えを済ませて

 

大きなタライに小川で捕まえてきた生き物たちを放して、

参加者で観察会。

 

昼食を取り、小川で捕まえたエビや魚を油で揚げて食べました。

子どもや参加者も、川の生き物を「美味しい」と食べていました。

 

小川遊びを終えても、遊び足りないのか食後もコケッツと戯れたり、

グラウンドで走り回ったり、最後まで子どもたちは元気いっぱい

楽しそうに遊んでいました。

 

今年のGWは長く、天候も心配されましたが、

無事に天候にも恵まれ、すべてのプログラムを実施することが出来ました。

 

この日が、、今年のGW最後のプログラムでしたが、

このGW中に3度のプログラムを行い、多くの方に参加していただきました。

 

本当にありがとうございました。

 

ぶな森では、今年も自然を感じられて、楽しめ、また次も参加したくなるようなプログラムを

予定していますので、是非、ぶな森に遊びに来てください。お待ちしています。

 

 

(おがっち)


GWプログラム「ぐりとぐらのカステラ作り」

2019年05月05日 20時08分21秒 | 子ども向け主催事業

今年は、長い長いGWが始まり、最初のGWプログラムは

「ぐりとぐらのカステラ作り」。

 

最初のGWプログラムは、参加者も15名ほど集まり、天候も快晴と最高のコンディションでスタートです。

 

GW前からスタッフで試作を作り、準備を進めてきました。

今回は、マナヴェールの方々が大型絵本の読み聞かせをするところから始まり

絵本はとっても有名。でも、「実際に絵本の中の食べ物を自分たちで作って食べてみる」というのは、

あまり出来ない経験なのではないかと思います。

 

絵本の読み聞かせが終わると、参加者はエプロンと三角巾をつけて調理場に移動。

絵本を見た後だからなのか、みんなの表情も明るく楽しそうでした。

 

ふったから作り方の説明を聞いて、早速2グループに分かれて調理開始です。

 

 それぞれ入れる食べ物の量などを確認して、

卵の卵黄と卵白を分けていると、早く分けられるテクニックを持った参加者が

そのテクニックを披露しようとしましたが、失敗が続き結局ゆーっくりと作業することに!!

作業も大きなミスなく進み、各グループ生地を混ぜ混ぜ。

 

子どもが自ら進んで作業に参加し、どんなカステラが出来上がるのか楽しみにしながら、

生地をダッチオーブンに流し込み、

 

みんな一緒に、お外にレッツゴー!!!

 

弱火でコトコト、じっくり焼いている間…

参加者は、コケッツと戯れたり、ボール遊びをしたり、薪割りをしたり、

思い思いの自由時間を過ごしていました。

 

そして、昼食を取り、待ちに待った「ぐりとぐらのカステラ」が焼き上がり、

参加者はオーブンを取り囲むように集まり、スタッフが蓋を開けると、

 

嬉しさと驚きが入り混じった歓声を上げて、

カステラを食べていました。

 

大小のダッチオーブンで2つのカステラが出来、それぞれ異なる味や食感を楽しんでいました。

食べた時の反応も異なりましたが、「美味しい」という反応が一番多かったかと。

そして、イタヤカエデの樹液を煮詰めてシロップ状にしてかけると、みんなの反応も変わっていました。

とっても甘かったです!!!!

 

スタッフとしても今回のカステラに満足しておらず、また別の機会に「つくりたい!」と思います。

それでも、今回のカステラ作りが子どもたちに教えてくれたことは、

「自分たちの身近なもので、多くの人と協力して作ったものは、とっても美味しくて楽しい素敵な時間」

だったということではないでしょうか。

 

参加者から、「楽しかった」「参加してよかった」「また参加してみたい」という声が聴けたのは、

スタッフ側としてもとても良かったです。

 

当日参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

(おがっち)


GWプログラム「春色に染めよう♬みんなでわくわく草木染め」

2019年05月04日 18時12分50秒 | 子ども向け主催事業

GW中盤、雨の日もありましたが、今日は快晴!
10名弱の方が集まってくださり、ポカポカ陽気のなか、草木染めスタートです。

なんと!(?)、この草木染めのプログラム。
数々のプログラムをまわすディレクターふったの、一番のお気に入りプログラムなのです。

4月のうちから、焙煎液をつくったり、試作をしたり、準備を進めていました。
ふった作の試作品はこんな感じ。いろいろないろ!

各地で様々なイベントが行われているGW中ですが、
のんびりまったり、今ならではの季節を感じられたらいいな~と企画したプログラム。

とーーーっても奥が深い染め物。
いろいろとやりかたがありますが、今回はふったアレンジで、みんなでもやりやすいやり方で染めていきます。


やり方をふったから聞いたら、早速みんなでお箸やビー玉を使って、さらしに模様づけ。
ある程度のお手本ややり方はありますが、実際どのように出来上がるかが予想できないのが楽しいところ。
みんな思い思いな模様の元をつけていきます。


    

  

さて、肝心な染め液は、みんなで学校の周りで調達したものを使います。
今回はヨモギ、フキノトウ&タンポポ、サクラの枝、白樺の皮の4種類で染めることに。
(このあと、子ども達の希望もあり、桜の花びらも追加)

材料がこんもり集まったら、お湯の入ったお鍋に投入!
ぐつぐつとしばらくに立たせている間に、わたしたちはお昼ご飯。

ちょくちょうお鍋の様子も見ながら。

  

さて、準備ができたので、いよいよ思い思いに縛ったり結んだりした布を、お鍋にGO!

そのままグツグツしておき…20分ほどでとりだしてみると、おお!?

すかさず、焙煎液(鉄と木灰の二種類)にドボン。すると…おお!
色が!

 

 

お好みで、何回か液につけたり。違う種類の液でミックスしたり。液によってはなかなか色が付きにくかったり。

つけてみるまでなにがおこるかわからない!

色がついたら、割りばしや輪ゴムを外して、模様を確認。
いろいろなリアクション!

パタパタと干しているうちに、終わりの時間になりました。

  

最後はみんなの作品と一緒にパチリ。

一見鮮やかな花から、あれ?あまり色が付かない…

となったり、一見一番渋くなりそうな桜の枝が、とても濃い色が出たり、
きれいな緑のふきのとうが、いぶし銀な綺麗なグレーになったり。

これは奥が深い!
材料や、何で焙煎するか。どれぐらい煮立たせるか。どれぐらい液につけるか。
一つ一つの作業によって、色がかわる!
今回は春の素材で染めてみましたが、季節ごとの色で染めるとどうなるのかな…
と、いろいろわくわくな染め物タイムでした。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

(ちこ)


こんなに近くに良い流れ、そして新たな食材

2019年05月03日 16時54分36秒 | 自然

GWも後半戦に突入!

明日明後日とぶな森でもGWプログラム後半戦です。
明後日の小川あそびの下見に来ました。

自然学校から車で3分ほどの場所に、こんなに遊びやすい川があります。
ここは、去年までいたスタッフ、くまちゃんが見つけた場所。
普段人が入る場所ではないので、草が生い茂っていますが
この時期はまだ歩いてたどり着ける穴場です。
ためしに網をいれてみたら、エビや川の魚がピチピチととれました。
また明後日捕りに来るからねー、と、今日はキャッチ&リリース。

イラクサ畑も広がっていたので、
最近知り合いがSNSにあげていて気になっていた、
イラクサポタージュを試作。
素手でさわるとヒリヒリするトゲを持つ彼らですが、
ほうれん草のように料理で使えるらしい。
そして栄養豊富らしい。
そしてスウェーデンや、北欧、中欧の地域では食されているそう。

レシピを調べて作ってみると綺麗な緑。
お味は…あれ、なかなかおいしいぞ?

が、野菜ポタージュでなくせっかくイラクサをつかっているので、
もう少しイラクサの青くささがほしいところ。

次回はもう少し攻めてみようと思います。


(ちこ)