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世界最速のスパコン開発へ

2013-05-06 | シンキング

今日の日経新聞のトップは、世界最高性能の次世代スーパーコンピューターの開発に着手だった。

一時、世界最速だったが、今は、3位。

常に米国のクレイ、IBMと日本の国産メーカー共同開発グループ(理化学研修所)との競争。

1秒当たりの計算速度は、1位のクレイ社のオークリッジ国立研修所では。1京(けい)7590兆回。

これが、どのくらい凄いのかを実感する方法は、光の速度に置き換えると分かりやすい。

光は、1秒で30万km進みます。

これを1京7590兆で割ると、17.06ナノメートルとなります。

ナノは、10億分の1の意味です。

 

休題:

単位の説明:

ミリメートル:千分の1メートル(10-3

マイクロメートル:百万分の1メートル(10-6)→ 千分の1ミリメートル

ナノメートル:10億分の1メートル(10-9) → 百万分の1ミリメートル

 

閑話休題:

1+1の計算を、光が、1ミリセンチメートルの百万分の17、進む間に、処理してしまうことを意味する。

定規の1ミリを、約5万等分した1(約20=17)ぐらい進む速さ。

6-10ナノメートルは、細胞膜の厚さ。

細胞膜の2倍の距離を進む距離。

最近話題の大気汚染、2.5PMは、2.5マイクロメートルを表す。

ナノは。マイクロメートルの千分の1の単位。

PM2.5は、2500ナノメートル。

光がPM2.5の粒子を通過する時間に、147回計算ができてしまう。

光が1ミリセンチメートルを通過する時間に、58,824回計算ができてしまう。

光が1メートルを通過する時間に、58,823,529回計算ができてしまう。

約5千9百万回の計算です。

凄い処理能力。

 

今日の新聞記事では、更に100倍速くする。

私がコンピューターに関わった時は、1つの計算は、光が30センチ進む距離だった。

光と電気が同じスピードと仮定したら、並列処理以外では、考えられないスピードと分かる。

処理能力を、光速に置き換えて、考えて見ました。

 

休題:

1秒間に何回計算できるかを図る言葉は、MIPS(ミップス)だった。

Million Instructions Per Second:100万命令毎秒という単位。

今は、あまり使わない指標。

1京7590兆回を、この指標に単純計算すると、17,590,000,000 MIPS。

175億9千万MIPSとなる。

MIPSの詳細は、ここを参照:

http://ja.wikipedia.org/wiki/MIPS

MIPS以前は、KIPS(キップス):

Kilo Instructions Per Secondで。1000命令毎秒