『ミス・ポター』は、ピーターラビットの児童文学作家であり、画家でもあったビクトリア・ポターの伝記映画である。
今日、BSで放送していた。
優雅に、彼女の人生を描いていた。
ミス・ポターの詳細は、ここを参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%BC
このWikipediaを読むと、史実との違いがあると書かれていた。
・ウォーン兄弟は最終的にピーターラビットを出版することを決めるが、これは、ポターがいくつかの版を自分で印刷して売った後である。また、お話はもともとノエルという名前の病気たった少年のために書かれたものだった。ノエルは、ポター家の家庭教師の子供であった。
・2匹のわるいねずみのおはなし("The Tale of the Two Bad Mice")はノーマン・ウォーンが姪の一人に作ってあげたおもちゃの家から思いついた。
・あひるのジマイマ(Jemima Puddleduck)はヒルトップ牧場にいた実在のアヒルで自分の卵をずっと隠していた。また、この話が書かれたのはウォーンの死後である。
・ウォーンは悪性貧血で死んだ。咳のせいではない。
・ウィリアム・ヒーリスは用地の管理人でもなく子供のころの知り合いでもない。また彼女の方が年上である。
・本の出版順序は史実とは異なる。
・ビアトリクス・ポターはクリスマスを伝統的な様式で祝っている。彼女はユニテリアンなのでそうはしないはずである。
私は、特に、彼女が住んでいた土地を信託にして自然を守ったところが気に入った。
信託と言えば、トラスト。
Trustとは、信頼に値すると言う意味もある。
信託銀行協会の定義は、次のとおり。
信託とは、委託者が信託行為(例えば、信託契約、遺言)によってその信頼できる人(受託者)に対して、金銭や土地などの財産を移転し、受託者は委託者が設定した信託目的に従って受益者のためにその財産(信託財産)の管理・処分などをする制度です。
別に信託銀行を推薦するわけではないが、三菱UFJ信託銀行は、粗品やカレンダーのキャラクターとして、ピーターラビットを使っている。
三菱UFJ信託銀行は、信託とは何かを分かりやすく説明するため、ポターの話も掲載している。
http://www.tr.mufg.jp/ippan/kabegami/
絵本作家のビアトリクス・ポター™は、自ら生み出し愛した「ピーターラビット®」の舞台である英国湖水地方の自然を守るために、自らの資金で広大な土地を購入しました。自身の死後、遺言によりそれらの土地をナショナルトラストに信託したことから、湖水地方のすばらしい景観が守られ、当時のままの姿で今に伝えられているのです。
閑話休題:
この映画を見終わって、少し、清々しい気分になった。