2010年02月15日 衆議院予算委員会での、菅(当時)首相の答弁
http://www.youtube.com/watch?v=6rwiz_dJCe0
菅(当時)首相の答弁内容: <( )は、目安の映像時間>
・GDPが下がる理由は、人口が減るから、労働人口が減るからと答弁(8:50)
・乗数効果は欠点とも言っている(9:30)
・マクロ経済モデルが本当に適切かどうかなと、個人的には思っている。(10:25)
・これまでの考え方を変える知見がないので、従来どおり実施している(10:35)
・私は、根本的なところから、考えたいと思っている(11:00)
・・・・・
では、経済学の国民所得モデルを見てみる。
国民所得:Y=C+I+G+(EX-IM)
Y=国民総生産 C=民間消費支出 I=民間投資支出 G=公共投資を含む政府支出 EX=輸出 IM=輸入。
つまり、需要を増やすためには、消費、投資、政府支出、輸出入からなる。
検証:
・人口は、確かに減ると消費Cは、減るかもしれない。
でも、マクロ経済モデルには、人口を指標に入れていない。
人口が減っても消費が増えたら国民総生産にはプラスに働くからである。
また、人口増が経済を発展させると言うならば、人口増のアフリカは何もしなくても経済発展するはずである。しかし、そうなっていない。
・子ども手当は、政府支出Gに該当する。
政府支出Gの総額が変わらなければ、国民総生産にはプラスに働かない。
・有名な経済学者を上げれば、アダム・スミス、エンゲルス、マルクス、ケインズ、ママーシャル、フリードマン、サミュエルソン、ハイエク、クライン等
・ノーベル賞の中に、経済学賞があるほどの難しい学問。
経済学を、一生掛けて勉強して初めて自分の学説が書けるような学問。
・一国の首相がマクロモデルを見直すなんて、到底、無理な話。
そんなことすら分からない菅さんの頭。
菅さんは、東工大応用物理卒。
経済がわかるはずがない。
分かっていれば、少なくともマクロ経済モデルをベースに話をするはず。
乗数理論も分かっていなかった。
答弁の前のちょっとしたブリーフィングだけでわかる話ではない。
もう一つ、見たくはないと思うが、別の画像。
外国人からの献金問題への菅(当時)首相の答弁:
http://www.youtube.com/watch?v=Vqo5SZCT9Ww
声に張りはないし、しどろもどろ。
お酒でも飲んでいるのではないかという答弁。
休題:
TV番組が面白くないので、最近は、YouTube映像を楽しんでいます。
普段は見ることのない予算委員会。
その人のレベルがわかるので、面白い。
追記(2013/06/16)
この無能政治家の答弁を解説している映像があった。
水道橋博士、宮崎哲弥、高橋洋一の三人の会話。