関西に住んでいないと分からないローカルな事件。
奈良市の清掃職員が、午後になると、自家用車で自宅に帰り、夕方になると職場に戻る状況を、『中抜け』と言う。
TV局が、清掃工場の駐車場から出てくる車を追跡。自宅に帰り、夕方自宅から職場にもどる映像を見たことがある。
これを受けて、奈良市は、ごみ収集などを担当する環境部職員を対象に、勤務時間中に職場を抜け出す「中抜け」の防止策として、ごみ収集センターの出入り口や駐車場付近に監視カメラ4台を設置した。
明日(25日)から本格運用すると発表した。
中には、代返ならぬ、他人の出勤カードを通す人もいて、市長は出勤管理のための静脈認証付き機器導入を目指した。
静脈認識付きの機器導入は、奈良市議会の反対で見送られた。
監視カメラについても一部職員から「犯罪者のような扱いだ」との批判も出ている。
しかし、自分の職場にそんな人がいるのに、それを指摘できない職場では仕方ないと考える。
とんでもない職員がいるのは、明白。
実は、中抜けは、現象であって、問題ではない。
中抜けしても、仕事に支障が生じていない状況をよく考えれば、人手が余っている状態とも言える。
問題は、仕事量に対してそれ以上の人がいること。
解決策は、仕事量に応じた人員への対応(人員削減)や、勤務体制(シフト)にする手もあると考えた。
先ず、仕事量の実態を、正確に、数字で把握すること。
仕事量を測定することをお勧めする。
メーカー、銀行なら、作業量・事務量調査は当たり前のこと。
私には、この手の調査のノウハウがあります。