テレビで、映画を放映する時に流れる文章は、次のとおり。
「本作品には、不適切な表現や過激なシーンが、
含まれていますが、作品の意図を尊重し、
オリジナルのまま放送いたします。」
このディスクレームは、テレビで放映する時だけの文章。
(ディスクレーム/ディスクレーマーとは、あらかじめ義務や責任などを否認し、免責されることを宣言することです。)
市販されている映画のDVDには、一切記載はありません。
当たり前である。
芸術作品に、勝手に手を加えられたら、そっちの方が問題である。
テレビの映画放映の時だけ、クレームへの対応として、表示している。
と言うことは、映画であっても、TV局にクレームを言う人がいるということとなります。
全く持って、アホな人がいるとなります。
人権だとか、差別だとか言う人は、はなから、映画を観ないで欲しい。
テレビを見る自由(権利)は、視聴者にある。
その時間、その番組を選択しているのは、見ているその人自身である。
どんな家庭でも、絶対に見ないといけない状態(強制)になることはない。
自分が選択した番組に、クレームを言うこと自体が、論理的でない。
低俗な内容であると知っていたら、最初から、見なければ良い。
私も、テレビを見るのは好きな方であるが、嫌いな司会者、嫌いな出演者などから、絶対に見ない。
自分にとって不快と感じて、TV番組を見ることは無い。
番組を選ぶのは、視聴者の自由であり、権利である。
逆に、毎回、番組が開始される冒頭に、「この番組を見るのを決めたのは、あなたです。」と表示したら良いも思う。
そしたら、自責で選択したものにクレームすること自体が可笑しいことになる。
その映画を初めて見た時に、残酷なシーンがあったからと言って、映画館にクレームを言う人はいない。
その時は、目を閉じればよい。
そもそも、映画は、作品として受け入れると言う条件で成り立っている。
映画好きな私も、期待を裏切られた作品は、沢山ある。
だからと言って、金返せとは言わないし、言えない。
(本当は、半分ぐらいお金を返して欲しいと思っている。)
話題を替えれば、初めて入ったお店で、食事が不味かったお店もありますよね。
だからと言って、金返せとは言わない。
チャントお金を払って、2度とその店には行かないだけである。
映画も、監督が誰であるかで、ある程度、内容を見極める必要がある。
逆に、監督名から、その作品を見極めるぐらいにならないといけない。
毎回、「オリジナルのまま放送いたします。」を見ると、そんなクレームを言う人は、TVの映画を見るなと言いたい。
何時の日か、TVの映画番組で、このディスクレームが表示されない日が来ることを願っています。