新聞記事やTVで、体操男子のメダリストとの記者会見の内容が明らかになりました。
決勝戦の5種目までは、ウクライナのベルニャエフ選手が独走していました。
2位の内村選手とは、0.901点差です。
最後の鉄棒競技で、先に演技した内村選手は、15.800点。その後、演技したベルニャエフ選手は14.800点でした。
結果、内村選手の総合得点は92.365点となり、わずか0.099点の差で、内村選手が大逆転した形となりました。
体操男子個人のメダリストとの記者会見は、次の内容でした。
記者:「わずか0.1ポイント差の勝利です。あなたは審判から気に入られていたと思いませんか?」(英語の質問原文は入手していないので、一部メディアの訳です)
内村選手:「僕が審判に気に入られているということですよね?。(若干、語気を強めながら)そういうことですよね。 いや、全く、そんなことは思っていないです。やっぱり、みんな、皆さん、どんな選手でも公平にジャッジしてもらっていると思うし、やっぱり、自分の準備してきた演技を、審判にどう評価されるか。そこは、審判も、同じ人間ですけど、やはり、そこは、やはり、そう言う感情は入れていないじゃないかと、僕は思います。」(映像を見ながら、本人の発言通り記述)
この質問にベルニャエフが答えた:「誰でも個人的な感情は持っているけど、スコアは神聖なものだと、みんなは知っている。今のは、無駄な質問だと思う。この伝説の人間と一緒に競えあえていることがうれしい。世界で一番クールな人間だよ。内村選手と闘えたことは、私にとって、素晴らしい経験だったんだ。」(英語の質問原文は入手していないので、一部メディアの訳です)
何と言う神対応なのか?
ベルニャエフ選手が、好きになってしまいました。
内村選手が記者会見した発言内容:(映像を見ながら、本人の発言通り)
・金メダルを取れたと言う実感よりかは、本当に疲れ切っていたと言う感情の方が勝っていました。
・今回ほど、負けるんじゃないとか思った、試合は、今までになくて、でも、まあ、今日は、最後の鉄棒が、凄く自分の中では良かったので、この鉄棒の、演技内容で、負けても、僕は悔いはないと思いました。
・オリンピック2連覇目で、0.1差もない、それくらい迫ってきた選手が、出てきた。もう、次、オレグ(・ベルニャエフ)選手と一緒に試合をして、勝てる自信はもうありません。ここまで、日本の個人総合が強いという歴史を、僕は作ってきたので、それを受け継ぐ選手も出てきて欲しいですし、オレグ選手には、もっともっと、難しことをやって、誰にも追いつけないところまで、いって欲しいかなとも思っています。
多分この会話の後、例の記者の質問になったのではと想像しております。
TVでは、TV局で編集した上で放送しているので、発言の順番は分っていません。