はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

夏井先生、恐るべし。

2014年08月20日 | 湿潤療法
東京から熊本に帰ってきて、この二日間は夏井先生との接触を反芻しております。
以前に、" 蓮尾 " でアップしましたが、蓮尾は私が頭の良さで負けたと思わされた初めての人間でした。
そして、夏井先生との接触で、私は二人目に遭遇したと確信しました。

思い起こせば、不思議なほど蓮尾との共通点が見いだせます。
飲みながら私は湿潤療法や糖質制限とは無関係な、亜鉛欠乏症やビタミンCを話題に乗せたのですが、
夏井先生はどちらにも一家言持っておられて、自分の知識と考え方をはっきりと披露されました。
私は、ささやかな反論を展開しようとしたのですが、たちまち論破されてしまいました。
例えば、私はビタミンCの必要性を強調したのですが、夏井先生はそれほど大切な物では無いと言われます。
そして私に、いつ頃からビタミンCの重要性が指摘されだしたのか知っていますかと質問されました。
私は、" 大航海の時代でしょう。当時は船にリンゴを入れた樽が載せられていましたから。 " と答えました。
すると夏井先生は、当時はビタミンCの概念は無かったし、帆船にリンゴ樽を積むことは稀だったのですよ。 "と言われます。

まあ、今考えれば、ビタミンCが発見されたのは1931年なのですが、幼いころから物語などで信じていた
帆船にはリンゴ樽が積んであるという常識が、簡単に崩されてしまったのです。
夏井先生の知識の豊富さに驚かされてしまいました。

ただ、何故、夏井先生は、そのような知識をお持ちなのでしょうか?
もしかしたらブラフかもしれないとも考えます。

しかし、ブラフであったとしたならば、それはそれで、反って夏井先生を尊敬してしまいそうな気がします。