スカイラインの燃費は街乗りで5.4でした。しかもハイオク指定ですので、時代に背を向けたような車です。
私は”カッコイイ車”に憧れ続けてきた世代に属しています。
親がかりではありますが、最初に手に入れた車は、三菱のギャランGTO、1700SL、2ドアクーペでした。
独特のロングストロークエンジンで、低速トルクが力強く、乗り回しやすい車でした。
そいつを3年半後に初代RX-7に買い替えてもらいました。
こいつはGTOとは真逆で、ロータリーエンジン特有のみごとな吹け上がりを見せる一方、3000回転以下のトルクはスカスカでした。
この2台の経験から、トルクフルな車を指向するようになりました。
3台目はオヤジのお下がりで、430(ヨンサンマル)のセドリックでしたが、足回りがフニャフニャでした。
阿蘇のワインディングで速度を30Km以下に落としても車体が傾いて、タイヤが鳴く始末でした。
以後、親がかりを卒業して、自分で買い替えていくのですが、記憶をフルによみがえらせて列記してみます。
ファミリア、ギャランGTO2000GSR、ファミリア、CR-X、カムリ、180SX、サイバーCRX、レジェンドクーペ、レジェンドクーペ、MRS、でしょうか。
カムリ以外はすべて2ドアです。
最も気に入った車はサイバーCRXです。トルクもあるし、上も回るという素晴らしいエンジンでした。
足回りも、ハンドルもカチッとしていて、10cmも隙間があれば安心して飛び込んでいけるような信頼性がありました。
最も楽をした車は、中古を2台乗り継いだレジェンドクーペです。乗り心地と運転性のバランスが絶妙で、高級車の値打ちを初めて知りました。
最低だったのは、一度はオープンカーを経験したいという理由で購入したトヨタのMRSです。
あまりにも直進性が悪いので、ロングドライブに出かける意欲が湧きません。アライメントをいくら調節してもダメでした。
それに、オープンで走るチャンスは意外と少ないのです。夏と冬はまずダメです。(やせ我慢が必要です。)
春と秋も、雨だとダメなのですが、晴れてもシンドイのです。
長時間、日差しを浴びて風にさらされると、それだけで疲れ果ててしまいます。
結局、5年間所有して、たったの15000Kmしか走らずに手放しました。
こいつのせいで、仕事用のボンゴを足代わりに使う習慣ができてしまったのです。
最近の若者は”カッコイイ車”を指向しなくなったそうですが、原因はメーカー側にもあると思います。
レヴィン、トレノをチープにして消滅させたトヨタ。 シルビアを豚にして見捨てた日産。
モデルチェンジの度にプレリュードのデザインに失敗を重ね続けたホンダ。
RX-7を4枚ドアにして昆虫系の顔にしたマツダ。(RX-8のことです。)
死屍累々ですね。 写真は若かりし頃の妹と、私のRX-7です。
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