朝から山も里も霞んだよう。私は中国北東部のタクラマカン砂漠(ゴビ砂漠が正しそう)から飛来するとずっと思っていました。が、今朝の新聞記事でモンゴル高原周辺からである砂漠の砂ではないと知りました。先入観って怖いですね!
花粉や汚染物質も混入しているようで、妻は迎えに来た頃から鼻水タラタラになりました。
冬鳥は激減しているが、レンジャクは果たしてどうだろうか?と、思いつつ動物園方面へ行くと、
近間の木に数十羽、止まっていました。ほぼヒレンジャクの中に僅かな数のキレンジャクで構成。
リンゴの甘酸っぱい香りが漂い、彼等にはもうたまらないでしょうね!私の存在が邪魔ですが。。。
しばし見ていると、ヒヨドリもたじたじする時と、占有する時とがあって面白い。
冬鳥はオオカワラヒワとジョウビタキ(♀)、ツグミを見たくらい。。。後は草花に目を凝らす。
蕗の葉っぱを縫って突き出た一本のツクシも被写体です。
歩道の柵下にムラサキケマン。繁殖力が強く、我が家では結構間引きをしています。
タンポポと違い容易に抜ける所に好感が持てます。しかし、ケシ科で有毒。食べてはいけません。
石垣にしがみつくように「見てよ!」と言わんばかりのヤマツツジ。今年の開花は早過ぎ。
蕾もいいね!園芸種より在来種です。山では。。。
姿をくらましていたヤマガラが梢でさえずっていました。恋の季節なんですね!
黄色い花を開くクサノオウのトゲトゲ蕾に露が付いてます。結構冷え込んだ証しです。
今は盛りと華やぐ中、ひっそりと突き出した枝先に咲く貴方に乾杯!(ヤマブキ)
石垣をバカにするんじゃないよ!。。。。な、なんと!ナルコユリが花を付け鎮座していました。
露に濡れたテカリか?ウバユリの如何にも大きくなりそうな葉っぱは日光をむさぼっていました。
近くにショカッサイ。ハナダイコンと言った方が分かりやすいか?思わず立ち止まる紫の花です。
今日はまだまだ終わりません。古民家近くに咲いていたタンポポはもう綿毛を飛ばしそう。
総苞片が反り返らず、セイヨウタンポポではなさそう。葉からすると在来種に近い交雑種か?
→ 後日確認したらセイヨウタンポポでした。
ニガイチゴも随分早い開花です。
ツル植物のアケビも然り。全開直前で~す。
迎えの時間を携帯のアラームが告げる。急ぎ坂を上ると、早く着いた妻が向こうから下りてきた。
合わせたようにゴジュウカラが2羽現れ、ヤマガラも1羽。これは正に、餌付けの影響。
柵の支柱で行ったり来たり。。。。慙愧に堪えないなぁ~。
手の届かない高さにおいしそうな芽。苦味が強いハリギリも天ぷらにすれば正に旬(春)の味。
駐車場へと向かう坂道沿いにも花が咲く。ヤマエンゴサクは所謂「春の妖精」の一つ。
先ほども登場したクサノオウはトゲトゲを茎まで纏い、如何にも「有毒だぞ!」と告げている。
花弁はよく見ると面白いイカリソウ。これもスプリングエフェメラル(春の妖精)と言いたい!
花はまるでシースルー気味のネグリジェの様です。
アズマイチゲは見られなかったが、もうすぐ白い群落となるコンロウソウが丈を伸ばしています。
今年は花が早い。気が早いのは人も然り。Nさんは夏鳥「センダイムシクイ」の到来を、Tさん
は「ハギマシコ」の立寄りを求めて来たと聞く。いやはや私も同感であります。