今朝もカラッと晴れず、湿度が高い。声は聞こえてくるものの鳥の姿は遠い。セミはもう鳴き始めて
いてうるさい。緩やかな坂を上ってゆくと、脇の木から花びらがパラパラと落ちてきていた。おまけ
にブンブンと賑やかに羽音が聞こえてきた。ハナバチたちが集まっているようだった。
樹木はどうも苦手なので写真を撮って家に帰り調べたら、どうやらエンジュが近そうだ。
カツラの木からは焦げた砂糖様の甘い匂いが漂い、植込みのムクゲも花を付けている。夏である。
水路が落ち込む池の端にキセキレイが一羽、水辺を探っていた。
暫く行ってなかった森の里に足を延ばす。汗を拭いて一休みして下る途中、突然、小鹿2頭に
出っくわした。目を合わせたものの、すぐに逃げてしまった。無論、カメラは間に合わず。
鳥達は高い所を行ったり来たりで捉えにくい。必死に双眼鏡を上に向ける。
ヤマガラの若鳥がシジュウカラやメジロやエナガ達に混じって活動中。
オオムラサキでも見れないかな?と、東屋まで行くと、ゴマダラチョウが一頭下りていました。
しばし見ていたが、柱の陰から出ることなく、盛んに何かを摂取していた。今年は、鳥も少ない
が、オオムラサキを始めチョウ達もかなり少ないように思う。
カシワの木の中にうごめく影。。。。。キビタキの若鳥のようだ。ピントが合わせにくいぞ!
8:30頃になって夏空が広がり、湿気が取れ、信州の夏らしい天気になった。散歩にきたTさん
達と言葉を交わす。と、目の前の柿の木に小さなセミが飛んできた。ニイニイゼミだった。
木々の下で休んでいると、今度は足元にセミが落ちてきて、盛んにもがき始めた。
ヒグラシのようだ。本当はやってはいけないのだが、手でつかまえて、木の枝に乗せてやった。
何年も土の中にいて、羽化して2週間しか生きられない短い命を思いやってのことだ。
日陰ではオオウバユリの地味なラッパがあちこちで咲き始めている。
枯れてゆくのか?変異なのか?縁が白けたミツバが目を引いた。
かなりの高みを仰ぐため、全身がなかなか撮れない。コサメビタキも若鳥であった。
エナガも遥かで上である。
帰途、ダイミョウセセリが葉に付いた鳥の糞(体の下)に止まっていた。
歩道の柵にはフキバッタの仲間。