そんなわけで、5 日ぶりに訪れた公園は意外に静か。月末に行われる「りんご音楽祭」用の白い
テントが橋の向こうに見えていた。サルスベリの木の中行き来していたメジロ達が去ってしまう
とほかの鳥達も姿を隠した。こんな時はチョウやトンボで紛らわす。珍しく、シジミチョウが翅
を少し開いていた。普通に見られる小さなチョウだが、瑠璃色の翅はなかなかの物だ。
ツリフネソウが咲き、ヤブランは緑の実を並べている。蒸して暑いが植物たちは秋を敏感に
感じているのだろう。流線形のセセリチョウも見られるようになった。(チャバネセセリ)
鳥達も間歇的に現れる。暑いのは人間ばかりじゃあ無いよ!メジロが水浴びにやって来た。
林の藪薮の下、小さな沢身は最高の水場。暗くて写真が撮りにくい所である。水浴び後、毛繕い
するヤマガラもボケた周囲を切り落とし、イケ面だけをピックアップしました。
気持ちよさそうですが、ちょっと浴びすぎでは?でも、今年はこれが正解かも?
晴れた割には蒸し蒸しし、日陰でも汗が止まらない。もう、亜熱帯性の気候である。
林縁の暗がりはそれでも涼しいのか?メタリック色のアジアイトトンボが止まって動かない。
頭でっかちが私の自慢。離れ過ぎた眼は何でも見通せます。首相候補諸氏の思惑さえ。。。。
空き家の周りに生えたセンダングサ(小さい頃、実はバカと呼び、相手の上着に投げ付けあって
遊んだことを思い出す。)の仲間にオレンジ色のチョウが吸蜜。こんな小さな花も蜜源なのね!
ツマグロヒョウモン(♀)の翅裏は目を引き付けます。これって、敵に見つけられやすいのでは?
少なかった夏鳥ももう帰ってしまったのか?全く姿を見ない。タカの渡りは今一と聞くが。。。
イトトンボが止まった近くにムカゴがあった。あれ?もしかしてヤマノイモ?ツルは左巻きだった。
折角なので、10 個ほど採って帰った。触ればポロリと手のひらに落ちる。調べたら、「葉が対生で
ある」(葉が柄の根元から対になる)ことが見分けのポイントの一つだった。う~ん、見落とした。
後は茹でて苦く無ければOK!茹でて貰って夕餉にかじりました。Oh!少しヌルミがあって苦味
なし。と、いう事はこの根元を掘り起こせば。。。大きさはともかく、自然薯ゲットとなるんですね!
そうこうしていると、迎えの時間になった。緩い下り坂脇の薮化した生け垣のエノコログサに、
すっかり定着したウラナミシジミがちょこなん。翅の裏表がいずれも秀逸だと私は思う。
ヒラヒラ舞って、今度はアレチウリへ。。。。。翅裏が名前の通り波打っています。
アカスジキンカメムシの幼虫が止まりました。接写レンズを装着して撮ろうとしたら、もう去ら
れてしまいました。成虫の鮮やかさとは程遠い白黒パンダ模様の5齢(最終)幼虫でした。
トリの鳥も留鳥で~す。小さな実をくわえてさっそうと幹を駆け上がるゴジュウカラでした。