爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

山整備は難しい

2009年10月30日 | 日記
 県南部の伊那・JA富県(トミガタ)のグリーンツーリズム活動の茸山に応募し、当選したのは6年前(H.15/2003年)のこと。放置された山林を整備し、採れた茸等を採集出来ると言う趣旨であった。

 充てがわれた区画は雑木が繁茂し、とてもキノコが(特にマツタケは)生えるとは思えないほどであった。温暖化の先駆けであるのか一番繁茂していたのが「ソヨゴ」であった。こいつは横枝を盛んに伸ばし切って片付けるのが大変である。

 狭いエリアではあるが初年度に兎に角、雑木は切りに切った。有望な場所は区画の1/3程で積もった松葉、マツカサ、小枝も綺麗に掻いた。あとの講義で知ったのだが、高低木の環境が大切で、初めは皆伐せず、キノコの発生場所をインプットしてから対応が必要とのことであった。しかし時既に遅し。私はもうその時点で皆伐状態であった。

それでも幸いな事にマツタケが発生する場所が一箇所だけあったので、その年に80gの開いたものが1本採れた。これはと期待していたが、翌年(H.16)は1本、H.17はゼロ、H.18に7本、H.19は2本、去年と今年はゼロである。

山整備の難しさはイコールどういう環境がベストであるのか知り得る事だと思う。キノコと話が出来れば問題は解決するのだが、樹齢、地質、地形、周りの樹木の種類と背丈、日当たりに風通し、斜面の向き等々、経験者の話や書物の記載だけでは埋めようが無い。余分と思われる木を切り、積もった葉を掻いて、果たして何年後に成果が得られるのか?全てはその場所での研鑽が一番なのかも。。。。
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今年最後の収穫-クリタケ

2009年10月30日 | 日記
 今年は 9/25 以降、全くと言って良いほどキノコの姿を見なかった。マツタケは30本程の収穫(例年の2割~3割か)で虫食いが多く、それ以外のキノコの収穫はほぼ無し。毒キノコさえ出ていない最悪の出来だった。9月の乾燥が恨めしい!
記録ノートを遡ってみると、平成4年以来の不作である。
この年マツタケはゼロ、クリタケを1、2回しか採っていない。やはり9月は極端な少雨であった。

 今日は半日休みを頂いて、17日の雨後に期待してみたが、尾根への登りでクリタケを採ったのみ。1,200m位の高さの所はもう落葉。松葉がうっすらと積もり、リスが木の実集めに忙しい。鹿の鳴き声も頻繁では無くなった。樹間から望む常念岳には雪は無く、お隣の大天井岳には見られると言うのもこの時季ならではの面白い現象である。無論その奥の槍、穂高は冠雪状態。
そう言えば29日に伊那へ行った時に眺めた南アルプスも同様で、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳には雪が見られず、後方の間ノ岳や農鳥岳にはそれが残っていた。

11月に入ってすぐ、寒気が南下する予報なので今日がおそらく今年最後のキノコ採りと成るだろう.....。


    埋もれている枝から綺麗に生えていた

    今日唯一の枯れた株付近での全収穫
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キノコは依然姿なし

2009年10月04日 | 日記
 雨なし9月の影響はやはり大きい。
10月にはいると先ず発生するホンシメジはおろか、毒や食不適のキノコすら姿がなかった。雨後の昨日半日の照りではさすがにキノコも出る要件に至らずといったところか!今日一日「日」が当るので、今週末には期待できるか?希望の陽射しであって欲しいものだ!
8時間近になり霧も取れ、青空が広がる。今年は異常気象を知ってか、ドングリが山道にタップリ積もっている。そういえば、8月に栂池高原から白馬大池へ行った時のゴンドラの中で、今年は例年になくオオシラビソの実の成りが非常に多いと案内があった。植物もこの旱魃を敏感に予感し、子孫を残す策をとったのかもしれない。
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